介護福祉士をめざすかれんは鴨川へ移住することをついに決意する。遠く離れてふたりの関係はどうなるのだろう。かれんを応援したいけれど、行って欲しくもない勝利の心は複雑だ。離れていても互いの思いは変わらない、彼女だって同じはず。それはふと触れ合う瞬間にだって、充分すぎるほど伝わってくる。でも確かめたい、彼女の言葉で、その胸の内を。シリーズ9弾。
楽しい焼肉パーティー…のはずだった。オーストラリアから一時帰国した秀人さんを囲んだにぎやかな会が、一転、激しい兄弟ゲンカに。さらに運の悪いことに、仲裁に入った勝利の頬に強烈なパンチがはいった。顔面が腫れ、歯を失い、部活を休んだ勝利のもとを星野りつ子が見舞いに訪れ、これまでとは違う一面を見せる。一方、かれんはひとり悩みを抱えているが…。セカンドシーズン第3弾。
房総で一人暮らしを始めたかれんは、いつのまにかしっかりと成長し、“おとなの女”になっていた。そんなかれんを、年下の勝利はまぶしく見つめながら、どこか寂しい想いも抱えるのだった…。満ち足りていながらも、勝利の心は不安や焦りに惑い続ける。村山由佳のハートフル・ラブストーリーSecond Season、第2巻登場。
音楽はバッハやヘンデルから始まる、と思われていたのはそう遠い昔のことではない。あの爽やかなヴィヴァルディの「四季」が鳴り響いたのは、昭和30年代であった。バロック音楽があるという発見は、人びとに生きる力と喜びを与えた。そして1980年代のいま、バロック音楽の生まれたままの響きを再現しようとする試みが盛んである。バロック音楽とは何か。その全貌と今日的意義を解く。著者は教会音楽やバッハの研究ですぐれた業績をあげ、第1回辻荘一賞を受けた(1988年)気鋭の音楽美学者である。
1969年以降、ささやかながらも壮絶なサヴァイヴァル戦を展開してきた缶コーヒー産業。その栄枯盛衰を20年に及んで採集された空き缶を眺めつつ検証する。自動販売機で埋めつくされた現代日本の日常を軽やかに走り抜ける視線。世界はまだまだおもしろい。
愛することは、生きること。ハンディがあっても、愛したい、愛されたい。
自分の心を初めて奪った相手。そんな大切な存在を、絶対に失いたくはない。そして、人は誰かに愛され、必要とされていると思えればこそ、自己の存在を肯定できる-。内科のプリンス菊地をはじめ、外科の青木、脳外科の桜井、放射線科の立花など、アイドル並みの医師たちを擁するN大附属病院。彼らが言い寄る女たちになびかない理由-。それは、それぞれが確固とした愛を胸に秘めているからだった。
おいしい珈琲に出会いたい…!作家の日常を彩る「珈琲」の香り。
あなたの「なぜ?」「どうして?」を次々に解決しちゃう珠玉の話が満載。
なっちゃん・BOSS・DAKARA、サントリー飲料、加藤芳夫の商品ディレクション。数々のヒット商品はどの様にして生まれるのか?アートディレクター加藤芳夫とスタッフたちが築き上げた開発手法とは?数値から解明できない疑問の数々が、人間を見つめることで見え始めた…多くのエピソードから語られる商品づくりの秘密。
世界的に有名な6つのブランド、スターバックス、デルコンピュータ、ウェッジウッド、エスティ・ローダー、ハインツ、マーシャル・フィールド。これら6つの異なる業界・時代背景で新市場を創出した、起業家たちのビジネス史を追いながら、彼らがいかにして消費者の信頼を勝ち取り、その確固たる地位を築き上げたのか、その不変的ブランディングの法則を探る。
コーヒー及びコーヒー関連事項を本項目と別項目に分けて解説したコーヒーの事典。本項目は見出し語を五十音順に配列し約900項目の用語を解説、別項目は「テーマ別」と「知識と実際」の観点からコーヒー関連事項を収載している。
食堂型から、セルフサービス型まで脱サラでも評判「カフェ」は作れる!自らのセンスを活かした空間を実現できる、カフェが注目されている。カフェのオーナーを目指す人は多い。飲食店は未経験、少ない予算、だが、ブームで終わらず、息長く続けられるカフェをつくるには?カフェで成功する開業法を紹介。
テネシーの片田舎からNYにやって来て2年、マンハッタンのど真ん中で、必死にもがいて生きてきた黒い肌のジョーダン。幼い頃の葛藤を心に病んだまま、精一杯独り立ちし、アーティストとして成功を収めつつある白い肌のキンバリー。NY。死人だって必死に歩きつづける街。敵も味方もすべて自分次第の街。そんな不安定な日常のなかで、ふたりは出会い、恋に落ちた。お互いの違いを知りながら、どうしようもない情動に突き動かされて…。肌の色なんて関係ない、なんてとんでもない。愛しあえばそれだけ、理解したいと願うだけ、すれ違う想いに苦しんでゆく。元恋人との妊娠騒動、そして愛する兄弟の失踪事件も手伝って、つぎつぎと波瀾を迎えるふたりの恋の行く末はー。
ダーツと円周率、国防省発表の虚実、ワールドシリーズのオッズ…理屈で分からなければやってみればいい。ちょっと意外なふるまいもする確率論の“リアル”な世界。「モンテカルロ法」から「モンティ・ホール問題」まで、自分で試してみる確率論の実験室。
ロングセラー『マックス・ゲルソン ガン食事療法全書』の最新続刊。60余年の歴史と実績が物語る信頼の結晶。