ブラジルはいろいろな意味で「大国」である。まず「インフレ大国」=年率900%をこえる超インフレ社会、「デノミ大国」=20余年の間に3度のデノミ、「債務大国」=世界有数の借金大国…しかし、国際情報通は、ブラジルこそ、無限の可能性を秘めた「21世紀の大国」だと指摘する。来世紀の大いなる飛躍をめざすブラジルからの商社マンレポート。
最高の音で楽しむために!
この小さな本には、さまざまな種類のコーヒーとそのいれ方を紹介しています。軽く風味豊かなケニア、こくのあるコロンビア、そしてあまり知られていないモンスーン・マイソール、オールド・ジャワなど数多くのコーヒーが登場。好みの味を作り出す豆の炒り具合、ひき具合、そしていれ方も紹介。もちろん、中東からコンスタンチノーブルを通ってヨーロッパに伝わった歴史やコーヒー生産国の事情についても、欠かさず記しています。
アメリカの巨大な金融取引の街を舞台に、証券マン・投資家・アナリスト・ブローカーたちが株をめぐって繰り広げる上を下への大騒ぎ、ひねりの利いたアメリカンジョーク、伝説のギャンブラーたちの悲喜劇、意外なジンクス、おかしな失敗談などなど、喧噪とジョークにみちた彼らの日常をいきいきと描いた、愉快なエッセイ。
本書では、人間そして音楽家としてのいつわりのない姿のバッハの一生を、エピソードや作品とともにモザイク模様に描いた軽いタッチのバッハ入門書。
日本にも人の心を動かせる経営者がいる。デフレを駆け抜ける飲食企業経営者8人。
“ルームメート募集ー女性またはゲイの男性に限る”雑誌にそんな広告を載せたラナのもとに、とびきりハンサムな男性がやってきた。いい男はみなゲイなのね。ラナはがっかりしながらもさっそく彼を自分のアパートメントに案内した。一方、グレッグは美しいラナに会って驚いていた。この女性が雑誌で恋人を募集していた“コーヒーガール”なのか?広告を見た弟の代わりに、彼女に会いに来たのだが、いきなり自分の住まいに誘うとは、ずいぶん積極的じゃないか。寝室に入ったところで「どう思う?」ときかれ、グレッグは衝動的に彼女にキスをした。ラナが応え、次の段階に進もうとしたとき…彼は部屋から叩き出された。
ガンを発病した妻に、不器用ながら精一杯の思いやりをみせる夫との日々を綴った表題作をはじめ、一人の児童の笑顔から、貧しかった少女時代を思い起こす「麦ご飯」“落ちこぼれ”盲導犬の最期を看取った「我が家族ライリー」など、流れ行く日常に潜む哀歓を、透徹した眼で拾い上げた、珠玉の短編エッセイ集。第2回碧天エッセイグランプリエッセイスト大賞受賞作。