最高の音で楽しむために!
大量生産の小洒落たカフェじゃなく“ソーダ水”や“ミルクセーキ”のある喫茶店に入りたい! そんなヤングの渇望する空間が、喫茶ロック・シリーズには満ちている。“せつなはずかし”くてポップな70年代の扉は、カランカランと鳴りながら優しく開く。
待望のファースト・アルバムは、全詞全曲が京田の手によるもの。聴き進むうちについのめり込み、対峙してしまう。彼女のオリジナリティが確立されている上、それが際立って美しいからだろう。歌い方は、某人気ヴォーカルたちのクセを彷彿とさせる。