鑑賞されることを目的としない真に純粋で生の芸術。起源、概念、作品の特徴、愛好家やコレクター、近年のブーム、美術館や市場まで。ラカン派の精神分析家が概説。
カーネルは、他の子には見えない「あるもの」が見えるために、いつも変人あつかい。ある日、カーネルは思いがけない事態に直面し、いままで知らなかった世界や、自分の意外な才能に気づいた。しかし、彼をまっていたのは、悲しい運命だった。
免疫者のはずなのに、魔法を使えるようになったケイティ。魔力が戻ったボーイフレンドのオーウェンに、魔法の使い方を教わる毎日だ。そんなある日、ケイティはアシスタントの様子が変なことに気づく。エルフを扇動するビラが配られ、(株)MSIに勤めるエルフたちが動揺しているらしい。ひそかに調査に乗り出したケイティとオーウェンに敵の魔の手が…。大人気シリーズ第七弾。
3年前、イザベルは秘書の代理として派遣された先で、イタリア人侯爵で実業家のコンスタンティンに見初められた。貧しい炭鉱の村で育ったイザベルとでは身分が違いすぎたが、二人の情熱は激しく燃え上がり、彼女はやがて妊娠。コンスタンティンは責任を取って結婚を申し込んだ。だが、ほどなくして不幸にもイザベルは流産してしまう。急によそよそしく冷淡になった夫に、彼女は言葉を失った。大切な我が子が亡くなったというのに、なぜ平気でいられるの?結局、あなたが愛情深く振る舞うのはベッドの上だけー傷心のイザベルは家を出るが、彼から復縁を打診されて…。
ゴビ砂漠の農業労働者からウォートン校のプロフェッサーとなり、アジア有数の投資会社の会長兼CEOとなった著者が見た文化大革命下の中国、冷戦終結前後のアメリカの姿とは?
ピエール・ブーレーズ円熟期のインタビュー。その生い立ちから修業時代、綺羅星のごとき知識人たちとの交流、芸術・教育・政治・組織論まで語り尽くす。
(株)マジック・スペル&イリュージョンは、ニューヨークの魔法界で魔術を開発販売する会社。CEOはなんと伝説の大魔法使いマーリンだ。シャイで赤面症の研究開発部理論魔術課の責任者オーウェンと養母、素直に愛情を表現できない二人の心の交流を描いた表題作ほか、本国でも未発表の特別な短編一編を含む全四編を収録。日本オリジナル編集で贈る、大ヒットシリーズ初の短編集。
本書は、社会心理学者が社会的な相互関係の複雑性を解き明かすために用いてきた理論や研究を、看護に沿ってわかりやすく紹介するものである。社会心理学者が日常の相互関係を分析し説明するために用いているツールをナースに提供し、そのことによってそうしたツールを看護の対人的な相互関係、最も重要なナースー患者関係だけでなく、ナース間の関係、ナースー医師関係をより効果的に発展させるために応用できる。さまざまな相互関係についての社会心理学者のこれまでの探求を紹介し、読者がそれと結びつけながら、看護を構成する健康とケアに関連する業務を考えていけるよう本書は構成されている。
主人公のジェベルは、やせっぽちの少年だ。彼の住む町では、死刑執行人がとても名誉ある地位にある。ジェベルは父のあとを継いで死刑執行人になるため、奴隷のテル・ヒサニと試練の旅に出かける…。勇気とは、愛とは、友情とはなにか!?作家ダレン会心作。
食育絵本。読んであげるなら4歳から、じぶんで読むなら小学校低学年から。
シリーズ第3幕の始まりは、第1幕のラストシーンから四か月後ー。ダービッシュとグラブスが向かった先はホラー映画「スローター(大虐殺)」の撮影現場。そこで子役がつぎつぎと消えていく不可思議な事件が起こる…。事件は悪魔のしわざなのか!?子羊vs魔術同盟vs魔将ロード・ロス緊迫の戦い。
第二次大戦下、原爆開発競争のゴングが鳴った。米英の「マンハッタン計画」に天才科学者が集結し、その情報を盗もうとソ連のスパイが暗躍する。一方で、ヒトラーも原爆製造を進めていた。現在世界に1万6千発以上、私たちの時代を決定的に変えてしまった核兵器開発の知られざる物語。ロバート・F・サイバート賞、全米図書館協会ヤングアダルトサービス部会ノンフィクション部門最優秀賞受賞作。
今世紀もっともセンセーショナルな作品を残した画家ベイコンの、はからずも死去直前に行われた対談。本書の対談テクストに、D・シルベスターらベイコン研究者によるインタヴューや親しい人々の証言を対照させ、最新のベイコン研究の情報を網羅した詳細な訳注を付加。ベイコンの主要作品とともに、ピカソをはじめその作品創造に影響を与えた絵画・写真をあわせて収録。
あこがれの彼とのはじめての正式なデートの朝、待ち合わせ場所に現れたのは、さえないフェアリーゴッドマザー。どうにかお引き取り願ったものの、肝心のデートはお流れ。一方、魔法の悪用を企む一味が派手な広告戦略に打って出たため、対策を講じるはめになった(株)MSI側。ケイティはまたしても危険な任務につくことに…。おしゃれでキュートなファンタジー。シリーズ第三弾。
その夜、ローレンは愛するラモンに妊娠を伝えるつもりだった。ところが二人の将来に話を向けたとたん、衝撃の事実を告げられた。ラモンは、実は巨大コングロマリットのCEOであり、さらにはスペインの公爵家の跡取りだというのだ。いずれ貴族の血を引く“ふさわしい女性”を花嫁に迎える、とも。ローレンは、何も言えずに彼のもとを去るしかなかった。1年半後、育児と仕事に忙殺される毎日を送るローレンの前に、ラモンが再び現れて命じる。「愛人として戻ってこい」怒りと屈辱、愛し子の存在を知られる恐怖にローレンは震えた。