仕事と家庭の両立を試みている多くの父親と母親に贈るアグネス・チャンからの新たなメッセージ。少子化日本に一石を投じる話題の書。
ジェンダー論の多角的広がりを問う初学者のための包括的ガイドブック。文学・芸術・医学・政治学…におけるジェンダーとは。歴史・理論・諸学とのかかわりを総合的に考察。ジェンダー・フリーな社会・学問のあり方を探る。
経済学の領域を超え、開発論・政治・思想・倫理などにも影響を与えるセンコノミクス。その基本概念を、詳細な用語解説とともに解き明かす。
超高齢化と超少子化の間で人口問題を考える。日本の労働力の問題、移民の受入れと労働力確保の問題、女性労働の問題など専門家がデータに基づき、その予測と対応策を示す。
「性差」や「文化的・社会的性」と訳されるジェンダー。その概念が日本に導入された際の困難を辿り、ジェンダー史成立までを描く。研究をリードしてきた著者の多彩な成果を集めた、ジェンダー史を学ぶ人々に贈る必読の書。
近代日本の隠された罠を解き明かし、未だ清算されない、そして現在ふたたび問われる“道徳”“教育”“女性”の深層に迫る。サントリー学芸賞受賞作『御一新とジェンダー』を経て、遂に舞台は明治・大正・昭和の時代へー。日本思想史を根底から覆す、壮大な物語。福沢ー井上ー和辻、そして丸山真男という知の系譜。
表象文化論の研究者と美術館の学芸員女性ふたりの往復書簡+論文集。
新自由主義化、ポスト冷戦の中で、岐路に立つジェンダー・ポリティクス。新保守主義による「バックラッシュ」、ポスト冷戦によって変容する国家、揺れる公私の境界線とファミリー-構造分析をもとにオルタナティブを構想する。
揺らぐ暴力の世界ー新たなジェンダー体制への理論的挑戦。世界では現在、いかなる暴力の物語が流通し、どのような欲望を語っているのか?文化表象分析と理論再考を往還しながら、「欲望・暴力のレジーム」の変容を読み解く。
産む/産まないを決める“エコノミー”とは何か?中・韓・日の調査によるジェンダー分析。新自由主義化する東アジアの経済とジェンダー意識の変化を実証経済学の視点から数量的に調査し、加速する少子化の新たなる背景を読み解く。
女性「移住労働力化」はいかに国境を超えたジェンダー秩序の再編をもたらしているのか?家事労働、人身売買や身体部位取引も含む“再生産領域のグローバル化”が引き起す、家族・地域・国家・グローバル資本展開でのジェンダー再配置の連鎖を読み解く。
生体工学・情報工学は人類の存在基盤を変え、テクノサイエンスが社会を構築するにいたった。商業と一体化し、国家的プロジェクトともなった科学研究のポリティクスを読み解く。