ヴィーナス・レコード移籍第1弾は、テナーのワンホーン・カルテットによる一世一代のディープな世界を描く名バラード・アルバム。名曲「レフト・アローン」ほか、胸を打つ曲満載の1枚だ。
私は「男になりたかった」のではない。「女ではない」身体が欲しかっただけだ。フェミニズムとの共闘へ、クィアコミュニティの深部から放つ爽快なジェンダー論。
男女平等や性の自己決定、それらを支える社会制度の設計を推進してきた概念であるジェンダーに対して、誤解や曲解に基づく攻撃=バックラッシュが全国で巻き起こっている。「男らしさ/女らしさ」を基盤に、性別役割の非対称な権力構造を固定化させるのが狙いである。これに反撃するシンポジウムには、江原由美子や井上輝子、若桑みどりら研究者を筆頭に、学校教員・弁護士・政治家・女性団体・市民が集まり、バックラッシュの現状を報告しあい、概念としてのジェンダーをめぐる徹底討論がおこなわれた。その成果をもとに、上野千鶴子や鶴田敦子、加納実紀代、舘かおるらも寄稿し、バックラッシュの反動性を批判し、ジェンダー概念の深化をさぐる。
応化十六年。内戦下の日本。性的差別、人種問題、経済と宗教、それぞれが孕む矛盾のなかを生き抜いていく、少年少女の一大叙事詩。「裸者と裸者」に続く、書き下ろし最新作。
純愛・性愛・家族そして性暴力という視角から、近現代小説の象徴的な場面を読み解く、斬新でスリリングな一冊。
ジェンダーに関わる社会現象を分析するために社会理論はいかに有効か。研究の最前線を担う執筆陣が明らかにする。
映画作りに没頭するシャイな青年と彼に協力する謎めいた初老の男、そして青年がヒロインにしたいと願う美女。3人が織り成す友情や恋、夢のストーリーをペーソスたっぷりに描く。スティーヴ・ブシェーミ主演の感動編。
ハビトゥスからジェンダー論まで。修道士もおこなっていた看護がいつか母性という評価にすり替り、そこに「女性」がとりのこされた理由を、ブルデュー理論と、フランス社会史を遡行しながら探る。
かつてヤリ手の法律家だったロイヤルは、22年ぶりに我が家に帰ってくる。妻と3人の子どもたちもそれぞれに日陰の道を歩んでいたことを知った彼は、家族のために一芝居打つのだが……。ウェス・アンダーソン監督のユーモアが効いた傑作ホーム・ドラマ。
国際救助隊トレーシー一家の活躍を描いた、人気SFシリーズの映画版。墜落の危機を迎えている人類初の有人火星探査ロケット・ゼロ・エックス号を救うため、サンダーバードが発進する。
ジェンダーに関する基本的な解説に加えて、性役割分業、労働、セクシュアリティ、ケア、社会政策などのトピックを幅広く採り上げ、「ジェンダーの社会学」の理論と実践を、第一人者が平明に解説。
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日本中を沸かせたあのテレビシリーズの劇場版が登場!!
世界の危機から地球を救え!
国際救助隊、出動せよ!!
【ストーリー】
イギリスの誇る人類初の有人火星探査ロケット「ゼロ・エックス号」が離陸後、侵入者の仕業により制御不能となり海上に墜落。厳重な警備の中、2回目の発射は順調に進み、火星へのミッションを何とか終え、無事帰還するかに思えたが、地球で出迎えた全翼機との合体に失敗し、墜落せざるをえなくなった。しかし脱出装置が故障し、乗員が脱出できない! さあ、サンダーバード、緊急発進せよ!
さまざまな場で起動する「男子基準」、性別(間の/内に)ステレオタイプな分化を促すシステム、知に潜むジェンダー・バイアス、機会と選択の壁ー教育と研究の場はいかに変わりうるか。性や家族を問い直す知への逆風や、制度化と格差のジレンマに地道に向き合う実践と省察。
近未来のアメリカ。離島刑務所から放送される流血とスピードの番組“死のレース”が人気を誇っていたが……。70年代の伝説のアクション・ムーヴィーを、ジェイソン・ステイサム主演でリメイクしたSFアクション。