『21世紀の資本』のピケティが差別問題に正面から切り込んだ論考をはじめ、国際的に活躍する識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。
試練とはなにか、どうすればそこから再び栄光をつかみとることができるのか。逆境を克服し、世に消えない足跡を残した人物たちに学ぶ、人生の教訓。リーダーとしての真価は困難に直面したときにこそ証明される。
本書は自治体の女性問題講座を受けた女たちが、学ばされる客体でなく、学ぶ主体になろうとして努力した試みのレポートである。
サンライズ制作のリアル・ロボット・アニメの新世代OVAシリーズ第2弾。持ち前のAT操縦技術からタンブラー(曲芸師)と呼ばれている少年アキ・テスノが、ボトムズの地に誘拐された少女を助けることになるのだが……。
2人が一つになって永遠の高みをめざすプラトン的愛のかたちは失われたのか。近代科学の勃興期、ベーコンは女性的自然をどうとらえたか。母との関係性は、男の子、女の子にそれぞれどのような性の意識をもたらすのか。現代科学の理論は、ほんとうに客観的に成立するのか。フェミニズム、科学、心理学など、さまざまなジャンルから、ジェンダーに色づけされた科学の本質を暴く挑発的論文集。
緊張・硬直した体の言葉を読み、さまざまなエクササイズでほぐす生命エネルギーを湧きあがらせ、感情・心をみごとに解放し、癒す画期的な技法と理論。
本書は、2部構成。第1部は、授業実践編で、それぞれ授業案とともに実際に授業をしての生徒の反応や、それを踏まえての教師の反省、提案もしている。第2部は、授業提案編で、ジェンダーの視点での授業のアイデアを考えている。
本書は、第2次世界大戦後50年余を経過した現時点で、女性研究者をとりまく環境に関して、ライフコース分析を加味して分析・評価しようという意図をもつ。さらに学問研究活動そのものと女性研究者の環境との関連性を重視しつつ、女性のみならず男女を対象にした調査結果を分析し、特に日本の学問全般におけるジェンダー要因の考察を試みるものである。さらに、セクシュアル・ハラスメント、非常勤講師問題にも注目した点が、従来の女性研究を対象とする研究と異なる特色であるといえよう。
ジェンダーの視点による初の国際関係論。大国、男性中心の歪んだジェンダー関係の中で作り上げられてきた「国際関係論」を根本的に問いなおす。国際家族計画連盟(IPPF:国際非政府組織)と国際労働機関(ILO:政府間国際組織)の歴史を検証し、国際的なジェンダー関係の未来を呈示。
本書は構造的アプローチの1つの到達点を画するものである。1960年代から80年代初めにかけてのイギリス社会・経済のリストラクチャリングを、空間的分業の変革として概念的に把握するように試みると同時に、不均等発展、社会経済空間や場所の概念化を通して、「空間の社会化」「社会的諸関係の空間化」をめぐる論点への1つのアプローチを提示した。