非正規雇用の拡大とジェンダー格差の中で、若者のキャリア形成はどのような困難に直面してきたか。学校か仕事か、勤続か転職か、親同居か自立か、結婚するかしないか。就職超氷河期を経て若者たちが成人期に移行する道筋は複雑化している。東京、ソウル、ミラノ、トロントで同一調査を実施してデータを比較検証し、4ヵ国の若者支援政策の現状と課題に迫る、かつてない国際比較研究の全容。
この本は、2013年11月16、17日に開催した日中韓女性史国際シンポジウム「女性史・ジェンダー史からみる東アジアの歴史像」の諸報告と、2014年3月22日開催の総合女性史学会大会「女性史・ジェンダー史からみる東アジアの歴史像ー女性史の新たな可能性を求めて」における諸報告を再構成し、1冊にまとめたものです。
琉球大学国際沖縄研究所が主体となって5年計画で進めてきたプロジェクトの成果を集成する全3巻シリーズ。最終巻となる第3巻では、沖縄内外の境域の文化とアイデンティティの関係に焦点をあてる。
どうして男女の格差はなくならないのか。いつまでも景気はよくならないのか、超高齢化社会をどう生き抜くべきか、結婚はしたほうがいいのか…。異なるジャンルの代表が真正面でぶつかり合って、あらゆる問題の裏のウラまで語りつくす。日本の抱える問題の核心。
ジェンダー平等の達成を求めてー。ジェンダー・バックラッシュの実態と本質を明らかにし、日本の女性政策や運動の限界を乗り越える道を探る。
ジェンダーの経済学と政策を丹念にひもとく。ベッカー「新家庭経済学」における女性労働の分析とその後のフェミニスト経済学の発展を丁寧に追い、さらに社会的ケアの理論的分析、福祉国家におけるワーク・ライフ・バランスや家族政策等ジェンダー政策の精査を行う。ジェンダー、ケアの経済学の本格的著作。
あらゆる究極予言が一つにつながった!2030年代、ついに宇宙人による審判が下される!ISの登場、不安定な中東情勢、バチカンの「第3次世界大戦は始まっている」発言、EU崩壊の危機…世界を覆う不穏な空気を大胆なジャーナリズムの手法で、予言から読み解く!
ジェンダーとは何か、ジェンダーをめぐる社会・環境の変化をわかりやすく解説。ジェンダーで読み解く現代日本。
ジェンダー史は、単なる「女性の歴史」を超えて、既存の歴史学に新たな視点と着想を提供し続けてきた。今や言語論的転回以降の歴史学を領導しうる分野に成長したジェンダー史の変遷を知り、歴史学を捉え直す視座を獲得できる刺激的な入門書!
東アジアの性、家族、社会。何が変わり、何が変わらなかったのか?2000年代以降の状況を気鋭の研究者たちが新たな視角から切り込む。
中国の長い歴史とともに変化したジェンダー秩序の変遷過程をダイナミックに描く。社会の父系化、ジェンダー規範の強化、そして社会主義をへて改革開放の大変動まで。家族、労働、ナショナリズム、身体、LGBTなど今日的な研究視点を網羅し、中国ジェンダー史研究の全体像を初めて伝える。初学者から隣接分野まで必携の研究入門。