本書は自治体の女性問題講座を受けた女たちが、学ばされる客体でなく、学ぶ主体になろうとして努力した試みのレポートである。
資料・用語解説から授業実践まで、調べ学習と活用のための手引き。小・中学生向き。
「女らしさ」「男らしさ」のとらわれから自由になるために!「ジェンダーフリー教育」のための待望の実践報告集。
21世紀-歴史像のパラダイム転換を迫る!ジェンダー、それは肉体的差異に意味を付与する知。
性同一性障害、セックス依存症、ピルの解禁、勃起障害など、性をテーマに近年の動きを収めた論文集。日本で最初の性別再適合手術を行なった医師らによる鼎談も収録した本書は、性とこころのかかわり、およびその多彩なありようを知るための必読書である。
文化人類学、ジェンダー研究のパイオニア、原ひろ子。国際保健医療学を専攻する気鋭のパワーあふれる医師、青山温子。紛争/災害被災民の健康を守るために腐心する国際的な医師、喜多悦子。この3人の女性が、開発途上国の女性を守るために、平和への足がかりの第一歩として意欲的に取り組む。
ジェンダーでみる社会福祉援助のあり方。離婚、子育て、養育権、養育費問題、公私支援…「同居」「同居していない」父親の日米面接調査の結果報告。
ジェンダー二元論の規範の中で、“女”や“男”の身体はどのように生き、抵抗してきただろうか。生物学的宿命論もバトラー流の幻想論も拒否して“女”の身体にこだわる。
言葉は人を動かし、世界を変えます。言葉は、現実には無いものを作る力があります。言葉の力は偉大です。しかし言葉は万能ではありません。戦争や暴力の前に無力をさらすこともあります。でもそれを修復、再生させるのも言葉なのです。
「女」が書くとは。『青鞜』に集まった女性たちはそれぞれ異なった立場と書き手としての欲望をもっていた。『青鞜』の文化的配置と不定形性・逸脱性・不整合性を孕んだ複雑な性格を考察し近代における「文学」とジェンダーとの関係を考える。
ジェンダー(社会的性差)問題を、肩肘はらない噺『山下さんちの物語シリーズ』に仕立て、女性として初の真打となった著者が、その痛快でユーモアに満ちた人生を語る。
ヒトが「約束」をし「感情」を持つことは淘汰されないための進化だったのか?…進化生物学から読み説くヒトの心と行動に隠された適応と進化の長い長い時間。
「女と男は違う!」というあなた。本当に違っているのだろうか。本当に違うなら、どうしてそんな違いができたのか。「女・男」にしばられずに自分らしく生きていくヒント。
比較文化論の新たな地平を切り拓く、領域横断的研究の成果。
アフリカ西岸で奴隷貿易船の巡視任務に就いていたアダム・ボライソーは、急遽地中海に赴いた。いまだフランスの強い影響下にあり英国の通商路を脅かすアルジェの太守を討つべく、集結中の英国艦隊に合流するためだった。故リチャードと因縁浅からぬ太守は、アダムには願ってもない敵手といえた。やがて艦隊は、敵の牙城に総攻撃をかけるが…リチャードの遺志を継ぐ若きヒーローの縦横無尽の活躍を描くシリーズ第26巻。
ジェンダー・スタディーズとは、いろいろな学問領域で行われているジェンダー研究の総称です。
女たちはたくさんの仕事をこなしてきた。バリの女たちの日常が、日本の女たちの現在を照らし出す。交響する民族誌。