近未来のアメリカ。離島刑務所から放送される流血とスピードの番組“死のレース”が人気を誇っていたが……。70年代の伝説のアクション・ムーヴィーを、ジェイソン・ステイサム主演でリメイクしたSFアクション。
日本文学と世界を繋ぐ、文化・言語・領域を越える研究の最前線。国内外の気鋭の研究者による学術交流の成果をバイリンガルで掲載。国際的な共同研究が必要とされる現代の日本文化・比較文化研究の画期的成果。
「人種」が生物学的実体をもたず、社会的構築物にすぎないことが了解されて久しい。にもかかわらず、人種がいまだに強固な社会的リアリティをもつのはなぜだろうか。本書は、スポーツから、ヒトゲノム、絵画、社会運動にいたるまで、さまざまな領域にみられる表象に着目し、人種のリアリティを生み出すその主体的役割に光を当てる。分野横断的かつ地域横断的研究が生み出した、人種研究に新たな一頁を加える刺激的な一冊。
統計は社会の鏡か?統計情報の社会性を問い直す問題提起の書。
親子の愛情に支えられる介護はなぜ息子ではなく娘の役割となるのか。ライフコースの多様化を背景に再編される性別分業の仕組みを探る。
個人と国家が緊密で緊張関係にある国・アメリカ。アメリカ史への新たなる切り口。
「本当の自分」「本当にやりたいこと」を探すため、多くの若者たちが海を渡り、バンクーバーを目指す。そこで直面するのは、あいまいな「移民」と「一時滞在者」の境界、仕事や異性関係の悩み、孤独、将来への消えない迷いや不安…。彼らはどこへ向かうのか。
家族経営、スキル格差、「やりがい」の戦略…。なぜ、彼女たちは「農村いきいき母さん」になったのか。現代の農村女性の実像に迫る。
歴史認識においてジェンダー視点をもち、その視点から戦後史を捉えなおすとどんな課題があるか。8つのテーマから、それぞれに内包されるジェンダー問題とは何かを学際的に解明した意欲的労作。各分野の第一線研究者による集団的成果。
芸術とは何か?天才がイメージさせるのはいかなる人物か?芸術と工芸との境界とは?プラトンにまで遡る理論言説の小史をジェンダーという視点から振り返り、美をめぐるその思考のうちに暗黙裡に潜む、男性的/女性的という、二項対立的な概念体系の伝統を批判的に解明。そして今、もはやそれら過去の規範では解釈しきれない現代アートについてどんな言葉で語りえるのか、フェミニスト・アートを具体例にみながら、美学の新たな可能性を探っていく。