私たちがスマホを手にして10年ちょっと。ネット空間はまだ欠陥だらけ。どうしたらもっと豊かな場になりうるのか?フィルターバブル、アテンション・エコノミーなどネットの仕組みも理解して、炎上しない、無意識に差別しないためのガイドブック。
「クリエイティブであれ」という呪縛が生み出す、現代の“終わりなき労働”とその構造ー。「自由」や「自己実現」と巧みに結びついて若者を魅了するクリエイティブな世界。劣悪な労働環境を甘受し、マルチタスク化に対応する「新しいミドルクラスの女性」は、いかにして作り出されるのか?クリエイティブ経済の絶頂期を、フェミニズムの視座から批判的に捉える。
物流産業に大きく関わるSDGs目標は?輸送・保管・管理の各領域で何をする?荷主(製造業・流通業)が物流部門で取り組めることは?中小物流企業は何から始めればいい?機械化、自動化、同業者・異業者との連携、労働環境の改善など、SDGsへの取り組みが競争優位を確立する!SDGs対応で人手不足、物流の「2024年問題」を乗り切る!
私たちが、安全で美味しいコーヒーを飲み続けられるために。コーヒー農家が、安心して品質の高いコーヒーを生産するために。
・遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)は、がん抑制遺伝子であるBRCA1/2遺伝子の病的バリアントによる機能喪失が顕性遺伝することで、乳癌、卵巣癌に加えて前立腺癌、膵癌の発症リスクが上昇する遺伝性腫瘍である。
・1990年代にBRCA遺伝子が同定され、HBOCに対する診療経験や研究が積み重ねられてきたが、特に昨今の研究成果による臨床現場の治療戦略の変化は、HBOC診療を取り巻く社会環境の変化と相まってめざましいものがある。
・本特集ではHBOCに関する研究、診療、社会環境の大きな変化を背景に、わが国のHBOC診療を次のステージへと進ませるべく、HBOC診療の各領域のフロントランナーの方々に最新の研究成果を解説いただく。
■ 遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)の必修知識 ─最新の研究成果を礎に、HBOC診療を次のステージへ
・はじめに
・HBOC乳癌
〔key word〕遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)、BRCA、乳癌、PARP阻害薬、サーベイランス、リスク低減手術、化学予防
・HBOC卵巣癌の治療と予防
〔key word〕PARP阻害薬、コンパニオン診断、リスク低減卵管卵巣摘出術
・泌尿器科領域のHBOC--前立腺癌について
〔key word〕前立腺癌(PCa)、BRCA1、BRCA2、相同組換え修復欠損(HRD)、遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)、PARP阻害薬、IMPACT study、PROFOUND study
・HBOCの新しい関連腫瘍
〔key word〕遺伝的バリアント、病的バリアント、BRCA1/2、バイオバンク・ジャパン
・PARP阻害薬 up to date
〔key word〕BRCA変異、BRCAness、HR-deficient(HRD)スコア、PARP阻害薬、PARP-trapping
・HBOC診療の今後の診療体制を再考するー慶應HBOCセンターの取り組みを通して
〔key word〕遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)、診療体制
・HBOCとゲノム医療における倫理と権利のこれから
〔key word〕倫理的法的社会的課題(ELSI)、遺伝情報に基づく差別、SOGIE、ジェンダー
●TOPICS
整形外科学
・C型ナトリウム利尿ペプチドの骨伸長促進作用と軟骨細胞内Ca2+シグナル
脳神経外科学
・COVID-19パンデミック下における当院での脳卒中診療の変化と現状
●連載
医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識
・8.眼底写真からAIが読み取る全身疾患の可能性
〔key word〕深層学習、コンピュータ診断支援、健康診断、眼底読影
●フォーラム
グローバルヘルスの現場力
・16.コロナ危機・ウクライナ危機下のパレスチナ難民ーー今グローバルヘルスに問われているもの
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
デジタル化と多様化が進むメディア。SNSを介したフェイクニュースやヘイトスピーチの広がり。それでもスマホを手放せない私たち。メディアと社会の今をとらえるとき、「ジェンダー」は最適なレンズとなる。メディア論の基礎をジェンダーの視点から学ぶ、新しい入門書。
日本近代文学の虚構を“なぞり”ジェンダーという虚構を“切り裂く”。「新しい女」「モダン・ガール」「才女」-次々と生み出される“女”という虚構。この虚構をめぐる幾多の文学的“書きかえ”。文学は“現実”の何に寄与するのか?無名性/有名性を超えて、書く女性たちの逡巡=闘争をあぶり出す。
「ビジネスと人権」にライフワークとして取り組む3名の弁護士の知識・経験を結集!技能実習生などの外国人労働者、男女賃金格差、コロナ危機を通じた貧困の拡大、気候変動紛争、顔認証技術、開発と汚職、地政学リスク、サプライチェーン調査、救済メカニズム、ステークホルダー対話ー企業関係者が悩みを抱くことが多い個別の人権課題対応や人権DDの実践ステップをQ&A形式で解説!
好きなこと×ITで誰もが輝ける時代だから。趣味×IT、勉強×IT、コミュニケーション×IT、社会課題×IT…。性別も文理も関係なく、ITを好きなように学べば、進路の幅が広がる!IT分野のジェンダーギャップ解消を目指すWaffleが中高生に捧ぐIT入門書。エンジニア・研究者ら16人のインタビューを収録。読者対象:中高生〜大人まで。
少女だけでなく、大人の読者も魅了してやまない三人の少女小説作家。栄光に包まれた彼女たちの道のりは、決して平坦なものではなかった。彼女たちが闘ったジェンダーの壁を、その作品と生涯から読み解く。
日本人「慰安婦」が一人も名乗り出ないのはなぜか?ビルマ従軍の日本人「慰安婦」を独自調査。政府が女性を集め前線にー警察庁資料から。背景に遊郭(近代公娼制度)の暗い歴史が。敗戦後も米進駐軍に多くの女性を差し出し。日本人「慰安婦」はジェンダー平等の根幹。
議論の続くLGBT法案…。「平等」「差別禁止」を謳う法律に忍び込む毒、その危険すぎる一語性自認=ジェンダーアイデンティティーとは?そもそもジェンダーとは?ゲイの人気タレントや一般女性までが現在反対している理由とは何か?LGBT、LGBTQを一括りにしてはいけない理由とは何か?TERFとして追放された文学者・笙野頼子による、報道、解説、提言の書。
中学生ー心と身体を取り巻くあれこれ。やわらかに、あざやかに、そして激しくジェンダーを描く。漫画家×6人の児童文学作家による異色のアンソロジー!