『恐怖城(ホワイト・ゾンビ)』『私はゾンビと歩いた!』から、ジョージ・A・ロメロを経て『バイオハザード』『ワールド・ウォー・Z』まで、ヴードゥー呪術、噛みつき、ウィルス感染など、多様な原因で人間ならざるものへと変化し、およそ100年にもわたり増殖し続けるゾンビと作品の数々。恐怖の対象として類を見ないその存在に託されたものは何か。本書では、ゾンビの歴史を通覧し、おもに植民地主義、ジェンダー、ポストヒューマニズムの視点から重要作に映るものを仔細に分析する。アガンベンの生権力論を援用し、ゾンビに現代および近未来の人間像をみる力作。
「音声」というメディア、その深奥への招待。この社会には多くの「音」と「声」が存在し、様々な情報を伝え、日常会話としてコミュニケーションに用いられている。その声を伝えるメディアにはラジオや電話の他にも、一般に知られていない数多くの「メディア」が存在していた。本書では、我々と「音」「声」の関係を社会史という形で紐解く。そして、ふだん意識することのない「音」と「声」が、いかに我々との関係を切り結んできたのかを振り返ることで、その意味を問い直す。
海のジェンダー平等を実現することはなぜ大切なのか。SDGs目標5「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」。海は男の世界と言われていた。性差の偏りが著しいこの言葉は過去のものであり、それに替わるのが、海洋でのジェンダー平等である。本巻は執筆者を女性を軸に構成し、その実現を目指す。
ジェンダー分野やマイノリティの採用、労務管理に詳しい2名の社会保険労務士と、当事者の立場から全国をめぐって講演活動をしている1名が、共著という形で現在進行形のリアルなジェンダーのテーマについて、書き下ろしています。ジェンダーフリーの採用定着やジェンダーギャップの解消を目指す職場の方にオススメの1冊です。
いまだ法律で認められていない同性婚。そもそもなぜ日本では「異性婚」しかできないのか?憲法・民法・国際人権法の視点から「法の論理」を、そして独・仏・台湾事情から同性婚法整備の過程とその後の経過を学び、日本における婚姻の自由と平等を考える。
■【特集】ジェンダー平等と多様性で男性優位の社会を変えよう
「育児休暇や時短勤務を活用して子育てをするのは『女性』の役目」「残業も厭わず働き、成果を出す『女性』は立派だ」─。働く女性が珍しい存在ではなくなった昨今でも、こうした固定観念を持つ人は多いのではないか。
今や女性の就業者数は3000万人を上回り、男性の就業者数との差は縮小傾向にある。こうした中、経済界を中心に、多くの組織が「女性活躍」や「多様性」の重視を声高に訴え始めている。これ自体は歓迎すべき動きと言えるだろう。
だが、肝心なのは、中身である。内閣府が2022年に実施した世論調査では、約79%が「男性の方が優遇されている」と回答したほか、民間企業における管理職相当の女性の割合は、課長級で約14%、部長級では8%まで下がる。また、正社員の賃金はピーク時で月額約12万円の開きがある。政界でも、国会議員に占める女性の割合は衆参両院で16%(23年秋時点)と国際的に見ても極めて低い。
女性のエンパワーメントとジェンダー平等を目的に活動するHAPPY WOMAN(東京都港区)の小川孔一代表は「『SDGs(持続可能な開発目標)』や『ジェンダー平等』などの言葉は広く浸透し、いかに実装していくかというフェーズに入っているが、“やっているフリ”は逆に世間からの評価を下げる方向に働くだろう」と語る。
女性たちの声に耳を傾けると、その多くから「日常生活や職場でアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み、偏見)を感じることがある」という声があがり、男性優位な社会での生きづらさを吐露した(21頁に詳報)。
アンコンシャス・バイアスは、性差に限らずあらゆるところに存在するが、行き過ぎれば、社会発展の“障壁”になる。
3月8日は女性の生き方を考える「国際女性デー」だ。この日を前に、歴史を踏まえた上での日本の現在地を見つめるとともに、多様性・多元性のある社会の実現には何が必要なのかを考えたい。
時代は昭和でも、平成でもなく、令和である。ジェンダー平等と多様性の実現で、男性優位の社会を変えていくことが、より良い社会を築く足がかりになると信じたい。
文・佐藤千矢子、湯澤規子、高崎順子、石井妙子、得能摩利子、與那覇 潤、ブレイディみかこ、藤原章生、編集部
PART 1 納得感なきジェンダー平等 日本は「オッサンの壁」を壊せ
佐藤千矢子 毎日新聞社 論説委員
COLUMN 1 気づいていますか? 女性たちが感じるジェンダー
編集部
DATA データで見る男女平等 これが日本の“現在地”
編集部
PART 2 「わたし」としての人生を生きる 日本でも「静かな革命」を
湯澤規子 法政大学人間環境学部 教授
PART 3 女性を“忘れた”時代からフランスが転換できた理由
高崎順子 フランス在住ライター
COLUMN 2 女性参画で生まれたヒット商品 大切なのは“利用者の視点”
編集部
PART 4 拝啓 令和を生きる女性たち 今、学ぶべきは女性の歴史
石井妙子 ノンフィクション作家
INTERVIEW 1 男だから、女だからではない 価値を生む多様性の本質
得能摩利子 三菱マテリアル 社外取締役、フェラガモジャパン 元CEO
COLUMN 3 女性採用を契機に脱皮を果たしたある中小企業の挑戦
編集部
PART 5 スローガンが氾濫する日本 唱えるからには中身の吟味を
與那覇 潤 評論家
INTERVIEW 2 相互理解と共存の鍵握る能力「エンパシー」をどう育むか
ブレイディみかこ コラムニスト
PART 6 アフリカの旅で考えた差別意識の出どころ
藤原章生 毎日新聞記者、ノンフィクション作家
■WEDGE_SPECIAL_OPINION
・ウクライナ侵攻から2年 日本人に問われていること
PART 1 “20世紀型”はもはや限界 長期戦見据え抑止力の再構築を
宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所 理事
PART 2 欧米に見られる「支援疲れ」 今こそ日本流で独自の貢献を
廣瀬陽子 慶應義塾大学総合政策学部 教授
Column ウクライナでも稼働! 世界に誇る日本の「モバイル浄水器」
編集部
PART 3 本音と諦観が渦巻くロシア 大統領選でルビコンを渡るか
黒川信雄 産経新聞社 元モスクワ特派員
■WEDGE_OPINION 1
・「賃金と物価の好循環」実現で「金利のある世界」に備えよ
渡辺 努 東京大学大学院経済学研究科 教授
■WEDGE_OPINION 2
・医療費46兆円の時代 単価でなく受診回数抑制の改革を
成瀬道紀 日本総合研究所調査部 主任研究員
■WEDGE_ REPORT
・地震防災対策に長寿命化 あなたのマンションは大丈夫?
中西 享 ジャーナリスト
■連載
・商いのレッスン:事業の“あり方”と“やり方”(笹井清範)
・偉人の愛した一室:堀 辰雄 「奈良ホテル」(奈良県奈良市高畑町)(羽鳥好之)
・MANGAの道は世界に通ず:実はみんな女性になりたがっている? VRによる制約の解放(保手濱彰人)
・インテリジェンス・マインド:ソ連への内通者「モグラ」を探せ! CIA対KGBの戦い(小谷 賢)
・誰かに話したくなる経営学:「ただの石」を「重要資源」に 半導体製造を支えているもの(岩尾俊兵)
・時代をひらく新刊ガイド:『老化は治療できるか』 河合香織(稲泉 連)
・近現代史ブックレビュー:『戦時下の演劇 国策劇・外地・収容所』(編)神山 彰(筒井清忠)
・フィクサー:第二章 箝口(真山 仁)
・モノ語り。:コーヒー豆の「エルドラド」 イフニコーヒー(水代 優)
●一冊一会
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●読者から/ウェッジから
ニューヨーク、シベリア…2度にわたりプレデターとの激闘を繰り広げた不良刑事、ジョン・シェイファー。心に空白を抱えたまま麻薬取締官を続ける彼だが、ふとしたことで弟ダッチの手がかりを掴む。再会のため彼が向かった地は南米、「あの」ジャングル!だがそこで待ち構えていたのは「暗黒の川」…プレデターを崇める原住民たち!映画「プレデター」の主人公、ダッチの足跡を追うシェイファー3部作、ついに完結。
ジェンダー視点でみる新しい世界史。歴史を形成してきた「ひと」とは何か。歴史にあらわれる男性性とLGBT「近代市民」モデルを問い直す!
|特集1|DEI経営の実践●同調圧力に屈しない個と組織をつくる経営戦略としてのDE&IEY Japan チェア・パーソン兼CEO 貴田守亮●誰もが活躍できる職場を目指してDEIを推進する企業は4つの「自由」を追求すべきであるバージニア大学 ダーデンスクール・オブ・ビジネス 准教授 ローラ・モーガン・ロバーツ●[インタビュー] 予算削減や無関心層の拡大DEIの実現を阻むものは何か前 ヴァイス・メディア チーフピープルオフィサー デイジー・オージェ=ドミンゲス聞き手=『ハーバード・ビジネス・レビュー』エグゼクティブエディター アニア G.ウィエッコースキー●文化、ジェンダー、世代別の対応法フィードバックと多様性:従業員の本音を引き出し、組織に活かすINSEAD 教授 エリン・メイヤー●[インタビュー] 創業の精神を受け継ぎながら組織文化を育むジョンソン・エンド・ジョンソンはクレドーを羅針盤にDE&Iを推進するジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ 人事統括責任者 関根祐治●2人のダウン症児を持つ親が創業した障害者が中心となって働く会社:ビティ・アンド・ボウズ・コーヒーの挑戦ビティ・アンド・ボウズ・コーヒー 共同創業者 エイミー・ライトビティ・アンド・ボウズ・コーヒー 共同創業者 ベン・ライト|特集2|従業員の「不安」に対処する●認知行動療法に基づく3ステップ心の不調を抱える従業員を支援する方法カウンセリング心理学者 キラン・バッティケンブリッジ大学 ジャッジ・ビジネススクール 教授 トーマス・ルーレット●評価ではなくチームのパーパスを原動力にせよ「他者からどう見られるか」という不安がパフォーマンスを低下させるパフォーマンス心理学者 マイケル・ジャーヴェイス●あなたは部下を信頼できているかマネジャーは不安ゆえにマイクロマネジメントに陥る神経心理学者 ジュリア・ディガンジ|Idea Watch|●営業担当者のパフォーマンスを上げる方法『ハーバード・ビジネス・レビュー』/編●若い時に見ていたテレビが起業家精神をさらに駆り立てるフローニンゲン大学 教授 ミヒャエル・ウィアウイッチ|EI[Emotional Intelligence]|●シェイクスピアに学ぶ、人が成長するための条件INSEAD 客員上級教授 デクラン・フィッツシモンズ|Life & Work|●ファッションデザイナー ノーマ・カマリ
「DXレジェンドライバー&レジェンドカメンライザーセット」が登場!「DXレジェンドライバー」と「DXレジェンドカメンライザー」のセット商品です。仮面ライダーレジェンドのライドケミートレカをセットしてベルトを回転させると、ベルトが展開してLEDが発光&変身音が発動!「仮面ライダーレジェンド」への変身なりきり遊びが楽しめます。さらに、仮面ライダーレジェンダリーレジェンドのライドケミートレカをレジェンドカメンライザーにセットし、バックル状態に変形させてベルトに装着すると、LEDが発光&変身音が発動!「仮面ライダーレジェンダリーレジェンド」への変身なりきり遊びが楽しめます。別売りのライドケミートレカをセットすることでフォームチェンジ遊びが可能!ライドケミートレカが4枚付属します。[セット内容]・レジェンドライバー本体・・・1・ベルト帯一式・・・1・レジェンドカメンライザー・・・1・ライドケミートレカ・・・4種各1枚[使用電池]単4乾電池×6本(別売り)(本商品のセット内容以外、すべて別売りです。)【対象年齢】:3才以上