本書は一九九九(平成一一)年度に開催された味の素食の文化フォーラムの発表と討論をもとに、新たに原稿を書き下ろしたものである。
「高齢者問題は女性問題」という言葉がよくあらわしているように、社会福祉の課題はジェンダーと密接に関わっている。社会福祉の内部に構造化された倫理-道徳、価値観が、社会福祉と女性の関わりを一定に規定しているからである。このような「負の倫理」を各章で取り上げ、社会福祉とジェンダーの新たな関係を提起する。
本書では、家計研究の一つの転換点を1960年代後半以降から1970年代に見出し、これ以降において個々に指摘されてきた家計をめぐる現象を家計の内部関係という研究視点に集約して検討している。
心理学はジェンダーをどのように捉えてきたのか?男女の能力・セクシュアリティ等について考える。
少子化・晩婚化はなぜ進むのか。ジェンダー社会学からの調査と提言。少子化問題の鍵を握る若い世代の女性を対象に、結婚・家族・子育て・職業・自立について詳細に調査した実証研究。現代女性のジェンダー意識・母親意識をトータルに解明し、「自分らしさ」と「母親規範」のはざまでゆれ動く女性たちの希望と困難に、さまざまな角度から光をあてる。
ジェンダーの視点で広がる発達研究。ジェンダーという概念が導入されて新たな地平が開かれた心理学研究。現実のさまざまな場面に見られる男女の差をその特徴、成り立ち、生物学的・社会的意味から検証しながら、人が社会・文化・歴史のなかのジェンダーに影響されつつ自己を形成していく様子を生涯発達として描き出す。
「女性労働問題」から「女性中心アプローチ」へ。激しく変化している女性労働の現場に立脚しながら、ジェンダーに着目した視座を対置することによって、既存の労働法学を見直そうとする意欲に満ちた論文8編を収録。
この本は、社会が決めた女らしさ・男らしさにとらわれて、窮屈な生き方をするのはやめよう。自分にも人にももっと自由に、そしてノビノビ生きようということから、ジェンダー・フリー(性別にとらわれない自由)という見方で、日常の暮らしを見つめなおしたものです。家庭で、学校で、また世の中をみていて、ジェンダーによる束縛を感じることはありませんか?この本を読んだことをきっかけにして、どんな束縛があるのか調べたり、もし束縛があったとしたら、どうしたらもっと楽しく生きていけるか、考えてみてください。
この本には、ジェンダー・フリーな生き方を追求している人々や、その家族も含め、仕事や家族のようすも違う人たちが登場します。さまざまな家族と暮らし方があっていいんだということ、人は一人ひとりみんな違った個性を持っていて、心地よい暮らし方は、一人ひとりさまざまだということを伝えていきます。
レディスコミックからジェンダー表現ガイドラインまで、女と男の性差から生じる世紀をまたぐ相互干渉の課題を縦横無尽に論じる!意識とメディアをめぐるカルチュラルスタディーズ。
“ことばを使う行為”を通して、私たちはどのような女/男であろうとしているのか。“ことば…”はジェンダーの権力関係にどう左右されるのか/どう変革しているのか。ジェンダーに関するイメージ・規範・カテゴリーは“ことば…”によってどのように作り上げられ正当化され普及しているのか?研究史と最新の成果。
あなたは、将来どんな仕事をしたいと思っていますか?本巻では、「女性用の仕事」「男性用の仕事」という区別はないということを述べました。男女とも、自由に職業を選ぶことができる力をつけてほしいのです。今までは、女の人は家庭を守り、男の人は家族を養うことがよいと思われていました。しかし、世界中の国々で、それはおかしいと思う人が増えています。あなたも性にとらわれず、自由に自分の人生を描いてください。本当に自分に合う仕事が見つかるといいですね。
“5分間ヒーリング”は丸1日のスケジュールを対象にしたユニークなガイド。心身を最高の状態に保つお手伝いをします。ライフスタイルはそのままに、シンプルながら効果的なエクササイズ法とナチュラルなセラピーが生活を改善し、身体の不調を癒します。