ジェンダーと人種を分析概念に、歴史認識と文学作品を読み解く。多文化社会アメリカの表象を問い、有色人の女性たちの語られなかった声を聴く。
ジェンダーから見たメディアの落とし穴を見抜き、不平等・非寛容・差別に抗するためのジェンダーフリーという見方を提示する。
日本近世におけるジェンダーの特質とは何か。農村の「家」経営体の所有と経営に焦点をあて、家族労働をジェンダーの視点から分析。また、幕藩制国家の政治と権力の問題を、領主階級の女性の土地所有などから探り出す。
比較福祉国家論は、今日、静態的な類型化にとどまっていない。今後の進むべき針路や社会保障の具体的なPolicy Makingを考える際に重要な示唆を与える。本書は比較福祉国家論の理論的・実証的深化をめざしている。
男女共同参画社会の実現に向けて多彩な事業を展開する“ムーブ”発自治体、女性センター関係者の必携書。
ここ数年の助産師業務に関わる諸科学の進歩・発展は目覚ましいものがあり、また教育全般についての基本的な考え方も変革しつつあるなどの状況から、改訂の時期が到来したとの見解に達し、第3版を発行することになった。本大系は、助産師学生の教科書としての活用を第一の目的としている。学生の方々のみならず、教員の方々、実践の場にある助産師の方々をはじめ、母子保健に携わる保健師・看護師の方々にも広くご利用頂けることを願う。
比較文化論の新たな地平を切り拓く、領域横断的研究の成果。
アフリカ西岸で奴隷貿易船の巡視任務に就いていたアダム・ボライソーは、急遽地中海に赴いた。いまだフランスの強い影響下にあり英国の通商路を脅かすアルジェの太守を討つべく、集結中の英国艦隊に合流するためだった。故リチャードと因縁浅からぬ太守は、アダムには願ってもない敵手といえた。やがて艦隊は、敵の牙城に総攻撃をかけるが…リチャードの遺志を継ぐ若きヒーローの縦横無尽の活躍を描くシリーズ第26巻。
ジェンダー・スタディーズとは、いろいろな学問領域で行われているジェンダー研究の総称です。
女たちはたくさんの仕事をこなしてきた。バリの女たちの日常が、日本の女たちの現在を照らし出す。交響する民族誌。
グローバル化のすすむ世界経済の現状をとらえ、基礎理論もていねいに解説した、定評あるテキストの最新版。応用面に役立つコラム欄と参考文献を充実。
本書では、夫婦別姓・DV・離婚の三大問題について語り、現実と法のはざまでゆれる家族・家庭のなかでの女性のあり方を問う。
空間、時間、身体、生きられる経験の根源にまでさかのぼり、その概念の再構築を通して、グローバリゼーションへの対抗的理念を提示する。
本書は、お茶の水女子大学・ジェンダー研究センターの研究活動の一環として、平成12年度に立ち上げられた「健康とジェンダー」研究プロジェクトにおいて得られた成果をまとめたものである。