フランス革命の嵐が吹き荒れる18世紀末のパリ。過激な革命勢力は、貴族を次々に捕らえ、死刑宣告を下す。恐怖におののく貴族とその家族たちを、ギロチン処刑の直前に救い出す、「スカーレット・ピンパーネル(紅はこべ)」と名乗る男をリーダーとするイギリス人の謎のグループがあった…恋と冒険の永遠の名作を、読みやすい抄訳で贈る。
「妖精たちの魔法が消えちゃう前に、なんとかしてほかの宝石もとり返さなくちゃ」七つの宝石を見つけだすことになったレイチェルとカースティ。農場をおとずれたふたりは、なんだか不思議なものを見つけます!大きなくりだったり、小さなひつじだったり…。いったい農場で、なにがおこっているのでしょうか。
敏腕女性記者にある日届けられたのは、全裸の男の死体写真と一房の髪。死体の足の裏には、緋色の「1」が…。その数字が暗示するかのように第二、第三の写真が次々と届けられ、死体なき連続殺人の様相を深めていく。そんな折、精神科医のモーガンは、ある秘密サークルを主宰する女性たちの集団セラピーを受け持ったが、彼女たちと被害者全員に秘められた繋がりがあることを知ってしまった。捜査を担当する刑事のノアとともに、モーガンもまた事件の渦中へと深く巻き込まれていくー。
太平洋戦争と呼ばれる日米戦において、両軍はマーシャルを最終決戦の場と定めた。戦争反対へ高まる世論、恐るべき外交戦略で戦後世界の覇権を狙うアメリカ。日本海軍はマーシャル奪回作戦を強行するが、第二海軍にも犠牲は続出、それは女子兵も例外ではない…。結ばれる人々、叶わぬ願い、消えゆく志。すべては終局へ向けて。中岡潤一郎渾身の問題作、ここに完結。
これが遺作となったイ・ウンジュとハン・ソッキュの共演で送る大人の愛のドラマ。美しい妻に情熱的な愛人、そして将来が保障されていた刑事がある殺人事件を担当したのだが……。エロスとサスペンスが交錯する衝撃作。
“聖櫃”の“鍵”となった、ヴァンパイアの少女ツキシロ。“悪魔”の契約者たちは、じょじょにツキシロの孤立化をはかっていく。さらに、イブリスの半身である謎めいた“天使”も、ついに行動を開始しー。「“聖櫃”を閉じる…たとえわたしが、死滅することになってもー」“聖なる下僕”としての覚悟を決めたツキシロに、主人のギブ神父が出した答えとは…!?スカーレット・クロスセカンド・シーズン、驚愕の急展開ー。
神の子と謳われる最強の祓魔師ギブは、神父でありながらヴァンパイアの血をひき、しかも徐々に転化の兆しがみえるという宿命を抱えていた。それを阻止しようと、下僕の少女ツキシロらと旅立ったギブだが、“悪魔”を封じた“聖櫃”を開く鍵として、人知を超えた戦いに巻きこまれていく。そしてギブとツキシロ、二人のもどかしい主従関係にも大きな変化がー!セカンド・シーズンついに開幕。新たな伝説への扉がここに。
明治41年、シングースで謎の大爆発が起きた。この影響か否か、翌年から各国の男子出生率は急激に下がるという怪現象が発生する。各国の必死の調査もむなしく、ついに男子の平均出生率は21.75パーセントとなり、回復の見込みはなくなってしまう。男子の減少は社会に歪みを来し、女性の社会進出をうながした。それは軍隊にも影響が及び、帝国海軍は大量の女子兵で構成された女子補助海軍、通称・第二海軍を発足させる。そして昭和16年、凶作にあえぐアメリカは武力による問題解決を画策し、日本との開戦を決意するのだった…。異色にして衝撃、中岡潤一郎渾身の問題作登場。
シンガポールで「便利屋」を営むドロシー・タンのもとへ、学生時代に別れ別れになっていた親友のアリアが依頼人として尋ねてきた。旧交を暖めていたのもつかの間、マリアの夫であるスペイン系財閥の次期最高責任者ルイスが、謎の急死を遂げてしまう。マリアとともに死体の発見者となってしまったドロシーは、事件のなかへまきこまれていってしまうのだが…。第11回サントリーミステリー大賞読者賞受賞作。
逆境に陥っても、ボロボロに傷ついても、決して負けない…激動の人生を力強く鮮やかに生きぬいていく女、スカーレット・オハラ。転んだ数だけ起き上がり、「明日のことは明日考える」精神に、励まされたという人も多いはず。本書は、時代を越えて、女性たちの心をとらえ続ける『風と共に去りぬ』のヒロインを、著者が徹底研究。あなたらしく強く生きるヒントをアドバイスします。