本書ではジェンダーとセクシュアリティの混乱を整理した上で、現在のセクシュアリティ研究の最先端まで読者を導いていく。
第9版は専門職看護の大いに発展してきている診断用語が収めてある。開発過程にある看護診断や、診断カテゴリーに関する新しい研究に結び付いた看護診断などが入っており、学生やナースのクリティカルシンキングや診断上の判断を促進する点が特色。
本書は、女性とてんかんを取り巻く医療を広い視点からとらえた、主として医師を対象とした実践的手引書である。その内容は、妊娠や出産、分娩、産褥期、更年期をめぐる身体的側面のみならず、女性としての性的発達、母子関係、セクシュアリティなど、心理社会的側面をも包含している。
買売春の是非論を超えて「人間と性」の本質をラジカルに模索する。
ジェンダー/セクシュアリティとは、私たちの生の、いかなる局面への名付けなのだろうか。それはどのような装置のもとで稼働し、なにを私たちにもたらしたのだろうか。剥き出しになった私たちの生を、「生の政治化」という視角から捉え直し、それが可能にする新しい自己と共同性の在り方を考える。
メンズセンターのメンバーがつくった、わかりやすい、男性の立場から“かゆいところに手が届く”男性のセクシュアリティの本。
本書の中心主題は、ヒューマン・セクシュアリティは生物学的ルーツに強く結びついているという事である。脳とホルモンとの間にある生物学的機序を調べてみなければ、性的感情や性行動、男女の違い、あるいはゲイとストレートの違いを理解することはできないだろう。さらに、われわれのセクシュアリティを現状のように発展させてきた進化の力も理解する必要があるだろう。本書ではこれらの研究に関する事例について述べている。
女が主役、男は脇役=広告の世界。現実社会でも女たちは、主役だろうか。-広告から戦後の女と男のありようをとらえ、そこに投影された時代の意識とそれが意味するものをよむ。
リプロダクティブ&セクシュアル・ライツの視点から「ピル・避妊・性」をめぐる考え方を深める本。
同性愛を異質化し、周縁へと追いやる異性愛主義は、19世紀末に始まったものにすぎない。メルヴィル、ニーチェ、プルーストなどを読み解きながら、その中にホモ/ヘテロセクシュアルの分断を不可能にする揺れを発見し、セクシュアリティの混沌を見つめる意欲作。
性をめぐる言説が紡ぎだす近代日本。社会史、歴史社会学、近代社会論、言説分析や資史料分析の方法論に至るまで、広く社会学的な関心を持つ読者に。膨大な資料を渉猟し、理論的検討を尽くした渾身の書。
姦淫と不倫は人間の本質か?「セクシュアリティ」、「やましさ意識」、「魔女とジェンダー構造」などアメリカ文学にみられる根源的テーマを鋭く抉る。
「セクシュアリル・オリエンテーション」という視点を中心にすえ、「何でもあり」をコンセプトに、現在、多様化の一途をたどっているセクシュアリティの深淵を垣間見るために、懇切丁寧に、時に主観的に、時に学問的に、時に教育的に書き連ねた斬新な「性」の入門書。
言語と性はどこへ向かうのか?近代=国民国家を超えて、ポスト近代=グローバリゼーションの時代へ。
明治期に形成された日本人の思考の枠組み、それはセクシュアリティ観、都市下層社会観、家庭観の三つの観念と、その相互連関性を浮き上がらせることで見えてくる。そして、その枠組みは、形を変えて今も日本人の意識下にあるがゆえに、極めて今日的な問題を提起することになるのである。
看護診断の世界的なリーダー、ゴードン博士の書き下ろし単行本。世界中で使われているゴードンの「機能的健康パターン」。「機能的健康パターン」は、個人を、家族を、そして地域社会をアセスメントし、診断するホリスティックな枠組みを提供します。NANDAの1998年採用新看護診断収載。