高校一年といっても、まだ幼い体つきの千代は、将来、出産できないのではないかと悩んでいた。そのことを相談された強は、思案したすえ、「実験してみようか?」と言った。千代の返事はイエスでもノーでもない。だが、そのときから、幼なじみの二人は、異性として互いを意識しはじめた…。誰もが体験した思春期のセックスを、瑞々しく描いた名作長編小説。
1930年代のアメリカを舞台に、少女が文通をとおして友情を育んでいく姿を、元気いっぱいの手紙でつづった心あたたまる物語。
20世紀最大の作曲家ストラヴィンスキーの後半生に出会い、愛弟子として創作活動に深く関わり、ストラヴィンスキー作品の名指揮者としても名高い著者による、マエストロとともに過ごした日々の記録。アフリカ旅行に出かけた1962年から、1971年の作曲家の死を経て、ストラヴィンスキーの愛妻ヴェラを看取る1982年まで。
友がいたから、今がある。ビジネスから文化までの各界で活躍する名士たちがはじめて明かす感動の友情秘話。
本書は、アメリカ留学の記録として読んでも、一つの青春を語っていて楽しいが、障害とは何か、これをどう扱うか、という問題についての入門書でもある。
インパール作戦・イラワジ会戦従軍情報将校の感動的回想録。
天才作家たちは、いかに愛し、妬み、創作し、破滅していったか。ゲイで、アル中で、傍若無人で、永遠に無垢だった二人の芸術家、トルーマン・カポーティとテネシー・ウィリアムズ。二人との交流を軸に、アメリカ文壇の裏面史を語る回想録。
昭和14年、日米開戦2年前。険悪な状況のなかで、第6回日米学生会議が開かれた。日本からは、各大学から男女あわせて48名の大学生が参加。宮沢喜一、奈良靖彦、苫米地俊博、山室勇臣ら参加学生は、巨大な国・アメリカに何を見たか。戦争を超え、国境を超えた真の友情を描く大型ノンフィクション。
一度は、貧しさのために野球をあきらめた修。しかし修を応援する母や友人たちに支えられて、ふたたび野球を始めることができた。修の情熱に心を打たれた今村と、共に苦しい練習にはげみ、甲子園をめざす。優勝を目の前に今村は事故でこの世を去ってしまう。大切な友を失った悲しみを胸に、修は甲子園のマウンドに立った。感動の友情物語。
ある日、さゆりの家のとなりに、アフガニスタンの一家が引っこしてきた。同じ年ごろの女の子のすがたもある。やがて、この姉妹スミンとサーミンは、さゆりのクラスに転入し、いっしょに机をならべるようになる。内戦が続く祖国をあとに、国から国へと旅する“難民”の人びと…。いつしか、姉妹とさゆりの間には、友情が生まれたが、ふたりは感謝のことばを残して、また、海をわたった。小学校5・6年生から。
引っこしがすんだばかりのマクローチ家。家族の一員、ラッシーは、ゴミ捨て場で小犬を発見。ラッシーと友だちとなった少年、ニールは、小犬を助けようと決心します。ラッシーによって、小犬の命は助かり、その小犬とニールの間に、“友情”が生まれます。小学校3・4年生から。
4年3組、2班の新しいメンバーは、マコトちゃんと正太と夢之介、それに彩香と1か月後に転校してきた留美の5人ー。1年間いっしょの仲間は、ハラハラ、ドキドキしながら、ときどき、ないたりわらったりして、勉強以上に大切な友情を発見していく。さあ、きみも友情組のメンバーにならないかい?小学中級から。
わたし、吉沢みき、10歳、やぎ座。ふたりのあいだにひみつがあるなんて、こんなことはじめて。親友だとおもっていたのに。
国家とは、戦争とは?苛酷な運命とぎりぎりの選択!昭和14年、開戦前夜の日米学生会議。巨大な国・アメリカに圧倒された宮沢喜一たち。戦争を超え、国境を超えた真の友情を大型ノンフィクション。