セレブが集う最先端の中東のリゾートホテル、使いやすくてかつエレガントな欧州のホテル、アジアのコテージタイプの宿、アフリカの寝台列車…etc.世界中の宿泊施設に泊まり、ゲストルームの実測図を40年以上にわたって描き続けている著者によるホテル探検記。見ているだけで泊まった気分が味わえる好評シリーズの第3弾。
心と体の性はいつ、どのように決まるのか!?男と女はどれくらい違っていて、どれくらい似かよっているのか。男女の違いは、どのように生まれるのか。ヒトの性は、男と女の2つに分かれるものではなく、インターセクシュアルや性同一性障害の人など、現実の性の幅は広くて、そこに至る道筋、受精卵から私たち1人ひとりへの旅路、その複雑さを実感。
STORY:1970年代のアメリカ。同性愛者であるハーヴィー・ミルクは、恋人のスコットとサンフランシスコのゲイ・コミュニティに移り住む。マイノリティの権利のため仲間とともに立ち上がったハーヴィーは「カストロ通りの市長」と呼ばれるようになり、政治に関わろうと公職選挙に出馬。1977年、4度目の選挙で市政執行委員に選出され、アメリカ史上初めて同性愛者と公表して公職に就いた男性となる。だがその翌年、最大の悲劇が彼を襲う…。ENGLISH:全編にわたって標準的なアメリカ英語が使われている。ミルク本人がテープ録音しながら過去を回想している場面は、言葉を選びながらゆっくり話しているし、演説やニュース、討論会などの場面もはっきりと話されており非常に聞き取りやすい。ただし、ミルクとその友人たちとの会話は、かなり砕けた表現が使われており、また同性愛に関する卑語や俗語がいろいろ出てくるので、そうした知識がないと難しく感じるかもしれない。
大正、昭和、そして戦後、同性愛が“タブー”であった時代ー、いかに彼らは自らを認識し、何を悩み、そして生きてきたのか?秘密メディアや風俗雑誌、投稿などの肉声をもとにまとめた、初めての“近代日本の“男性同性愛者”の歴史”。
世界で唯一、合法の「児童性愛愛好者協会」。取材班は、手始めにぼくを児童性愛者として会に送り込むことを決定した。初めて出席する会合にそなえて、ぼくは児童性愛をとりあげた本を手当たり次第に読みあさった。インテリぶった理論的考察や、児童性愛者を頭から「変質者」と決めつけて身の毛のよだつ話に仕立てあげたものはたくさんあった。だが、秘密裡の生活を送る彼らの実像に迫るものは、まったくといってよいほどなかった。ペドファイルという言葉は、「子どもを愛する人」という意味のギリシャ語に由来する。性欲の対象が子どもだけに向かう彼らは、「一般の」人々とかけ離れたタイプと思われているが、実はそうではない。たとえば少女を誘拐し、森でレイプする男だけが児童性愛者なのではない。その一方で、彼ら自身といえば、“世間から偏見を受けている者”として自分たちを見なしていた。児童性愛者のネットワークに潜入するには、ぼく自身がペドファイルになりきらねばならなかった。ぼくは、「もう一人のぼく」への変身を準備していった…。
LGBTを含むセクシュアル・マイノリティ生活者としての素顔、仕事と収入、パートナーとの家事や余暇活動にみる“分かち合う親密性”。しなやかなインタビューを通して、親密性理論の新しいモデルを拓く社会学。
同性愛と家族とが交差したとき、そこに何が浮上するのか。スティグマを押された人を前にして、私たちは何ができるのか。親にカムアウトする子ども、子どもからのカミングアウトを「カムアウト」する親ー「カムアウトする親子」の語りから、同性愛と家族をめぐる問題経験を掘り起こし、日本社会を問い直す。
儒教的慣習や一人っ子政策の下での女児殺害といびつな男女比、独身男性や自殺する女性の多さ、アイデンティティの表明としての纏足や辮髪、同性愛や異性装をめぐる価値観の変遷ー。政治や法、医学、芸術、スポーツまで、西洋的概念では捉えきれない、性の視点から見渡す伝統中国から近現代中国への変化。
ヒトの性的指向を決定するものは何か。選択か?生まれつきか?遺伝子、ホルモン、ストレス、脳、認知心理学、行動学的心理学、精神分析ー性的指向を扱う科学理論を網羅的に取りあげ、その限界と意義を検証する。
300人の証言で綴る、日本初のゲイ・ドキュメント。
HIV感染者が素顔で語る、あなたへのメッセージ。