「西郷隆盛は征韓論に非ず」「日清戦争は不義の戦争なり」-明治の海舟の発言はしばしば反時代的な姿をとった。そこにこめられていた思想的主張は何だったのか?近代日本の進路を誤りと断じ、はやばやとアジアの同盟を構想したこの特異な「思想家」の全貌が、ここに最もふさわしい著者を得て明らかになる。
都市で暮らすにはマンション生活が不可欠となっている現在、改修工事問題は近い将来に直面する課題である。その難問を通じて、集住生活に潜在する悩みや幻影を描きだし、マンション居住を掘り下げる。
取引の仕組みから実務上の取り扱いまで、銀行取引全般を解説。
画期的な研究の完成を目前にした科学者たちの前に次々と現われる奇妙な訪問者とは誰か?映画「ストーカー」の原作者ストルガツキイが描く世紀末のファンタスチカ。
動乱の幕末期、幕臣として「江戸城無血開城」など大きな業績を残し、維新後は新政府にも出仕した勝海舟の箴言集。幕閣髄一の開明思想家として世に知られた人物だけに、その言動には、時代を超えた含蓄に富むものが多い。
本書の内容は、まず初学者向けメカニズム、アクチュエータなどの解説にはじまり、シングルメカニズムの制御と特性、複合メカニズムの制御と特性、更に位置決め精度、情報カムと、次第に高度な実験と解説へ進み、簡易ロボットの構成やワークのピッアップ動作などFAシステムへの応用に到るまでの広い範囲にわたっています。
丸井には“お客様第一”の精神が脈々と受け継がれ、今も生きている。お客様に気持ちよく買い物をしてもらうために何をするべきか。丸井20年間の現場経験をもつ著者が、“お客様本位”の丸井の精神を、余すところなく語る。お店・売場改革実現のために!
御家人の勝家は、世に容れられない当主・小吉の放蕩のゆえに貧の極みにあったが、長子・麟太郎は直心影流剣客・島田虎之助の内弟子として剣の道に打ちこみ、激変する世情のなか、やがて蘭学を志していた。他人の厚情にも助けられながら学問に没頭する麟太郎の姿は、いつか幕閣の目にもとまり、蓄所翻訳方に抜擢、そして講武所砲術師範、海軍伝習生師範と昇進していった。歴史長篇。
本書は、銀行取引のなかで起こるさまざまな疑問やトラブルを一つずつとりあげ、どう解釈し処理したらよいかについて、銀行と取引先の両当事者が十分納得のいくよう、銀行業務の実情にそって具体的にわかりやすく解説したものです。
「売り方」の基本から顧客ネットワークのつくり方まで-。最高の営業実績を上げるマニュアル。
本書は、トラブルを未然に防ぐ“予防法務”の視点から、「人」「物」「金」をめぐるリスク回避のポイントを、身近な例とともにわかりやすく解説。人事・労務管理から知的所有権、PL法、債権回収まで、あらゆる法的危険に対処できる、ビジネスマン必読の一冊です。
資本主義香港を奪還せよ。〓@68B0@小平の密使として香港回収を指揮した「陰の総督」許家屯。イギリスとの暗闘、中南海での抗争。返還を目前に明らかとなった驚くべき政治裏面史の赤裸々な証言。
香港回収。中国の未来は…。〓@68B0@小平の命を受け送り込まれた「陰の香港総督」許家屯。香港に魅入られ、それゆえに亡命した中国大物高官、いま語られる中国、香港、そして台湾…。
下巻では明治十一年七月十九日より二十年四月十七日までの日記を収録。勝家の人びとの素顔、活発なキリスト教の布教活動、緒についたばかりの外国語教育の実態など、両親の死をのりこえ日本で力強く生きてゆくクララの目を通して、当時の世相や事件が綴られる。巻末には、本書に登場し、文明開化期の日本に大きく貢献した外国人教師・宣教師ら百十余名の略歴を紹介、さらに詳細な人名索引を付した。
幕末から明治近代へ-新時代の「機」を読み切り、独創的な才覚を発揮した海舟。公への「誠」を通し、変わらず忠勤に励んだ鉄舟。主家への「忠」を貫き、隠棲の淵に身を投じた泥舟。時流の荒波にそれぞれの航跡を描いた、三舟の「生きかた」を考える。