やがて入り江が見えた。両手が水をすくうように、膨らんだ帆が空気をすくった。すでに鼻がかいでいたものが、目に見えてきた。最初はチョウジ油をすりこんだ望遠鏡を通してー大英帝国の軍人、リチャード・フランシス・バートン。インドでは様々な言語と文化に浸り、アラビアではメッカ巡礼をなしとげ、アフリカではナイルの源泉を追い求める。『千夜一夜物語』の翻訳者としても知られる桁外れの人物の生涯を、世界的に評価されるブルガリア系ドイツ人作家が、事実と虚構を織り交ぜて詩情ゆたかに描き上げた傑作長篇小説。ライプツィヒ・ブックフェア賞受賞作。
赤字でも、仕事がなくなっても、顧客に逃げられても、現預金があれば会社は生き残る!とことん借りて、儲かる会社に変わる!企業再生に命を賭した著者による、「お金の調達力」を上げる方法。
新旧相撃つ「明治」を生きた勝海舟の後半生。
貧しい御家人・勝小吉の長子として生まれ、少年時代は剣術と学問の修業に励んだ勝麟太郎(海舟)。しかし時代状況は彼に実力を発揮すべき場所を与えてゆく。幕府海軍の育成に尽力する一方、坂本龍馬らをも育て、やがて咸臨丸での渡米、開国、大政奉還から江戸無血開城へ…。明治維新を推進した幕臣の波瀾の生涯を描く長編小説。
一七世紀末の海賊が残した驚くべき手記。カリブ海、南米、フィリピン、中国など世界の海を渡り歩き、敵船拿捕、都市襲撃といった私掠活動を重ねる。つねに危険と背中合わせの航海の様子と、寄港した土地の自然や風俗を、厳密な観察眼でつぶさに記す。
知りたいことがすぐわかる。豊富な図解でポイントすっきり。“第三の財務諸表”の読み方・作り方・活用の仕方。
一七世紀の海賊の驚くべき手記。グアム諸島からフィリピン、中国へ、故国イギリスを遠く離れ、一攫千金を夢見て船は進む。焼き討ちや略奪を重ね、嵐や伝染病に苦しむ航海、その途中で間近に接した動植物や言語風俗等、貴重な記録も満載。
銀行は金という個人の秘密情報を扱う商売、行員たちの口は堅いし、大抵の用事はATMで済んでしまうから、人々には自分の大事なお金を管理してくれている銀行マンの「顔」が見えない。そこで、その素顔をわかりやすく伝えるために、支店長まで勤め上げた元銀行マンが、在職中に起きた実話を巧みな構成で紹介している。“金融暴露本”や“金融小説”でもない、このユニークな「銀行物語」の面白さ、興味深さには、ぐんぐん引き込まれていくこと必至。本書を読めば、靄がかかっていた“向こう側”の視界がくっきりと晴れてくる…。
デビュー10周年を記念するベスト・アルバム。過去の楽曲に加えて、Anchangのソロ・ユニットとしての「語れ!涙!」、デジタル配信限定だった「廃品回収」「毒マムシ」、最新曲「仕事人」も収められている。洋楽メタルを噛み砕いた曲想に面白おかしい歌詞を乗せたセンスの妙を楽しみたい。
過払い金の発生総額10兆円!約1,000万人が過払い金を知らずに損をしている!わずか3年で1万人の依頼を受け、30億円もの過払い金を回収した弁護士のノウハウ公開。
生徒募集の法則、6倍効果が出るチラシ作成法、退会者半減の退会防止、未納率ゼロの授業料回収法など、プロが教える実践的ノウハウの集大成。
クレジット会社の人や弁護士と一度も会わずに、過払い金を取り返しました!戻ってきたお金で、借金が消えました!弁護士や行政書士に頼まず、30代女性がひとりでやりました!主に電話で「過払い金」を取り返し、借金ゼロになった女性の体験記。
オランダなど農業先進国で主流の「太陽光利用型」低コスト植物工場。農業をビジネスとして成功させるためのノウハウが満載。
コンピュータやインターネットの発展は、高度な情報社会をつくりあげる一方で、かつてない事件や事故を引き起こす存在にもなっている。ITを基盤とした情報社会を、どうしたら安心・安全にできるのか。また私たちの対策は何か。そのために必要な知識を、現実に起きている事例をとりあげて、ていねいに解説する。