本書は、最新のビジネス実務法務を体系的・網羅的且つ平易に解説した基本概説書である。商工会議所主催の「ビジネス実務法務検定試験」に完全に対応しており、この試験の受験参考書としても適切である。最新の事例・判例を取入れている点でも有用である。図表も多く取入れられており、初学者にとっても理解しやすいような工夫がなされている。推薦しうる基本書であり、入門書である。
本書は税効果会計の基本および具体的な手続について、会計基準等を読んだだけでは、なかなか具体的な手続がわからないという方にも、十分理解していただけるようにわかりやすく解説しています。税効果会計の実務の流れを整理し、ステップごとに解説するとともに、おさえておくべきポイントを適宜明示。さらに、実務上の作業フローをより深く理解できるように、実際に作成する表や多くの設例を盛り込み具体的に解説しています。第4版では、主に、税率変更時の処理方法や、改正退職給付会計基準などによる実務への影響ポイントを追加しています。
中国人のビジネスは、人間関係の深さを基準として動いている。
安政期幕政改革の最良の息子。機略縦横、横井小楠の「公共の政」理論にみちびかれ、幕府・諸藩の障壁を撒し、改革勢力の全国的連合に全精力をもやしつづける海舟。しかもついにその夢を実現できなかった彼はけだし不遇の政治家というべきだろう。このような視角から、幕末・維新期におけるもろもろの政治コースのなかで海舟の演じた役割を探る。
本書は、主として西ドイツにおける1920年代よりの直接原価計算論(限界原価計算論)の生成と発展を、その機能的側面に注視して、方法論的に、広く諸学説を渉猟しつつ、直接原価計算システムの諸形態とそのあり方を考察したものである。
サブスクリプション、IoT与信、マネージドサービス…性能・品質から、仕組みで勝負する時代へ。いま最も熱い「稼ぎ方改革」の実践手法!
利益や費用の考え方、売掛金の回収、原価の計算…江戸の呉服屋「ゑびす」は、いかにして経営危機を乗り越えたのか?ストーリーでわかる商売繁盛のコツ。
19世紀末、大旱魃に苦しむブラジル北部の辺境を遍歴する説教者と、彼を聖者と仰ぐ者たち。やがて遍歴の終着地に世界の終りを迎えるための安住の楽園を築いた彼らに、叛逆者の烙印を押した中央政府が陸続と送り込む軍隊。かくて徹底的に繰返された過酷で不寛容な死闘の果てに、人々が見たものは…。’81年発表、円熟の巨篇。
LNGは地球環境に優しい主要なエネルギー資源であり、その重要度は増すばかりである。SOx排出削減に有利なLNG燃料船も出現しており、小型LNGタンクの取り扱い技術が求められている。一方、水素はクリーンさ、発電効率の高さ、用途の広さなどから、これからのエネルギー源として開発がなされている。しかしLNGよりも低温であり、液体水素LH2の大量輸送には更に高度な技術が必要とされる。本書はこうした現況を背景に、タンクシステムならびに超低温液化ガスを流体として捉えた際の具体的な技術課題を、CFDの手法を中心に実務上の参考となるような多くの図や数式を駆使して、タンク型式ごとに詳しく、かつ、わかりやすく解説する。造船・運航をはじめLNG・LH2に携わる関係者ならびに研究者にとって、欠かせない一冊。
勝小吉と勝海舟は、ともに閉塞した幕末江戸の下級旗本の世界に生まれた。小吉は脱出できなかったが、その代わり自叙伝のなかでその生活ぶりを描写してくれた。海舟は、黒船来航を機に、みずから閉塞社会に風穴を開けて飛びだすことに成功し、幕末の陸軍総裁、明治国家の伯爵にまでのぼりつめた。一八〇二年に生まれた親の小吉と、一八九九年に没した子の海舟が、二人して明治維新をはさむ十九世紀をフルに生きたストーリーである。
用語集で法律用語の理解度up!ビジネス現場に即した参考書!夫婦の契約&財産関係、相続などビジネスとは違う身近な分野も網羅!出題者目線がわかる!
グラフト重合でつくった吸着材で「不要」な物質を除去したり、逆に「のぞみ」の物質を濃縮したり採取したりすることができます。吸着の原理を解明して吸着材を作製するところから研究開発がスタートしますが、実用化に至るには長い道のりが必要です。研究開発から実用化に至るまでの苦闘のプロセスを赤裸々に記した、グラフト重合に賭けた研究者の涙と汗と歓喜の物語。
税理士が遭遇する難問事案への対処法とその捉え方・考え方を、豊富な実務経験から導かれた知見を元にわかりやすく解説!
近代日本の出発点となった明治維新そして明治国家を、政治・思想、経済・技術、文化・教育から総合的に捉え直す。経済・技術を取り上げる第2巻では、経済発展の方向性を示した政治家や官僚たち、そして実際に事業の担い手となった官僚・士族・農民たちの足跡を取り上げる。また、地方経済の勃興を牽引した各地の人々も紹介し、「殖産興業」の掛け声のもと奇跡的な内在的発展を成し遂げた全体像を描く。