第二次世界大戦で戦火を交えた英国と日本。その不幸な出来事の結果として英国の近代日本語コレクションは戦後急速に成長し、英国図書館、ロンドン大学東洋アフリカ学院図書館、ケンブリッジ大学図書館そしてオックスフォード大学ボードリアン日本研究図書館が所蔵する四大日本語コレクションが築かれることとなる。敵国語としての日本語教育や敵国財産として接収された日本語書籍によって支えられた日本研究の発展を、戦争とのかかわりから読み解く。
新学期を迎え、六年生になった怜奈。朝、学校に行くとクラス分けが発表されていた。仲良しの真央と美羽とは別のクラスになってしまったが、省吾とは同じクラスに。新生・吹部では四年生になったばかりの入部希望者が集合していた。そのなかのひとりにより、思いがけない事件が起こることに。そして、省吾に誘われ、怜奈は初めてのデート(?)に行く…。
ステキな洋館の図書館がある小学校に転入してきた萌。土曜日に開放された図書館で、同じクラスの女の子を見かける。その子、香川成美は、教室に通えずに「図書館登校」をしている子なのだ。萌は絵のじょうずな成美を、写生遠足に誘おうとするけれど…。また、図書館には「開かずの部屋」とよばれる部屋があり、司書のひとみ先生は、なにやら秘密を持っているようで!?
春の嵐が吹き荒れたある日。突風とともに、小学5年生の元と瑠香のクラスにひとりの少女が転校してきた。彼女の名は、夢羽。とびっきりの美少女だった。しかし、ぶっきらぼうだし、授業中はどうどうと居眠り。なのに、誰もがわからない謎を簡単に解いてしまったり。謎だらけの夢羽の出現で、元と瑠香の毎日も謎めいたものに変わる。いったい、夢羽とは何者…?小学校中学年〜中学生向き。
転校生の大智は、新しいクラスの仲間に話しかける勇気がなく、いつもひとりぼっち。休み時間を学校の図書館ですごしていたところ、本だなの背とかべの間から、古い学級新聞を見つける。新聞にふれたとたん、バチッと青白い光が舞ったように見えたと思ったら、とつぜん目の前に、男の子のゆうれいが現れた。なんだかとってもやさしそう…。もしかすると、この子となら友だちになれるかも?ちょっぴりこわくて、心があったかくなるストーリー。
浩介の転校先の小学校でも新学期がスタート。新しい学校には思いもかけない怪談と、その黒幕がいたー!閉じられた空間で、語りつがれることで力をつける「学校の怪談」。クラスメイトの園田さんにも危機が迫る!?浩介は、彼女を救えるのか!?
学校で目立たない達輝は、図書館では本の知識で大活躍。同じクラスの彩友から、わけありの「本探し」をたのまれる。夏休みに図書館で、サッカーが得意で本を読まない令央を見かけ、本をすすめると…!?本にしか興味がなかった達輝の、ひと夏の出会いと友情の物語。
小さい頃から身近にある図書館。でも、その多様な使いかたを多くの人が知らない…。実は、子育てもビジネスも、図書館がしっかりサポートしている。図書館でできることを知れば、私たちの生活はもっと豊かに、楽しくなる。若き図書館長・吉井潤氏が、やさしく解説した図書館ガイドブックの決定版!
山岸さんが長年探しつづけてきた祠の手がかりが近所の人形屋敷にあると判明!この屋敷は、以前浩介が怖い目にあったところだ。ふたたび屋敷を訪れた浩介と山岸さんはフランス人形と共に人形師の本家へ旅立つがー。うわさの祠とは、そして山岸さんの探し人には会えるのか?
野原のまんなかにある秋葉図書館。のどかなこの図書館でも季節はうつろい、新人司書・文子の仕事ぶりも板についてきた。だが相変わらず利用者はあれこれ持ち込み、文子を悩ませる。絵本にお菓子に料理に…とさまざまな謎を、本や先輩司書の力を借りて見事解決を目指すのだけれど。そんななか、お隣の地所から驚くべきものが発見されー。本好きに捧げるやさしい図書館ミステリ。