民主主義社会における図書館のミッションとは?市民の自立支援に向けて図書館や司書が果たすべき役割と可能性について、鳥取県知事・総務大臣を務めた地方自治の泰斗片山と、図書館政策論の第一人者糸賀が、地方自治、地域づくりの観点から縦横に論じ合う!
地域の情報拠点・読書施設であり、各県の知的遺産の保存などのきわめて重要な役割をもつ県立図書館は、地方自治の中心施設として、インターネット時代に対応した住民サービスをさらに徹底し、住民の参加によって運営されなければならない、と大胆に提言する。
みさと町立図書館分館に勤める遥は、33歳独身の実家暮らし。遥が持参する父お手製の弁当に、岡部主査はいつも手を伸ばし、くすねていく。人事異動でやってきた彼は、図書整理もできないネットサーファー(死語)で砂糖中毒だ。本の貸借トラブル&クレーム対処をはじめ、家庭内の愚痴聞きや遺失物捜索など色々ある“図書館業務”は、ままならないことが多い。でも小さな町の図書館分館では、訪れる人たちの生活が感じられる。理解もできる。だから、ここではちょっと優しくなれるのだ。いなかの図書館を舞台に描かれる、小さな町のハートフル・ストーリー。
図書館は社会に、そして教育に奉仕する存在である!日本で初めて図書館を「社会教育施設」であると提唱した、日本近代図書館学の金字塔。「図書館学」(Library Science)を本格的に志向し、本をただ保管するのではなく、いかに活用していくかが重要だというパラダイム転換をもたらした名著。「開架式(open shelf)」「参考司書(reference librarian)」など、現代でも使われる多くの訳語を作り、それを定着させたという、図書館学を論じる上で外せない一冊でもある。学校図書館はもちろん、公立図書館の意義についても詳しく論じる。図書館に関わる人すべてに必携!読みやすい現代表記の新訂版として待望の復刊!
日本有数の社史(企業の歴史書)を所蔵する図書館で、司書のアイデアが図書館の新たな役割を生み出す物語。社史を日本の文化とし、企業の経営と意外な裏側、社史にしか記されない情報や、社史編纂担当者の想いも伝えていく。
塩尻市立図書館開館50周年+本の寺子屋開講10周年企画。図書館のあり方を考えるすべての人へ。“「本」の可能性を考えたい”をテーマにしたプロジェクトー。「本の寺子屋」が塩尻市立図書館でスタートして10年。その活動は全国へと広がり、さらに拡大する様相を示している。70名を超える歴々の講演者によるエッセイ、図書館職員・参加者の声を手がかりに、地域に根ざす公共図書館の未来の姿を見きわめる。
子どもの成長・発達を日常的に支える教育環境であり学校社会のセーフティネットでもある学校図書館を使って批判的な思考力を身に付ける重要性を示す。さらに、図書館は捜査機関からの利用記録の照会にどう対応するべきか、利用記録のプライバシー性をめぐる論考を付ける。
中東紛争の焦点となっている組織「イスラム国」とオスマン帝国、中国が主張するシーレーン戦略と永楽帝が推進した大航海。ニュースを理解するには世界史の知識が必須。長く高校で歴史を教えてきた増田ユリヤが、世界史をわかりやすく解説し、池上彰がその世界史が、現代とどうつながっているかを解き明かす。ニュースへの理解がぐっと深まる一冊。
「図書館の自由」は難しい、でも面白い!
図書館を利用して、認知症予防の鍵=“ワーキングメモリ”を鍛えましょう。読書・朗読によって知らず知らずのうちに鍛えられる“ワーキングメモリ”。健康長寿のための読書。声に出して読むことで体と心と脳によい朗読法を解説。大学での公開授業や各地の図書館で行った活動=ライブラリハビリ活動も紹介。
図書館のタネは、やがて根を伸ばし、本と人とを結び付ける。魔女っ子司書の第2弾!