背すじがゾーッとするようなたのしいお話。
未来に遺し続けたい、極上の空間美。フランスの建築写真の第一人者が、ヨーロッパを中心に世界12カ国、計23におよぶ由緒ある図書館を訪ね歩き、その絢爛豪華な空間・意匠を約200点の美しい写真に収めた。それぞれの図書館の成り立ちやドラマに満ちた歴史をひもとく解説も収録。
身近なところで見られる「道ばた雑草」を写真で紹介。そのほか「道ばた雑草の観察ポイント」「道ばた雑草で遊ぼう」「道ばた雑草に来る昆虫」などなど、雑草のミニ知識がいっぱい。
優しく、そして切ない5つの物語。ラスト1行まで何がおこるか分からない!大ヒット“どんでん返し”ミステリ『私たちが星座を盗んだ理由』の衝撃、再び!
京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館長の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめる、アットホームなこの図書館には、その雰囲気に惹かれて奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる。それぞれに悩みを抱えるお客様に、図書館長・小野篁が差し出すのは、解決法が記された不思議な書物でー。悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど温かなライブラリ・ファンタジー。
映像作家がつくった日本一チャーミングな図書館。みんながワクワク動きだす場づくり人づくり組織づくり21の秘策!
凍えるようなある冬の朝、アメリカ中西部にある田舎町の図書館長ヴィッキーは、返却ボックスの中でふるえている子ねこを見つける。デューイと名づけられたその雄ねこは、人なつこい性格と愛らしいしぐさでたちまち人気者になり、やがて町の人々の心のよりどころになってゆく。ともに歩んだ女性館長が自らの波瀾の半生を重ねながら、世界中に愛された図書館ねこの一生をつづった大感動のエッセイ。生きる元気をくれる一冊。
1937年の東京。隅田川で拾われた男が病院に運ばれてくる。身元不明の男は記憶を失っていたが、なぜかこれからやってくる戦禍の時代を知っているかのようだった。「遭難者」。とある北の国。猛吹雪の夜、図書館に一人の少年が取り残された。暖房もない極寒の館内。そこに突然現れた謎の男は少年を救い、やがて大切なことを伝え始めたー。「図書館の子」。時とたたかい、時に翻弄される者たちを描く全六編。
期末テスト中の慌ただしい9月、風ヶ丘図書館で死体が発見された。閉館後に侵入した大学生が、山田風太郎の『人間臨終図巻』で撲殺されたらしい。しかも現場には一冊の本と謎のメッセージが残されていた。警察に頼まれ独自の捜査を始めた裏染天馬は、ダイイングメッセージの意味を解き明かせるのか?ロジカルな推理、巧みなプロットで読者を魅了する“裏染シリーズ”第4弾。