地域の新たな魅力を創生する。その仕組みとヒントがここにあります。地域デザイン学会は、グローバル時代における「地域」の可能性を「コンテンツからコンテクストへ」という視点から学際的に研究する団体。本書は同学会が年2回発行する研究論集。今号の特集は「ゾーンとトポスの共創デザイン」。原田保(同学会理事長)ら研究者による論文と研究ノート、また研究会やフォーラムの記録などを収録。
歴史をかたるー人間のこの営みの一面を示すものとして、偽文書や由緒書は、近年、その史料的価値が見いだされつつある。特に近世から近代にかけて、地域の優位性、淵源や来歴を語るために、多様な偽文書や偽りの史的シンボルが創られていった。それらのなかには、地域に根ざし、偽りの歴史を語り継ぐ装置として、今なお命脈を保つものが多く存在する…。史的シンボルが群立し、「椿井文書」なる偽文書が地域の由緒に大きく関わる北河内地域を中心に、偽文書や由緒書の生成・流布の過程を解明。当該地域における歴史叙述の脈絡を捉え直し、戦国期に寺内町を次々と生み出した地域秩序を明らかにすることで、地域史の再構築をはかり、歴史学と地域社会との対話を模索する。
周りに危険な場所や避難の妨げになる箇所は?著者はまちづくりと地域防災のスペシャリスト、災害図上訓練の具体的な進め方がよくわかる。災害が大規模化・多様化・激甚化/災害列島日本の地域防災の基本。
長年にわたり子ども虐待の早期発見・早期支援の実際的な研究を積み重ねてきた著者による最新刊。子ども・養育者の現状・虐待の実態から、新たな子ども虐待予防の理論ならびに具体的な予防策・支援方法を事例に基づき解説。さらに、養育者への虐待予防教育のあり方や地域の子育て拠点の役割等にも言及しながら、これからの地域における予防的取り組みについても具体的に提起する。
なぜ、災害時に「孤立村落」が発生するのか。地元建設業者の役割は、本業の建設業だけでなく、降雪など自然災害、東日本大震災をはじめとした甚大な災害時における災害対応、インフラの整備など多岐にわたる。本書は過疎地域、縁辺地域における土木業の役割を分析、また2014年埼玉県秩父を襲った大雪に閉ざされた過疎山間部を例に災害対応、インフラの整備等を詳細に検証。
産業革命の中核企業・6大紡の一つ富士紡績は、どのような経営戦略と労務対策により発展したか。同時に周辺地域は、問題をいかに克服し共栄体制を構築したか。今日に連なる企業社会の創出過程を多面的に解明する。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●脊髄損傷者(脊損者)の中で、特に問題とされるのが褥瘡(床ずれ)である。社会復帰を果たした脊損者に褥瘡が発生すると、その治療が長期化し、場合によっては職を失うこともある。
●また、褥瘡による長期療養が必要な状態に追い込まれることもあり、本人の生活活動や生命にも危険が及ぶことがある。
●本特集では、脊損者の医療に携わるリハビリテーション科医(リハ医)や、形成外科医、看護師、リハビリテーション専門職、管理栄養士など、さまざまな専門家が、褥瘡の予防や治療に積極的に関与するための情報を提供。それぞれの専門家が褥瘡の問題点や実践的な評価と対応策について解説した。
【目次】
リハビリテーション科医が積極的に褥瘡予防にかかわる意義について
DESIGN-R(R)2020にみる新しい褥瘡アセスメントについて
医療従事者が知っておきたいシーティングの基本と実践について
微量元素にも考慮した栄養管理について
脊髄損傷者に対する褥瘡手術
TOPICS 糖尿病性腎臓病に対する包括的治療のポイント
■新連載
地域リハビリテーションの現状と今後
1.地域リハビリテーションとは
■連載
巻頭カラーデザインが拓くリハビリテーションの未来
5.臨床に利用可能なスマートアパレル(衣服型ウェアラブル)モーションキャプチャe-skin MEVA
ニューカマー リハ科専門医
渡邊幸太朗
リハビリテーション医療におけるEvidence-Based Practice
5.Evidence-Based Practiceにおける情報適用と評価
知っておきたい神経科学のキィワード
19.Cortical silent period(CSP)
認知症の基礎知識とリハビリテーション
3.認知症の基本(診断と治療)
リハビリテーション医療における安全管理の一工夫
II.回復期リハビリテーション病院における安全管理:1.転倒・転落の予防策と発生後の対応
リハビリテーション治療中のリスクに備える医療機器管理
8.がん治療中の機器管理(CVポート・PCAポンプ・抗がん剤の曝露)
リハビリテーション医学・医療の歴史秘話“あの時なにが?”
9.日本摂食嚥下リハビリテーション学会
学会報告
第60回日本リハビリテーション医学会学術集会
いまだから考える「つながり」の重要性。「孤立させない地域づくり」のために私たちができること。小坂健さんによる「医学的に見る、コロナ禍でも安心して活動できる方法」収録。
各自治体別の最新試験情報と独自の地域情報を掲載。論作文の過去問から執筆すべきポイントを解説。過去問を分析して作成した予想問題による教養試験対策。
職場での提案や改善、自らの発明品や作品紹介をするときチカラを発揮するのが3D「立体図」。産業分野で幅広く活用されている3D「立体図」は、そのものの特徴をわかりやすく、ひと目で伝えることができるすぐれた図形。その基礎から応用までの描き方を具体的に解説!