観光立国が推進されるいま、国内外の旅行者をこれまで以上に引き寄せる、魅力的な観光地づくりが各地で求められている。地域のあり方を構想し、そこに暮らす人々の力を結集して地域を変革に導くことのできるリーダーは、どのような特性やスキルを持つのか。彼らはどのようにしてリーダーとなったのか。聞き取り調査やアンケートを通じて、リーダーの実像を描き出す。
SDGs(持続可能でよりよい世界を目指す国際目標)を原動力とした地方創生は地域経済活性化の切り札!企業・金融機関の連携による地域貢献の具体例と金融機関の収益源になるビジネスモデルを8つの事例中心に詳しく紹介。
グローバル化した時代において、「ことば」はどのような意味や役割をもつのだろうか。文化を支える「ことば」について日本語教育、英語教育、バイリンガリズム、言語習得、社会言語学といった多角的な視点から再考察する。
地方都市における多様な企業の発展の軌跡を、戦前・戦後を貫く視角から鋭く描きだす。地域で技術や資源を継承し発展する中小商工業から、東京一極集中を問い直す野心作。
世界最貧困地帯の一つ、東アフリカ遊牧社会。飢餓・紛争・テロなど絶え間ない人道的危機に直面する人々に国際社会は支援の手を差し伸べてきた。その現場では何が起こっていて今何が求められているのか。地域研究者と援助の実務家が協働し人道支援のあり方に根源的な転回を迫る。
ひきこもり状態にある人は、複合的な困難のために地域に居場所を見出すことができずにいます。その状態にある人への支援において最も重要なのは、ひきこもり状態にある人にとって魅力的な居場所を地域に確保することです。本ガイドブックでは、魅力的な居場所をどう作り、その居場所にどうつなげ、支援していくかを紹介します。本ガイドブックには、全国規模のネットワークを持つ唯一の当事者団体であるKHJ全国ひきこもり家族会連合会が、1999年の設立から17年間の経験を通じで蓄積してきたノウハウが詰まっています。ひきこもりの心理は、往々にして誤解されやすいため、当事者視点からの支援は極めて重要です。また、本ガイドブックは、長期高年齢化するひきこもりの人たちの生活困窮を防ぐために、生活困窮者自立支援法を踏まえたひきこもり支援のあり方を、当事者視点から提案します。ひきこもり状態になった本人とその家族の自立と尊厳を確保し、希望のある持続可能なコミュニティにつなげる支援を実現するための具体的方策が網羅されています。
鉄道開通から150年。全国の鉄道は大きな岐路に立たされている。鉄道会社の経営は厳しく、都市部の黒字が支えてきたローカル線の多くは事業継続が限界を迎えつつある。ごく一部の住民にしか利用されない交通機関でいいのか。歴史の証人でもある鉄道を通して公共交通とインフラの将来を考える。
改定の主な内容:20年後を想定した地域共生社会の構築を市民の立場から進める「第6次地域福祉推進計画」の策定。制度の狭間・生活困窮者等の課題に対応する包括的支援体制づくり。循環型の協議・協働の仕組みづくり。
近世関東の地域社会には、土豪を先祖に持つ家が広範に存在した。戦国大名北条氏の滅亡後、土豪とその子孫は、近世社会をどのように生きたのか。武蔵国の三か村を事例に、土豪の性格変化、そして彼らを取り巻く社会関係、村政運営をめぐる村民の動向、経済構造、領主支配構造の変化などを分析。近世関東の村落社会の形成・展開過程を解き明かす。
統計データのアップデートに加えて、「地方創生」や「観光政策」「文化によるまちづくり」など、新しいトピックスを補充するとともに、新たな章として「都市政策とまちづくり」を追加した、充実の第3版。地域・都市経済学の理論と政策をバランスよく学べる好評入門テキストの最新版。