新たな水災害の構造に目を向け、河川と治水の諸課題を整理し、広範な問題を社会に提起する。
「老化」は、なぜ進化の過程で除去されてこなかったのだろうか。病気を進化的視点から取り上げるダーウィン医学と老化医学の融合をはかり、進化のかげで人類が受け入れた、老化という「トレードオフ」の可能性をさぐる。
人間のせいで、動物たちがひどい状況にさらされています。動物たちのすみかは“開発”によって破壊され、化石燃料をもやすことによって地球の温暖化がすすみ、動物たちの生きる環境が大きくかわってきました。本巻は、こうした動物に関する多くの問題について見ていきます。また、動物と人間がともに生きるために、なにができるかを考えます。
個人によるイノベーションを実現する要因は何か?情報探索行動の効果を明らかにする。
創立125周年を迎えた早稲田。知の蓄積が先端研究を切り拓く、独創的な領域への挑戦。24人が語る学問の魅力。
ボーイング747=ジャンボの登場から約四〇年、それを上回る超大型旅客機がついに誕生した。欧州のエアバス社が二〇年近くかけて構想・開発したエアバス380がそれだ。総二階建て、定員最大八〇〇人超、サイズもジャンボより二周り大きい圧巻の機体を持つ。“空飛ぶ豪華客船”は、私たちの旅をどう変える?開発秘話も交え、二一世紀の航空事情を占う。
本書は、河川・ため池・水田およびこれらの間に張り巡らされた水路網といった身近な水辺の自然とその改変について、生態学者の立場から述べたものである。水辺にはどれくらい多様な生物=生物群集が生息するのか、これらの生物群集がそこに生息できる、あるいは改変によって生息できなくなる理由やしくみはどのようなものか、これらの理由やしくみから考えて水辺の環境保全はいかにあるべきか、といったことが書かれている。
天涯孤独の千浦は、人間以外の動物や植物と会話するテレパシー能力を持つがゆえに、研究施設に監禁されていた。植物たちと静かに過ごしながら、これから出られる日を夢見ていたある日、施設を訪れた伏見と出会う。本来は人間に通じないはずのテレパシーが、伏見に伝わり、千浦は驚きながらも彼に助けを求める。伏見の助力のおかげで、無事施設から助け出された千浦だったが、彼に匿われ一緒に暮らすうち、彼の優しさに触れ、惹かれてゆくが…。
ファーブル昆虫記で名高いフン虫たちは、自然界の掃除屋として生態系の中で重要な働きをになってきた。しかし近年、自然破壊が進むなか、ついに彼らも絶滅への道を歩み始めたのではないか…?長年の調査研究の成果と、とっておきのエピソードで語る、フン虫の博物誌。
熱帯こそ昆虫学の基本的舞台であり、熱帯昆虫の解明なくして昆虫学の教科書は完結しない。本書は、顕著な存在様式を示す熱帯昆虫の諸現象を要約し、体系化したものである。物理的、生物的諸環境要因について、かなりくわしくふれ、項目によっては植物や昆虫以外の動物の知見も記した。
本書では、パーム油原料のアブラヤシは誰がどのように生産しているのか、生産者たちが暮らす社会の構造はアブラヤシ栽培という生業をめぐっていかなる変化を遂げてきているのかを問う。姉妹編のI“グローバル編”で「俯瞰」したアブラヤシ農園開発という現象について、一転、インドネシアやタイの現地に入り「地を這う目線」で調査分析した成果を収録。
Q&Aで悩みも解決。企業の環境対応に欠かせない32の主要な法令・条約などを簡潔にわかりやすく解説。
経済成長と社会統治を担う巨大機構の過去・現在・未来。
すべてのポイントをイラストで図解!生命を支える物質代謝についてくわしく・ていねいに解説。