本書は、日本の森林の樹種構成や多様性の成り立ちを紹介することを全体の目的として書いたものである。古典的な森林動態ではなく、文字通りダイナミックで劇的な変化が森林の維持や樹木の多様性維持にはたす役割をむしろ述べている。また、樹木がそうしたダイナミックな変化や他の生き物たちとの相互作用の中で、いかに多様な生活史を分化させているのかを紹介する。
北海道から沖縄まで、環状列石、配石、敷石住居などの遺構、石棒・石皿などの遺物を取り上げ、集落内の信仰・祭祀関連施設について、地域ごとの特色を示す。発掘された全国各地の縄文時代の信仰・祭祀施設を網羅した決定版。
魅力あるリーダーは、どのようにキャリアを積んで、自らのスタイルを築いていったのか?世界のエグゼクティブ教育の第一線で活躍する著者が日本を代表する名経営者の足跡をもとに、リーダーシップの磨き上げ方を説く。
スポーツ人類学、スポーツ教育学、スポーツ政策学の各方面からeスポーツの様々な可能性を探る。
これまでのコミュニケーションでは通用しない!聴くことの可能性は無限大!
鱗翅類の形態についての専門用語の平易な解説。チョウ・ガの系統や高次分類について多数の線画や写真を伴って詳しく解説する。寄主植物別にガ類の検索ができる。初めて図説された種を多数含む幼虫を中心に、卵、蛹、成虫を含めたカラー写真により図説する。
グローバル化に伴う留学生の増加やグローバル人材育成といった社会的要請のもとで、異なる言語・文化的背景をもつ学生たちとの意味ある交流を通して学び合う授業ー国際共修ーが今日の各大学で進められている。本書では、国際共修の理論および国内外の実践事例の詳細な分析を通して、わが国にふさわしいカリキュラムや教授法、評価法といった、具体的な授業実践に資する方途を提供する。2020時代の高等教育を担う若手研究者・教職員・学徒必読の一冊!
今日、精神分析のあり方は多様化の一途を辿っているが、その傾向は米国において顕著であると言える。その理由として、米国が世界最多の精神分析家を擁する国であること、さらに精神分析の伝統が深々と根を下ろしていることが挙げられる。本書では、精神分析をめぐる最新の議論を米国の動きに注目しながら紹介しつつ、今後の臨床への応用についても展望していく。
女性器切除と「ゼロ・トレランス」をアフリカの現場から深く考える。
国際標準の包括的性教育の拠点は学校。「寝た子を起こす」論、学習指導要領の“はどめ規定”など日本の性教育政策のボトルネックを克服し、保育園・幼稚園、学校教育での実践をサポートする理論的入門書!
存在(ある)から発展(なる)へ、つまりは、可逆的な力学的世界観から不可逆的な熱学的世界観へ。非平衡熱力学の哲学的意義を説く。
言語発達は単語から始まり、単語と単語がつなぎ合わさって電文体になっていく、といったこれまでの言語発達の常識をくつがえす、日本初の書。幼児は、これまで考えられてきたような一律の方法で言語を獲得していくわけではない。子どもによっていろいろな言語獲得ストラテジーがあるということを、種々の研究から立証し、なぜ言語発達にさまざまな方略があるのかについても解説している。
DXや働き方改革など変革期におけるキャリアについて、個人、企業、社会の役割を考える!基本的な理論や考え方を解説するとともに、ダイバーシティ、正社員の多元化、ワーク・ライフ・バランス、育児、介護、非正規労働者、職場の問題などのトピックスについても具体的に解説。
事業承継とは何か?本書は、「似て非なる」東アジア諸社会(日本・中国本土・台湾・香港・韓国)の家族企業のケーススタディを通して、事業承継そのものの構造とそれを取り巻く社会構造に迫る。事業承継をめぐる「越境」的研究への第一歩。
新型コロナ不況のなか、がんばる中小企業。多くの人にとっての働く場であり、自己実現の場である中小企業の多様性と可能性を、事例をまじえながら描く好評テキストの最新版。