本書では、種々の加工茶について、その魅力を特に嗜好特性因子の「香り」というものに焦点をしぼって探っています。茶を一つの原点にして30年余り続けてきた香気分析に関する研究の過程と成果を、研究ノートとしてまとめました。
多様性を基盤としたもう一つの場。その地平に共生を原点とする教育の営為は成り立つか。オルタナティブ教育の原風景を探す。問われ続ける世界13カ国のガバナンス。
20世紀後半、グローバル化の波に乗って多くの日本人がアメリカへ渡り、そこで生活を行うことを選択した。「新日系移民」として位置づけられる彼/彼女たちの属するコミュニティやそこでの生活様式は、20世紀初頭に労働を目的として移住した人々とはまるで異なる様相を呈している。新日系移民たちの、日米両国の狭間で揺れ動くアイデンティティの様相と、そのエスニック・コミュニティの中で営まれる生活の諸実態を記した、日系移民研究の最前線!
残留農薬が問題視され、食の安全性を希求する声の高まりとともに減農薬や有機農業がようやく定着しつつある。本書では、20世紀の害虫防除をふりかえり、減農薬・天敵・抵抗性品種などの手段を使って害虫を管理するだけではなく自然環境の保護・保全までを見据えた21世紀の農業のあり方・手法を解説する。
言語、英語、文化、学習者…さまざまな多様性を念頭に、新たな英語教育の指針である「国際共通語としての英語」を基本から実践まで丁寧に示す。-英語教育の新たな地平が見えてくる1冊。
難民、移民、海民、遊牧民ー移動しながら/移動させられながら生きる人々。戦争や開発のために移動しなければならなかった人、労働のためにやむを得ず移動する人、海や陸を移動しながら生きる人…事例を通じてその経験の多様なあり方を見つめ、移動や旅という言葉がはらむ意味をより豊かにする比較研究。
本当に役に立つ「環境会計」がわかる!地方自治体等の研修講師やアドバイザーとして高く評価されている著者が生物多様性を表象する「kikyo」という単位で自然環境を「継承財」として位置づけたこれまでにない革新的な理論書。