最新の研究成果を現実に適用する道筋を示す、真摯な分析。各分野の最先端を行く5本の論文と、パネル討論「経済学を伝える」「神経経済学」を掲載。日本経済学会唯一の日本語版機関誌。
エスピングーアンダーセンの社会民主主義、保守主義、自由主義の三類型論を見直し、新たに家族主義を含む四類型論を提起する。それとともに、福祉国家論から福祉レジーム論へと視座を移行させることによって、本書は、欧米、アジア諸国にとどまらず、ラテンアメリカ、東欧の福祉レジームをも射程に収め、21世紀型のポスト福祉国家レジームを展望する試みである。
農地ができると「害虫」が生まれる。人類は、農耕生活を開始して以来、さまざまな害虫の被害に悩まされてきた。その防除を目指して、農薬をはじめとしてさまざまな手法が用いられてきた。しかし、「殺虫剤の逆理」という言葉に示されるように、単に「駆除」を目指したのでは、農業生態系を構成する生物群集の多様な機能を損なうだけで、害虫による被害を抑えることは難しい。生態学の最近の研究成果に基づき、生物間に働く多様な相互作用を利用した害虫管理によって農作物への被害を経済的に許容できるところまで抑制する道を探り、その基礎とその方向性を示す。
善意と利権が入り混じった「エコ・キャンペーン」を一刀両断!知られざる身近な放射能汚染の実態、世界的な食糧・エネルギー危機を解説。環境問題の画期的解決法を提唱する。「騙す悪」と「騙される悪」を問う、3・11以後の環境論!
メールから仕事の段取り、部下への任せ方まで「がんばり方」を変えるだけですべてがうまく回り出す!人生と仕事の好循環を生む「イクボス」の働き方。
4億年の間、度々の大変動にも生き残り繁栄する昆虫たち。かれらの優れた環境適応能力と、その能力を支える機能や構造、情報戦略から学ぶことで、調和的・効率的・持続的な文明を実現するための術を見つけることが出来る。食料生産と害虫管理、医学・工学への応用、そして虫を用いた科学教育まで、新しい科学・技術を提案する。
イノベーションのほとんどは、既存の知識・資源の読み替えから生まれる。オープン・イノベーション、ダイバーシティも多様な読み替えを促進する手段だ。資源・知識を眠らせない、しなやかな企業経営を提示。強い企業を支えるリ・イノベーションの構造を解明。オープン・イノベーション、ユーザーとの共創、グローバリゼーション、ダイバーシティ経営などを、既存の知識・資源を再起動させる新しい視点の提供策と位置付ける画期的経営論。
かつてはどこにでもいた生きものたちや、むかしながらの景観が失われつつあるー。「生物多様性」とはなんだろう?その問いにこたえるべく、環境省の若きレンジャーたちが、日本の生きもの、そして日本の自然保護行政の歩みについて、わかりやすくかつ科学的にリポートする。
森林生態学の立場から森林と人間との多様なかかわりを包括的に語り、経済一辺倒の森林行政を脱して人と自然が共生するための森や里山をいかにして創出するか、森林再生への具体的な方法をさぐる。緑の山河を残すための21世紀への提言。
森は持続可能な循環型社会のお手本。森は樹木、草花、微生物、昆虫、鳥、動物が絶妙な森林生態系を保ちつつ、循環しています。本書はそんな森のふしぎな生態系をイラスト入りで解説し、自然との関わり方を考えさせてくれる一冊です。森を学ぶことで、SDGs時代の人間社会の未来も見えてきます。
フィールドワークに憧れて現場に飛び込んだものの、実体験と理論のギャップに立ちすくむ…。そんな状況を打ち破るために「国際協力」という可能性を提示する。より良い世界への架け橋をめざして。
社員のエネルギー、技術のポテンシャル、社会のニーズ。倒産寸前の企業を甦らせた3つの鍵。老舗メーカーを復活に導いた赤字企業再建に必要な改革とは。