日本の各地で起きてきたこと、これからのこと。今こそ見つめ直してみませんか。
ニュートンのプリンキピアは宇宙論における第一の革命であった。そして今われわれは第二の革命、ビックバン宇宙論の進展の真只中にある。宇宙論の歴史の流れをこのように捉える著者が、プリンキピアの世界観とビッグバン宇宙論の対比に焦点をあてて、宇宙論の歴史を解説しながら、宇宙と物理と人間の関係に新しい光をあてる。
子どものこころの治療に携わるすべての人たちへ。診療・研究現場で役立つエッセンス・かんどころをあますところなく、ホンネをまじえて語る。
多種多様な生きものがくらす自然豊かな森に入ると、多くの枯れ枝や倒木などを目にします。このような植物の残がいは菌類の働きによって分解され、ゆっくりと「朽ち木」になっていきます。そのような朽ち木に集まる昆虫の多様性を紹介するため、本書では、異なる「目」や「科」に属す昆虫たちを掲載しました。それぞれの種は、身近な環境で見ることのできるものや、おもしろい生態をもつもの、不思議な形をした種など様々です。
人間のせいで、動物たちがひどい状況にさらされています。動物たちのすみかは“開発”によって破壊され、化石燃料をもやすことによって地球の温暖化がすすみ、動物たちの生きる環境が大きくかわってきました。本巻は、こうした動物に関する多くの問題について見ていきます。また、動物と人間がともに生きるために、なにができるかを考えます。
ただ、ただ、お金持ちに憧れていたOLは、お金より「もっと大切なこと」を知った。衝撃の実話を基にしたストーリー!
ボーイング747=ジャンボの登場から約四〇年、それを上回る超大型旅客機がついに誕生した。欧州のエアバス社が二〇年近くかけて構想・開発したエアバス380がそれだ。総二階建て、定員最大八〇〇人超、サイズもジャンボより二周り大きい圧巻の機体を持つ。“空飛ぶ豪華客船”は、私たちの旅をどう変える?開発秘話も交え、二一世紀の航空事情を占う。
個人によるイノベーションを実現する要因は何か?情報探索行動の効果を明らかにする。
ファーブル昆虫記で名高いフン虫たちは、自然界の掃除屋として生態系の中で重要な働きをになってきた。しかし近年、自然破壊が進むなか、ついに彼らも絶滅への道を歩み始めたのではないか…?長年の調査研究の成果と、とっておきのエピソードで語る、フン虫の博物誌。
創立125周年を迎えた早稲田。知の蓄積が先端研究を切り拓く、独創的な領域への挑戦。24人が語る学問の魅力。
本書は、国立国語研究所共同研究プロジェクト『日本語から生成文法理論へー統語理論と言語獲得』の研究成果の一端を示すものであり、プロジェクト研究者による17編の論文を収録している。ラベル付けと言語間変異、統語知識の獲得、名詞句の構造と意味、省略現象の多様性、格表示と統語構造の5部から成る。それぞれの論文が、一般言語理論を発展させる契機となりうる日本語特有の現象を分析し、その理論的帰結を論じている。
政治が腐敗した中国宋代末期を舞台に、各地から一芸に秀でた豪傑たちが集い最強の組織に成長してゆく物語「水滸伝」は、中国四大奇書のひとつにして、適材適所の「人事」が鍵を握るビジネスパーソンのための教科書だ。個人から組織へー。歴史物語から企業戦略のヒントを学ぶ。
本書は、河川・ため池・水田およびこれらの間に張り巡らされた水路網といった身近な水辺の自然とその改変について、生態学者の立場から述べたものである。水辺にはどれくらい多様な生物=生物群集が生息するのか、これらの生物群集がそこに生息できる、あるいは改変によって生息できなくなる理由やしくみはどのようなものか、これらの理由やしくみから考えて水辺の環境保全はいかにあるべきか、といったことが書かれている。
天涯孤独の千浦は、人間以外の動物や植物と会話するテレパシー能力を持つがゆえに、研究施設に監禁されていた。植物たちと静かに過ごしながら、これから出られる日を夢見ていたある日、施設を訪れた伏見と出会う。本来は人間に通じないはずのテレパシーが、伏見に伝わり、千浦は驚きながらも彼に助けを求める。伏見の助力のおかげで、無事施設から助け出された千浦だったが、彼に匿われ一緒に暮らすうち、彼の優しさに触れ、惹かれてゆくが…。