古都・奈良にあって、歴史的な趣きを残した町家が立ち並ぶ「奈良町」。奈良町の一角にある「くすば菓子店」の息子・楠葉シノブは、奈良ではもう最後となる、由緒正しい陰陽師だった。シノブが取り仕切るのは、奈良で起こる不思議の一切。祭りの夜を待つ青衣の女人、ご機嫌ななめな女神様、走る大黒様まであらわれる奈良町で、猫又の墨香や幼馴染のゆかりに見守られながら、シノブは今日も不思議を解きほぐすー歴史薫る古都から贈る、優しいあやかしファンタジー。
歴史の楽しさを若い人たちに味わってもらうべく、奈良時代史を九つのエピソードに分けて語ったユニークな歴史講義。歴史教科書とは一味違う古代史を再現する。時代の雰囲気が体感でき、新しい奈良時代が見えてくる。
纏向遺跡は邪馬台国論争に決着をつけるのか?飛鳥に点在する巨石群は何を意味しているのか?幻の葛城王朝は実在したのか?歴代の天皇は何を恐れて遷都を繰り返したのか?逆臣・蘇我一族は本当に極悪人だったのか?古都・奈良とその周辺の遺跡や寺社を巡りながら、古代史の謎を徹底解説。旅がもっと面白くなる歴史雑学満載。
血液が重要なものであることは誰もが知っている。しかし、一般に知られている酸素、栄養素や二酸化炭素の運び出しは、血液の役割のほんの一部に過ぎない。人体を構成する臓器としての血液の本当の姿、そして病気の発見など身体の中を映し出す鏡としての血液の役割を詳細に解説する。
歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。豪族集団の「倭国」から、天皇中心の律令国家「日本」へー752年→672年→663年→603年の時代の指導者の姿に“国づくり”の原点を見る。
奈良の町を見下ろす丘に美しい刑務所がありました。明治時代につくられたその赤煉瓦の建物は罪をつぐなう人々を見守り戦後は少年刑務所として傷ついた子どもたちの心を抱き、癒し、育みました。人生を再出発するための希望の場所として設計された旧奈良監獄一〇九年の歴史を描く後世に語り継ぎたい物語です。
奈良のみやこはまもなく遷都1300年。自然と、神仏と、人々に守られた優れた土地、美しいみやこ、「まほろば」の奈良はいまなお花の盛りです。
外国人が日本に滞在するにはビザが必要だが、そのビザにはかなりの制限がある。その制限を法律上最大限までなくすことができるのが永住権。永住申請書類の作成や添付書類を集めたりというのは、煩雑で面倒で、かなりの労力がかかる。本書では、永住申請の要件と、書類の集め方、さらには永住申請書類の作成方法まで、できるだけわかりやすく解説。改訂版では、改正等を織り込んでいる。
本書は、奈良盆地各地域の主要古墳の分布や特色を紹介しつつ群集墳や飛鳥時代の古墳の特徴、前期古墳の立地や構造、古墳の設計計画など古墳をめぐる諸問題を総合的に把握。
日本人の郷愁をかきたてる昭和20〜30年代の懐かしき大和路の風景…、残された膨大なネガ・フィルムには、入江泰吉氏がぜひとも残したいと切望しながらも、今は失われてしまった、もう二度と目にすることのできない大和路が、写しとどめられていた。氏にしか撮れなかった奈良である。未公表写真も含め、大和路を撮り続けた写真家・入江泰吉氏の半世紀の軌跡をたどる。
人気の山、メジャールートを大きな地図で詳しく紹介!付録:金剛・葛城・紀泉全図。
林業再生への特別立法、山村集落の再開発、山村自立振興の構築…。市町村を超えた「新森林協同組合」の立ち上げで活路を見出そう。山に生きる人々、林業・自治体関係者必読の1冊。