整然たる条坊。壮大な宮城。寺院や仏像。国際都市として、のびやかな天平文化、やまと初の「みやび」をはぐくんだ平城京が、奈良という土地の基層にいまも生きている。道や庭、万葉集や正倉院御物を手がかりに、ミカドから庶民までの仕事と恋と日常をありありと甦らせる。万葉学者が独自の視点で日本の源流に案内する、かつてない奈良論。
体内を循環する血液のしくみ、病原体から体を守る免疫のメカニズムを豊富なイラストと図表でわかりやすく解説。
DVDで愉しむ、奈良の祭りの魅力。国指定重要無形民俗文化財を含む貴重な33の祭礼をDVDに収録。祭りの見どころ・歴史・道具・関連行事などの解説とコラムも充実。
秋篠の森「なず菜」の料理とレシピ、待望の初公開!ミシュラン一つ星の味を家庭でも。緑あふれる森の中にたたずむ小さなホテルとレストラン。春夏秋冬の素材を生かした料理を目指し、全国からお客さまがやって来ます。そのひと皿は自然の恵みと創意にあふれ、家庭でも再現したい印象的な味。四季折々の自然をさりげなく取り入れたインテリアも心地よく、奈良のおいしさ、美しさが、心の中におだやかにしみわたっていきます。石村さんお気に入りの奈良の四季もご紹介。
奈良時代の宮都や中央大寺・国分寺・地方官衙などの建物はいかに造営、維持管理されてきたのか。文献史料を通して、建築史に維持管理という新概念を導入する。大量生産・施工精度・規格という建築的観点から地方独自の技術と中央の技術の接点を指摘。造営組織・技術者や維持管理体制に加え、道具に着目し、新しい視座から古代建築史を捉え直す。
「清和くん、僕より大事なものがあるの?」眞鍋組組長の座をめぐって、二代目組長の橘高清和と三代目組長の加藤との争いは激化していた。そんなとき、清和の姉さん女房である氷川の前にひとりの女性が現れた。加藤の妻である京子の親友の美紀だ。かつて清和に振られ、傷ついた京子のプライドがこの闘いの原因だと感じていた氷川は、決着をつけるため、自ら乗り出すことを決意するのだが…。
写真による大和の民俗誌。奈良の民俗行事を取材し、撮り続けている著者執念の一冊。「民俗写真家」による奈良の写真集。
不夜城の若き昇り龍で眞鍋組組長の橘高清和の恋人であり、明和病院の美貌の内科医・氷川は、上司の命令により、和歌山の山奥にある病院で大勢の老患者のため、医師として奔走していた。清和の裏切りに傷つき、家出同然で和歌山で働いていた氷川を、痺れを切らした清和が連れ戻しにやってくるのだが!?愛憎入り乱れる和歌山家出編、完結!
「俺は先生以外は抱かない」明和病院の美貌の内科医・氷川諒一には、最愛の人がいる。十歳年下の十九歳でありながら、指定暴力団・真鍋組二代目、昇り龍を背負う相川清和だ。再会したときから、激しく愛し合うふたりだったが、氷川は清和がヤクザであることが心配でたまらない。なんとか更正させようと努力しつつも、平穏な日々を送っていたはずだったのだが…。
王の子として生まれながら、仏門に入り、身を隠さざるを得なかった御船王(のちの淡海三船)。還俗後、彼を待ちうけていたのはー。古の都をめぐり、みつけた歴史の残照。