1989年は、私たちの学校の創立百周年に当たる。その年を記念して、わが校の教育の考え方とそれにもとづく研究と実践を整理し、「これがわが校の教育だ」というものを総合して示したい。今日、学校教育に対してさまざまな批判や論評が行なわれている。現今の社会の歪みは、子どもたちの現実にさまざまな問題を投げかけている。そして、それをめぐって各界から教育の見直し論や改革の試案などが打ち出されてきている。このような情勢にあって、私たちは、改めて教育基本法の理念をだいじにし、わが校の積み上げてきた教育の理論を再確認しつつ、さらに確信のもてる新しい教育像をえがき、子どもたちとの取り組みの中で、それを事実で示していく必要のあることを痛感する。第1巻では、私たちの学校の教育のめざすところと、全分野にわたる考え方、その実践を語る。
卒先垂範、統率の才を鍛える。人を活かし、人を動かす器量とは。栄光と挫折の明暗を分ける、リーダーシップのあり方に、堂々たる生き方、将たる者の器を学ぶ。
親鸞・蓮如の法灯を掲げ、日本最大の民衆宗教に発展した真宗本願寺教団は、明治維新の激動をいかに生き抜いたか。禁門の変の戦火で本山焼亡、神仏分離令と拝仏毀釈の嵐。この苦難に充ちた新時代の白道を、本願寺教団は法主から門徒の末々にいたるまで、法の灯を護って歩み通した。これは従来の史書が描きえなかった、もう一つの明治維新史である。
文久2年7月、島田左近が木屋町二条で斬殺された。天誅が始まり、暗殺の季節が到来した。以来、池内大学、賀川肇、姉小路公知…京の巷は血の匂いに蔽われる。維新史の泰斗が、激浪にもまれる時代そのものを描ききった長篇歴史小説。
現代人の生き方に密着した仏教の儀礼、生活文化としての意味を解説。
いかにも信玄は、祖先を新羅三郎義光とする源氏の名門の生まれであり、父・信虎の甲斐国統一を承けて登場した。とはいえ、史上に名高い負け知らずの武田軍団を形成し、時代の巨星として天下に名をとどろかせたのは、ほかならぬ信玄自身の才腕と努め、さらに適材の人を得、時運に支えられてのことであった。はたして信玄はいかにして「信玄」たりえたのか、何をもって、合戦の絶える日のなかった時代を勝ち抜いたのか?最高の歴史家による、敗れざる男「信玄」の真相、強さの秘密のすべて!
押し寄せる国際化の波に、防衛や弁明で対処するのではなく、新しい地域農業づくりの具体的で現実的な対案を提示。農政審議会専門委員でもある著者が全国各地の農民・農業団体との交流から、確信をもっておくる21世紀日本農業の新しい設計図。
いかにも信玄は、祖先を新羅三郎義光とする源氏の名門の生まれであり、父・信虎の甲斐国統一を承けて登場した。とはいえ、史上に名高い負け知らずの武田軍団を形成し、時代の巨星として天下に名をとどろかせたのは、ほかならぬ信玄自身の才腕と努め、さらに適材の人を得、時運に支えられてのことだった。はたして信玄はいかにして「信玄」たりえたのか。何をもって、合戦の絶える日のなかった時代を勝ち抜いたのか?最高の歴史家による、敗れざる男「信玄」の真相、強さの秘密のすべて。
世に釈尊の伝記は多い。いずれもが伝説や謎に覆われた釈尊の客観的な実像を描き出そうとするものである。本書は、そういった類書と趣きを異にする。真摯な仏教学者として既に名声の高い著者が、度重なるインド体験や禅者としての修業を通して、仏祖釈尊と人間性の根源に於て向き合ってみようとする。かくして、著者は釈尊その人が体験した人としての悩み、苦しみ、愛を追体験する。
大ブームのシステム手帳は「システム」といえるか?20年前、既に「システム」の名に値する国産システム手帳が誕生していた。コンピュータ理論から生れたシステム手帳の名品、唯一のガイドブック。