奈良・万葉を知り尽くした歴史学者・直木孝次郎が、秋冬の散策にすすめるとっておきの14コース。味わい深い達意の文章と豊富な写真で、自ら歩いた全コースを道案内する。歴史散歩に役立つ付録も満載のガイドブック。
奈良時代の根本史料として重視されている『続日本紀』は何を語るのか。あいつぐ政治事件や皇位継承問題の記述から、編纂時の国家思想を読み解き、編纂過程を解明。編纂方針を浮かび上がらせ新たな史料論を展開する。
本書では、主に八世紀の奈良時代の軍事制度を考察の対象として、軍事という視点から、日本古代律令国家の特質を明らかにする。
■【特集】幸せをよぶパン ──パンで旅する京都と神戸
香ばしい小麦の匂いやふんわりとした生地が、幸せな気分にさせてくれるパン。
パンの消費量が全国ベスト3に入る京都と神戸には名ベーカリーがたくさんあり、
おいしいパンを求めて、全国から人が訪れます。
ベーカリーを舞台にした小説『真夜中のパン屋さん』の著者で、
自身もパン好きの作家・大沼紀子さんがおいしいパンを求めて京都と神戸を旅します。
●覗いてみたい 京都パンの世界
●京都パン〔MAP〕
●パンで旅するにっぽん ご当地パン10選!
●港町が育てた 神戸のパン文化
●神戸パン〔MAP〕
【新連載】
ナラカルト: 吉野の紅葉[奈良県吉野町]
─ハイキング&アート鑑賞
■連載
・おいしいもんには理由がある: 潮流の恵み、愛媛の鯛 [愛媛県今治市、宇和島市](土井善晴=文)
・京都の路地 まわり道: ヅケいろいろ(千 宗室=文)
・古書もの語り: 『実戦英文法』(内堀 弘=文)
・ひとときエッセイ「そして旅へ」: 恒例の伊勢参り(尾脇秀和=文)
・わたしの20代: 鈴木俊貴 動物行動学者
・ホンタビ!: (川内有緒=文)
梶井基次郎著『檸檬』[京都市]
・ちょいとお江戸の読み解き散歩: 葛飾北斎「諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」
・【特別企画】絵になる宿: 草津温泉きむらや/箱根 金乃竹 茶寮/熱海パールスターホテル
・地元にエール これ、いいね!: 猫ちぐら[新潟県岩船郡関川村]
・ホリホリの旅の絵日記: 関ケ原の合戦場[岐阜県関ケ原町](ほり のぶゆき=文・絵)
仏像の「町医者」、三十数年の記録。新・仏像考、新・文化財考!
長野県の中央部、松本平に奈良時代から現在まで一二〇〇年間、途絶えることなく人びとが暮らした村が発見された。東山道沿いの要衝の地にあり、牧経営で栄えた村は時代ごとにその姿を変えながら戦国時代の争乱をも乗り越えて、したたかに生き抜いてきたのである。
『大どろぼうホッツェンプロッツ』『クラバート』で知られるプロイスラー「民話の語りべ」名手としての魅力を、作品から探る。
「大和こそ本当に美しい国だ」はるか太古、日本武尊が死ぬ直前に奈良を讃えた歌を詠んでから、途方もなく長い年月が流れた。しかし、奈良は変わることなくその姿を保ち、旅人たちを迎え入れる。本書は、大好評『東京・江戸 地名の由来を歩く』に続く、地名シリーズ第三弾。未だ謎の多い奈良の地を著者・谷川彰英が丹念に歩き、ついにその歴史をつきとめた!「春日」、「飛鳥」、「忍阪」、「箸中」、「多武峰」、「国栖」…地名に宿る壮大な歴史物語とは。周辺地図、写真、折り込みマップつきで観光ガイドとしても最適。
古代国家はどのようにしくみをととのえたのだろう。律令をとりいれ、都をつくり、国家として歩みはじめた日本。貴族と庶民のくらしぶりをえがく。
DVDで愉しむ、奈良の祭りの魅力。国指定重要無形民俗文化財を含む貴重な33の祭礼をDVDに収録。祭りの見どころ・歴史・道具・関連行事などの解説とコラムも充実。
初期から近作までの作品群を軸に、長期におよぶ取材、関係者の証言とともに、豊富な貴重資料を駆使した画期的モノグラフ。ルーツとしての東北から、音楽に出会った少年期、愛知県立芸術大学、ドイツ修行時代、熱狂的支持を得た2000年代の葛藤、東日本大震災がきっかけとなった北への回帰、そして未来への想いを5章に分けて展開。奈良美智とアジアと欧米をボーダーレスに活躍する美術史家との緊密なコラボレーションにより結実。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●わが国の慢性腎臓病(CKD)患者は1,330万人と推計され、国民の8人に1人が罹患する国民病である。
●これまでは安静が基本とされていたが、最近の研究の知見により、腎臓リハビリテーション・運動療法が生命予後改善のみならず新たな治療としての可能性をもつことも指摘され、「運動制限から運動療法へ」のコペルニクス的転換を果たした。
●本特集は、腎臓リハビリテーションの現状と課題や、ガイドラインの解説、保存期の患者や透析患者に対するリハビリテーションの実際まで、各分野の第一人者が最新の知見に基づき解説。
【目次】
オーバービュー:腎臓リハビリテーションの現状と課題
腎臓リハビリテーションガイドライン
コラム:運動の腎臓保護効果
保存期CKD患者に対する腎臓リハビリテーション
コラム:透析患者に対する電気刺激による筋力増強訓練
CKD透析患者の腎臓リハビリテーション
コラム:腎臓リハビリテーションに関する診療報酬
■新連載
新型コロナウイルス感染症とリハビリテーション医療
1.COVID-19患者へのリハビリテーション医療と感染対策のアップデート
リハビリテーションと薬剤
1.リハビリテーションと薬剤管理のキホン
■連載
巻頭カラー 見て学ぶ 脳卒中診察手技
6.失調症状
ニューカマー リハ科専門医
村田和樹
リハスタッフが知っておくべきプレゼン(学会発表・講演)のコツ
2.プレゼンテーションを成功に導くために
ヘルステックとリハビリテーション医療
2.VR技術のリハビリテーション医療への応用
リハビリテーション職種が知っておくべき臨床統計:基礎から最新の話題まで
10.回帰モデルでできることと多変量解析の変数選択
重度障害、重複障害に対する私のリハビリテーション治療経験
12.極度低栄養状態の重症嚥下障害に対して集約的リハビリテーションで改善が得られた一例
リハビリテーションスタッフがかかわるチーム医療最前線
5.奈良県立医科大学附属病院における周術期管理・プレリハビリテーションのチーム医療
心に残ったできごとーリハビリテーション科の現場から
リハビリテーション医療を受ける目線から
臨床研究
脳卒中患者の回復期リハビリテーション病棟退院時における歩行自立をロジスティック回帰分析を用いて予測した報告のレビュー
水彩画でつづる味の老舗76店。まち歩きが楽しくなる1冊。
■【特集】八雲と描いた日本の民話── 小泉セツの松江
小泉八雲が日本で最初に暮らした地、
島根県松江市。英語教師だった彼は松江藩の家臣・小泉家に生まれた
セツと出会い、結婚を機に、文学者として飛躍を遂げます。
彼女が語る昔話や、その声色、表現は八雲の創作の源泉となり、
やがて彼女は八雲文学の共著者のような存在に──。
セツの豊かな才能と生涯を探るべく、2人が暮らした松江を訪ねます。
●第1章 小泉セツの生き方に触れる
●コラム1 八雲を“生んだ”小泉セツの豊かな感性(田渕久美子=文)
●第2章 セツと八雲ゆかりの場所を歩く
●コラム2 セツの声にハーンが聴き取ったもの(西 成彦=文)
●第3章 セツが生まれた松江に遊ぶ
●小泉セツの松江〔案内図〕
【特別企画】
東京国立博物館創立150年記念
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」より
刀剣の煌めき
■連載
・おいしいもんには理由がある: 粉もんは、楽しい [大阪市](土井善晴=文)
・京都の路地 まわり道: 黄組(千 宗室=文)
・ひとときエッセイ「そして旅へ」: 変わったこと変わらないこと(石川直樹=文)
・あの日の音: 風で奏でる音色(北阪昌人=文・絵)
・わたしの20代: 柳家喬太郎 落語家
・ホンタビ!: (川内有緒=文)
渡邉 格・麻里子著『菌の声を聴け』[鳥取県智頭町]
・地元にエール これ、いいね!: 奈良の革靴[奈良県大和郡山市]
・ホリホリの旅の絵日記: 山山写真館ほか[愛媛県松山市ほか](堀 道広=文・絵)