「ろう者学(デフスタディーズ)」の視点にたち「女性学」の知見も織り混ぜながら、過去から現在に至るまでの聴覚障害のある女性が歩んできた人生、そして彼女たちを取り巻く社会のありようを概観し、インクルーシブな共生社会を展望する。ろう女性学に初めて接する人に向けた入門的ガイドブック!!
「世界を変えた天文学者」といえば、誰を思い浮かべるでしょうか。コペルニクス、ガリレオ、ケプラー、それともハッブル?みな男性ですね。地球から天体までの距離の測定を可能にする法則を発見したのも、現在も使われる恒星の分類法を確立したのも、太陽大気組成は水素とヘリウムが主体であると指摘したのも、数多くの彗星や小惑星を発見したのも、そしてパルサーを発見したのも、実は、すべて女性なのです!男性優位の研究環境の中、宇宙を愛し、研究を深め、天文学の発展に寄与した女性天文学者たちの業績とその生涯。
リンネの「哺乳類」(ママリア、字義どおりには乳房類)という新しい分類名は、当時定着しはじめた(乳母ではなく母親自身の)母乳による子育ての流行を色濃く反映していた。革命の象徴でもあった乳房は、いつしか中流家庭内のつつましい良妻の象徴へと後退を迫られてゆく。本書は乳房の形や性器の形状を科学の名の下にうんぬんする博物学者の虚妄と、「自由、平等、友愛」をうたった啓蒙の世紀のジェンダーの罠をあばく。
レオナルド・ダ・ヴィンチの宇宙照応の美しく微笑む女性の姿に、ティツィアーノの描く聖俗二態の誘うかのような女性の姿に、カラヴァッジョの描く虚ろでマネキンのような女性の姿に、アルテミジアの描く表情豊かに裸体を誇示する女性の姿に、そしてカッリエーラの描く彩り細やかな女性の姿に、ルネサンスからバロック、そして18世紀ヴェネツィアへ、これらの芸術家が創造した華麗なる女性表象を解剖し、それらの創造の秘跡を探検する!
近現代史を塗り変える仕事をした女性達。その生涯と業績、賛否分かれる評価を池上教授が解説し女子学生達と徹底討論。「田中真紀子」説もあるアウンサンスーチー、「中絶否定」が論議を呼んだマザー・テレサ、不倫でバッシングされたマリー・キュリー。意外な側面も見ることで人間と歴史への理解が深まる真の啓蒙書と呼ぶべき一冊。
目的に応じて筋力強化したい部位や筋のトレーニングができるように、またその筋名もすぐわかるように、正確なカラーイラストで図示。
現代の女性が抱える諸問題を浮き彫りにして、“現代を女性として生きること”についての問題点を提示し、女性としての現代の生き方を探り・考える。
「女性/男性」というジェンダーの視点からみることによって、この世界はどう変わってゆくのだろう。「性別」という「当たり前(自明)」だと思われているものは、どのように作られてきたのか。学問と性別を理論的、実践的に問い直し、性と、その欲望をめぐる政治とは何なのかを解き明かす。
本書は、中国における女性学を概観できるように編纂された論文集である。収録した論文の内容は、中国の女性学自体を語るものから、中国女性の現状および歴史を女性学の視点で分析したもの、さらにフェミニズム文学批評まで、広い範囲にわたっている。著者たちは、中国女性学の第一線で活躍しているさまざまな分野の研究者である。
なぜかイライラしている、まわりの言うことを聞き入れない、相談にのったのにどこか不機嫌…。そんな人、職場にいませんか?それには筋の通った理由があり、対処法もあるのです。本書では特に「女性社員にどう接していいかわからない」という悩みにこたえるべく、女性独自の心理をふまえて、会話や仕事をスムーズに進める方法を明らかにしていきます。女性が活躍する職場で人間関係に悩む人、必読!
綿密なフィールドワークと地に足がついたフェミニズムの視点で「嫁」から「女性」への社会的地位の変遷を描き起業や食と農を結ぶ農村の新たな動きから食・農のグローバル化への対抗戦略を探る。
地域再生の担い手として注目される女性リーダー。しかし彼女らが地域の意思決定の場に現れることは、ほとんどない。その背景にはどんな問題が潜んでいるのか?フィールドワークで出会った女性たちのナマの声をもとに探る。
出世&報酬より内発的「やる気」が仕事と恋愛に効く。低成長時代を生き抜く鍵は「仕事を楽しむ」姿勢。職場で、女性社員が「いいね!」と共感する働き方とは。
池上流女性で読み解く、新しい現代の読み解き方!文章力向上に役立つレポート講評も収録。