空をわたる雲や地に咲く花の色、梢にさえずる鳥など、美しい日本の自然とともにお天気の知識も交え、1年366日の毎日に、その季節にふさわしい話題を紹介。太陽暦と太陰暦、梅雨と夏至、暮らしの中の土用、名月と台風、冬の雷など日本の季節を知り、その移ろいの美しさを味わう二十四気物語。
ヴィクトリア朝末期のロンドン。劇場歌手のレッティは訳あって追われていた。一文無しとなってたどり着いた駅で、偶然にも切符を拾う。それを手に、見知らぬ田舎町に降り立った彼女は、貴族らしい人々から大歓迎を受ける。彼らが招いたウエディング・プランナーと勘違いされているらしい。レッティは隙あらば姿を消すつもりが、依頼人からも厚く信頼され、花嫁に悩みを相談されたりしているうちに、心と体に傷を持つ治安判事のエリオットに恋をしてしまう。一方、エリオットも一目でレッティに心を奪われるが、彼女の謎めいた部分に興味と疑いを抱いていた。レッティは「偽わりのウエディング・プランナー」として最後までやり通せるのか?エリオットとのあいだに通う熱い想いは?ヒストリカルの気鋭作家が軽やかな筆致で描く、RITA賞受賞の傑作ロマンス。
季節ごとの行事別&作りたいお弁当がずらり。
子どもも大人も楽しめる季節を感じる和のレシピ。
新しい歌あそび絵本。じゃんけん、スカーフあそび、ボディーパーカッション…。からだも頭もめいっぱいつかって楽しむあそびが満載。全21曲収録CDつき。全曲楽譜つき。
奇妙な出来事に説明をつける、つまり、「キセツ」。夏樹と冬子は高校時代、「キセツ」を同じ趣味とする、唯一無二の存在だった。しかしそれは、夏樹の秘めた恋心の上に成り立つ、微妙な関係でもあった。天真爛漫で、ロマンチストで、頭は切れるのにちょっと鈍感な冬子。彼女への想いを封印したまま大人になった夏樹は、久々に冬子と再会する。冬の神戸。バレンタインのツリーを避けて記念写真に収まるカップルを見て、冬子は言った。「キセツ、しないとね」謎を乗せて、季節はめぐる。はじけるような日常の謎、決して解けない恋愛の謎。夏樹の想いの行方は…。「珈琲店タレーランの事件簿」の著者が描く、究極の片想いミステリ。
同窓会で久しぶりに再会した中年五人が始めた秘密基地の集まりに、一人が息子を連れてきたいと言い出した…「秘密基地に午後七時」、男の子と、離婚する両親との最後の外食を描いた「少しだけ欠けた月」など、ひと恋しい季節にそっと寄り添うような「季節風」シリーズの「秋」物語。夕暮れの空を思い浮かべながら読みたくなる12篇。
取調べ中、呪術医オマルに暴力を振るい、休暇を取らされていたカタルーニャ州警察のエクトル・サルガド。復帰後、実業家の息子の転落死の調査を命じられ、バルセロナの街を奔走する。一方、オマルがおぞましい痕跡を残して失踪。呪術医の魔の手はどこに向かうのか?セックス、金、ドラッグ、いじめ、人権問題…さまざまなバルセロナの姿が複雑に絡み合っては浮かび上がる、スペインの大ヒット警察小説の登場!
『バッテリー』のあさのあつこが初めて描ききった高校野球の現実。敗者のままでは終われない。少年たちの熱く激しい闘いに涙がこみ上げる、色鮮やかな青春物語!
パクパクは、とってもくいしんぼうのパンダ。きせつのたべものをおいしく料理したら、みんないっしょに、いただきま〜す!12か月のごちそうが登場する絵本。料理家・メリリルさんのレシピつき!