「肝・心・脾・肺・腎」という五臓で人間の体を捉える中国伝統医学。中でもとくに重要なのが「腎」。腎は腎臓だけでなく成長・生殖の働きも含み、生命の素となるエネルギー=腎精を蓄えている。腎の衰えは性欲・やる気の低下として表れるだけでなく、脳の働きも左右する。加齢と共に減る腎精をどう長持ちさせるか?決め手になるのが「食こそ薬」と考える食養生法だ。「毎日一握りのナッツを」「肉は骨つき・皮つきが基本」「食べても消化できなければ毒になる」等、2000年の伝統から編み出された究極の「抗衰老」。
駆け出しの絵本作家・賢人は、横浜・元町の『ママレード書店』でバイト中。店主のミカンは猫と思いきや、人の夢を喰らう『獏』。夢に混じる記憶を消化できず、賢人へ吐き出してくる。そのせいで、他人の記憶を白昼夢で見るようになってしまった。ミカンの動向に注意しつつ、記憶を絵本にして持ち主に返す日々だが、ある日、元同級生の拓也が店にやってきて…?
<収録内容>
第331話「一杯のラーメン」
第332話「一つのかぞく」
第333話「「生と死のグラサン」「全ての答えは現場にある」
「設備を見れば、その人の趣味、人格が分かる」個人住宅の充実に心血を注いだ建築家の普遍的メッセージ。住まいを構成する各部屋から家具、備品に至るまで、理想的な住宅設備のあり方を説いた名著『吾家の設備』を完全翻刻のうえ、注と解説を加えて復刊。ヴォーリズ建築を貫く生活思想がいま甦る。
<収録内容>
第347話〜第349話収録
「木」は生き物で、多数の細胞からなり、その一つひとつに空気や湿気をためて外からの力にバランス良く抵抗する。上手に使えば大変強く、長持ちし、しかも自然の風合いをもった建物ができる。
産地型集積から都市型複合集積へダイナミックな転換・変動が進展したメカニズムを備後福山の下駄・家具・機械工業を事例に、産業史的見地から実証的に明らかにする。
ひみつの地下図書館の管理人となって、魔法の本と、リスのリルルンと幸せな毎日を送るタリー。でも、お屋敷の子犬ウィリーがいなくなってしまって…!?
イヌのごうかな服をうばいとってやろう!サルとブタとキツネはほらばなしの勝負でイヌをだまそうとしますが…?
建材の性能や特性はもちろん、設計・施工のポイントまで最新の知識がよくわかる!
北海道の空の玄関口、新千歳空港にほど近い石狩低地帯南部の落葉広葉樹林のなか、直径数十メートルにおよぶ巨大な竪穴を掘り、その排土を周囲に盛って環状の土手でかこんだ縄文後期の墓地がいまも地上に姿をとどめている。この大土木工事から北の縄文社会をさぐる。
新潟の風土と歴史が育んできたゆるぎない越後杜氏の技と心をベースに新時代のSAKEを模索する蔵人たち。時代の波を読み、風を起こし新たな種を豊かな土壌にまいてゆく。89の花たちの味わいを、ご堪能あれ。
チッソ水俣工場から2km。「キビヨ(奇病)」の地に生まれた山近峰子は、両親も自分も水俣病を発症する。患者に寄り添う藤野医師や医療スタッフの姿を目の当たりにした峰子は、被害者家族、患者本人、医療人として生涯をかけて水俣病の元凶とたたかっていく。本書は、水俣病と格闘してきた医療集団の迫真のドキュメントである。
札幌での学会で、神楽坂愛里は若手奨励賞を受賞した。夢への第一歩を踏み出したが、ホテルに戻ると、学会長の芦屋充からセクハラ行為を受けてしまう!福豊颯太に助けを求めるも、火災報知器の誤作動騒ぎが重なり、ようやく部屋に帰ると、そこには芦屋の死体が…。どんな状況でも、証拠を重ねて真犯人を突き止める、リケジョ愛里、またも大活躍!!