世界中で読み継がれる『星の王子さま』の原点がここにある。いつまでも子どもの心を持ち続けた作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの幼少期が、実姉シモーヌの巧みな筆致と豊富な写真によって生き生きと描かれる。
膨大な資料を博捜渉猟し、絶対王制の「理念」という導きの糸を手がかりに、イタリアに発し、フランスを経由する、イングランドへのルネサンス式整形庭園の導入とその展開という錯雑きわまる主題を、一貫したパースペクティヴのもとに見事に織り紡いでみせる、西欧庭園史の原典。
日本の伝統的庭園105庭を全国から選び解説した事典。所在地、作庭年代、様式、沿革、特色などを掲載。庭園の選択は、国の名勝・史跡等に指定されている名庭を中心に、日本庭園の各時代の特色を表していると思われる名庭を収録した。
本書では日本庭園の歴史、デザイン、そして全国の名園40庭を柱に、日本庭園の魅力を複眼的に紹介している。40選の庭には平面図を載せ、それぞれに見るべきポイントを示した。
■【特集】〈堺、浅草〉東西手ぬぐい探訪
多様に使える便利な手ぬぐい。
長く愛用できる日用品であると同時に、
その矩形のキャンバスは熟練職人によって、
時に美しく、時に洒脱に、時にユニークに彩られ、
小さな工芸品として暮らしの中に息づいています。
そんな手ぬぐいの作り手たちに出会うべく、
明治時代からの一大産地である大阪・堺市へ─。
後半は仕事柄、手ぬぐいが必需品の
落語家・柳家喬太郎師匠と東京・浅草の
手ぬぐい店をめぐりながらぶらりと散歩♪
伝統柄からモダンなデザインまで、
素敵な一枚を見つけに出かけます!
●注染、捺染、色とりどり
堺で生まれる手ぬぐい
●東西手ぬぐい探訪 堺〔案内図〕
●手ぬぐいこらむ1
豊田コレクションにみるー江戸東京の誂え手ぬぐい文化
●柳家喬太郎師匠とゆく♪
ゆるり、浅草 手ぬぐい散歩
●東西手ぬぐい探訪 浅草〔案内図〕
●手ぬぐいこらむ2
江戸型染作家・小倉充子さんの手ぬぐい
【特別連載】創刊20周年記念インタビュー
わたしの20代
磯田道史 歴史学者/岸本葉子 エッセイスト
■連載
・夢で逢いましょう: 夢みたいな話(横尾忠則=文)
・京都の路地 まわり道: 和ちゃんと玉子(千 宗室=文)
・ひとときエッセイ「そして旅へ」: ある書物の旅の話(伊藤 聡=文)
・あの日の音: 秘窯の里に響く風鈴の音(北阪昌人=文・絵)
・ちょいとお江戸の読み解き散歩: 葛飾北斎「冨嶽三十六景 隠田の水車」
・名勝アルバム: 旧古河庭園[東京都北区]
・創刊20周年記念企画!
あなたのまちの「これ、いいね!」を募集します!
・地元にエール これ、いいね!: みやまの花火[福岡県みやま市]
・美の鼓動 最終回: 柴田文江 プロダクトデザイナー(鷲田めるろ=文)
・おいしいもんには理由がある: 香気とうま味の奥八女茶[福岡県八女市星野村](土井善晴=文)
・ホリホリの旅の絵日記: 西ノ内紙ほか[茨城県常陸大宮市・水戸市](堀 道広=文・絵)
四季折々に表情を変える京都の名庭30庭園を、大判美麗写真と詳細データで完全ガイド。
「ぜったいに、何があっても、犬を庭園に入れてはいけません。引退した魔術師ガサツィ。」と書かれた庭園に犬が駆け込んでしまった。ふしぎな庭で少年が体験したできごと。1980年度コルデコット賞銀賞、ニューヨークタイムズ最優秀絵本賞受賞作品。
雑木はいかに日本人の美的対象になっていったのか?「見え隠れ」「抜けるところ」「単一性の回避」「移動を促す構成」…作庭家・飯田十基の造園的技法を探る。
石と水、そして木。日本庭園はこれらを美しく組み合わせ、その地の自然と歴史と文化を一体として表現した。方寸のなかに宇宙を展望しようとしたのである。その構成はどのようなものか、魅力はどこから生じるのか。神仏の庭、貴族の庭、大名庭園、庶民の庭を訪ねて考察する。また、植栽、石組、水工などの作庭技術を詳細に解説する。名庭名園三十六景の見方、味わい方も具体的に紹介する、本格的日本庭園入門書。
■【特集】聖徳太子と出会う旅
2021年は聖徳太子の1400年忌にあたります。
古来、数多く議論されてきた、この人物の等身大の姿とは?
歴史学者・東野治之さんの案内により、私たちと同じく、
生き、悩み、愛した、人間味あふれる太子の人生を体感する旅へ。
法隆寺に育った女優の高田聖子さんが、管長の古谷正覚さんはじめ、
太子ゆかりの斑鳩・飛鳥の人と歴史を訪ねました──。
●1日目 斑鳩
1400年の法燈を守り継いで (談=聖徳宗法隆寺第七代管長 古谷正覚)
●2日目 飛鳥
●聖徳太子像の変遷
●聖徳太子と出会う旅〔案内図〕
【特別企画】一度は見たい! (写真・監修=切畑利章)
孤高の一本桜
■連載
・おいしいもんには理由がある: 春うららか、蓬の緑 [東京都墨田区ほか](土井善晴=文)
・京都の路地 まわり道: 春がふくらむ(千 宗室=文)
・古書もの語り: 薩摩治郎八(内堀 弘=文)
・ひとときエッセイ「そして旅へ」: 冬の室生寺(小野佳代=文)
・ひととき歳時記: 囀り(片柳草生=文)
・創刊20周年記念企画!
あなたのまちの「これ、いいね!」を募集します!
・地元にエール これ、いいね!: 眼鏡素材のアクセサリー[福井県鯖江市]
・名勝アルバム: 恵林寺庭園[山梨県甲州市]
・美の鼓動: 田根 剛 建築家(鷲田めるろ=文)
・ホリホリの旅の絵日記: 姫路城ほか[兵庫県姫路市](ほり のぶゆき=文・絵)
どうすれば、スティーブ・ジョブズみたいになれると思いますか?いまは亡き、アップルの創業者スティーブ・ジョブズは、仕事に対してだけでなく、生き方・物の見方においても、「日本の禅の考え方」に強い影響を受けていたことは有名な話です。本書は、そんな“メイド・バイ・ジャパン”の禅的思考のエッセンスをお伝えする一冊。世界で活躍する庭園デザイナーであり、禅僧でもある著者だから書ける「すごい禅の考え方」の数々は、必ずやあなたを「新しい自分」に変えてくれることでしょう。
武将にして天下一の茶人、作庭の名人にして建築家、書家として、また歌人として多彩な才能を発揮した江戸の総合芸術家、小堀遠州。その子孫であり、“今遠州”と謳われる小堀宗慶(十二世遠州茶道宗家)氏が全国に残る遠州ゆかりの地を訪ね、その美の心を説く、決定版。