雑木はいかに日本人の美的対象になっていったのか?「見え隠れ」「抜けるところ」「単一性の回避」「移動を促す構成」…作庭家・飯田十基の造園的技法を探る。
本書は、奈良・京都を中心とする関西地方における日本の文化財について、とくに代表的なものを紹介して、これらの地方への修学旅行生や観光を志す人々の、文化財の見学・鑑賞に資することを目的として編集されている。
イスラム建築は光と空間を強調しているが、一方イスラム庭園では、ここかしこから流れ落ちる水音が嘆賞され、植込みや樹木は、自然をそこなわずに美化すべく細谷の注意をもって配置され、自然を制圧するよりも、その息吹を強調している。この自然との調和の精神こそが、イスラム庭園の最大の特質なのである。
庭の始まりとされる神仙蓬莱庭園はどうして発生し、何故にそれが鶴亀庭園なのか。須弥山とは何で、それがどのように庭に作られたのか。禅の庭の主流となっている龍門瀑は何故に禅庭の主題となったか。庭に橋を架けるのは何故か。反橋や石橋は何を意味しているのか。何故に七五三に石を組むのか、ポルノチックな陰陽石を何故に庭中に組み上げるのかなど、多くの疑問について、絵図を基に考察。日本庭園鑑賞の絶好の手引き書。
古代の人々の暮らしとはどのようなものだったのか?古代庭園の思想、歌や生活習慣から万葉の時代に生きた人々の息吹を聴く。万葉学の新しい試み。古代の生活を実感する。飛鳥苑池遺構や亀型石についてもわかりやすく解説。
シノワズリーから「インドの花」、そして「ドイツの花」をはじめとする華麗な花々の変遷を、箱根マイセン庭園美術館のコレクションに見る美の競演。
400年の歴史を持つ浄土真宗妙見派の京都・龍遠寺。天空の星を写しとるとされるその庭園で、庭師の親子が殺される事件が起こった。父・泉繁竹は首にノギスを刺されて、息子・真太郎は溺死させられた。繁竹を看取った蔭山は、「この子を、頼む…」という最期の言葉に違和感を抱きながら、二人の死の謎を追いかける。その先に待っていたのは、庭園の400年の歴史に隠された驚愕の事実だった…。本格長編ミステリー。
美しい庭園を訪ねながら、パリ事情も分かる、一石二鳥のスグレ本!切符の買い方、電車の乗り方、両替事情etc.旅のあらゆる情報を紹介!!これ一冊がエッセイ+ガイドブック!著者が自らの体験をもとに編み出した“通じる”フランス語のコツも収録。
この「東京周辺日帰りレジャーガイド」でご紹介するのは、東京都区内から、楽に日帰りで出かけられる場所ばかり78カ所です。山手線を起点にした場合、片道の所要時間は1時間以内がほとんどで、時間がかかっても2時間以内には現地に到着できる場所を選んであります。