名人・三遊亭円朝は幕末に生まれ、文明開化の時代に生きつつ、「怪談牡丹燈篭」「真景累ケ淵」など現代でも高座でかけられている著名な噺を数多く創作した。当時の観客に絶大な人気を博した様々な噺の内容と彼の人生・思想を解析することにより、当時の民衆世界に分け入ってその心性を明らかにしていく。これまでの国文学・演芸論とは全く違う歴史学(民衆史)から怪談・人情話をとらえ直す。
子鉄やママ鉄などの造語も登場するなど、広く浸透してきた鉄道趣味。それでも鉄ちゃんのイメージといえば相も変わらずマニアやオタク…。本書では、そんな鉄ちゃんと結婚した「鉄妻」たちが、鉄道趣味に明け暮れる夫の姿をどう見ているかを徹底調査。日ごろフィーチャーされている夫に代わり、「鉄妻」たちが、これまで大声で語ることのなかった思いのたけを、リアルに告白。
日テレの長寿番組『笑点』の司会で国民的人気を得た“五代目”圓楽の独演会シリーズ。昭和52年から55年にかけて上野鈴本演芸場で行なわれた演目で、実力者ならではの軽快な語りで聴く者を惹きつける。
歌舞伎で有名な話のオリジナルにあたるもの。わかりやすくていねいな語りによってストーリーのおもしろさをまず堪能できる。演じわけの妙は間合いの技であるからして、ここまでやれば子供にもわかるだろう。それこそが名人のおそろしさだと知る。
圓生百席もいよいよ大詰めに近づき、人情噺の大作が登場してきた。人物の演じ分けに細心の注意をはらった噺家だけに、ここでも遊人(圓生は“あすびにん”と正しく発音)はそれらしく、武士も階級によって口調を変える。そのあたりも意識して聴いてほしい。
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