華麗で荘厳な皇帝建築、人智を尽くしてつくられた宗教建築、風土と民族の誇りを映し出した民居のほか、装飾、風水、色彩など、20の中国建築文化を彩るテーマ。豊富なビジュアルと案内マップ付。
ネットやSNSではド底辺とののしられる配達員のリアル。苦情、恫喝、ときどきチップ…。「誰でもなれる」という落とし穴にハマった男の実録エッセイ。
ランドスケープの仕事に取り組んでいる27人の姿と七つの近代遺産を通して、人と自然との関係をあやなす魅力的な事例を紹介。
毎年200名以上の通訳案内士を輩出するCEL英語ソリューションズ講師陣が、かんたんな英語でちゃんと伝わるガイドフレーズを伝授!浅草寺、明治神宮、鎌倉、川越などー英語で東京近郊の名所を案内してみよう!
お馴染み、六代目・三遊亭圓生の古典落語をダイレクトに収録した『圓生百席』シリーズ。45作目となる本編には、75年4月26日に収録した「淀五郎」と、同じく75年7月2日に収録した「らくだ」をカップリング。その迫力ある語りをぜひ味わってほしい。
文明開化のさなか、東京の噺家の頂点に立つ三遊亭円朝。彼はいかに立身出世を遂げたのか、その事跡と創作の根源に迫る。『真景累ケ淵』『怪談牡丹燈篭』など、円朝による江戸落語の名作を紹介し、ゆかりの地を訪ねる。
本書は、10年以上にわたって行われている「精神分析的精神療法セミナー」の実践記録を基に、類書にない新しい効果的演習方法を公開するものである。転移・逆転移、抵抗、解釈、ワークスルー、抑圧、治療構造等、各章はいずれも優れて臨床的なテーマを取り上げている。スーパーヴィジョンによる症例の徹底検討とそこから浮き彫りにされる基本的精神分析概念の学習討論を通して、読者は臨床実践の中で本当に患者のためになる技法と理論を身につけることができるであろう。
「牡丹燈篭」と並ぶ円朝の代表作は、針医兼高利貸の皆川宗悦が酒乱の旗本深見新左衛門に殺されることに始まる、因果因縁が複雑に絡み合う怪談話。宗悦の娘園と豊志賀、深見の息子新五郎と新吉は互いに仇敵とも知らず情痴に狂い…。
通勤や通学の途中で通っていた場所に新しいビルが建つ。しばらくすると、前に何があったか思い出せなくなってしまう。誰もがそんな経験をしたことがあるように、「記憶」は「場所」と深く結びついている。この特性を使って膨大な記憶を整理・利用できるようにする技法がかつてヨーロッパに存在した。文学、哲学、史学、美術史、建築史、音楽学、科学史、思想史など多彩な領域に及ぶこの秘技の誕生から黄昏までを一望する。世界の最先端で活躍する気鋭の著者による決定版!
「中村仲蔵」は六代目後期の自信作。芝居の知識が“常識”ではなくなった時代にこの手の噺を演じるのは難しいが、さすが六代目、流れを断ち切ることなく解説を巧く溶け込ませて噺を運ぶ。学校ではあまり教えてくれないことを教えてくれる落語は素晴らしい。