中国語教育のメッカ北京語言学院に留学中の日本人学生が作った大量の作文誤用例を収集・分析し、これを54例に分類・整理。日本語の発想と中国語の論理とのズレを浮き彫りにし、その根源に迫る。日中対照研究へのヒントが満載。本格的中国語作文のためのワン・ステップ。
ヘラクレス・ヘラ・アポロン・アプロディテ…そして神々の王ゼウス。今も多くの人から愛されるギリシャ神話のワクワクする世界。1話3分で読める!学べる!神様・英雄のストーリー全45話。
グローバリズムが恐るべき意味喪失を招く近未来状況を前に、現代リベラリズムの諸論議をも咀嚼しつつ、本書は規範や倫理について鋭く問い直していく。倫理意識を強く抱いた「自立した個人」はいかにして存在しうるか。この課題に向き合うとき、ナショナリズムの価値が再発見されるのだ。
レンズが八つのメガネ、片足しか入らないズボン、…。そんなのヘンかな?ちがうかな?でもね…。中國絵本の「いま」をお届けする中國絵本館シリーズ。
中国は日本に何を求めているのか?「戦略的互恵関係」の裏に秘められた中国人のホンネを明らかにする。緊急対話「尖閣事件」はなぜ大事になったのか。
お山のうえのおじいさまに感謝をする、はたらきものばかりの平和なりんごの村。ある日、わかものたちが、ひそひそとはなしをしています。信じる心をなくした村びとたちは…?「りんごの村」「二つの自動車」「ふるぐつホテル」の3篇を収録。
西洋近代主義が「ニヒリズム」へと行き着き、それが今や世界を覆いつつあるー本書は京都大学における「現代文明総論」講義をまとめたもの。現代の先進国に生きるわれわれは、かつてなく自由に、豊かになり、便利で快適な生活環境を実現してきた。しかし、本当に、われわれは「善き社会」を実現できているのか…。文庫化にあたって最終講義「『近代の超克』という試み」を収録。
資本主義をもうやめてみたら…。経済成長と物質的豊かさ、世界での地位を追求してきた戦後の日本は、なぜ、こんな奇妙な社会になったのか。「“価格破壊”と“消費者絶対主義”の大罪」「地方創生で失われるもの」「朝日新聞の歪んだ戦後認識」「トマ・ピケティと福沢諭吉が示す禍福」「ITと金融がもたらす人間破壊」…稀代の思想家が、日々のニュースの本質を鋭く衝き、資本主義の限界と醜態を、次々と浮かび上がらせる。
ポピュリズムや戦前復古の嵐が吹いているという。民主主義と自由、平和があぶないという。しかし「守れ」と言っているだけでは、守れない。かりに民主主義や平和を大切に思うならばこそ、いま私たちに必要なことは、もういちど諸価値の根源を掘り下げ、一人ひとりが自分なりに考え抜くことではないだろうか。稀代の思想家が現代日本の欺瞞を撃つ!
考えに考え抜き、自分の底を突き破った先にあるものはー。世の不条理、生きる悲しみ、人生のさだめなどを、歩きながら沈思黙考し、「日本人の哲学」を誕生させた西田幾多郎。自分であって自分でなくする「無私」とはどんな思想なのか。その根源にある「無」とは何か。純粋経験、理性と精神、死と生、論理と生命、根本実在…難解な言葉をかみくだき、「西田哲学」の沃野を、稀代の思想家が柔らかな筆致で読み解く至高の論考。
世の中に流布している漢字の字源説の中にも、実は誤りが少なくない。それでは、「正しい」字源とは何なのか。どうすればそこに到達できるのだろうか。『説文解字』から白川静・藤堂明保まで、従来の字源研究を批判的に継承しながら、近年整理されつつある資料の活用と、科学的な方法論によって得られた最先端の成果を平易に紹介する。漢字の原点に関心を持つすべての人に送る新世代の入門書。
ラテン語って面白い!ラテン語の名言名句からラテン語訳聖書、アヴェ・マリア、ミサ曲歌詞まで、短い例文を書き写してラテン語の基本を完全マスター!!