小学校五年生で学ぶ漢字193文字。新学習指導要領対応。
「なぜ人を殺してはいけないのか」「なぜ民主主義はうまくいかないのか」-現代の社会の抱えるさまざまな難問について、京大生に問いかけ、語り合う。若い学生たちの意外な本音から、戦後日本、さらには現代文明の混迷が浮かび上がってくる。旧来の思想ー戦後民主主義や功利主義、リベラリズム、リバタリアニズムでは解決しきれない問題をいかに考えるべきか。アポリアの深層にあるニヒリズムという病を見据え、それを乗り越えるべく、日本思想のもつ可能性を再考する。
真正保守主義が救い出す。
日本を代表する碩学が日本の思想史を知る上で欠かせない夏目漱石、森〓外、宮沢賢治、三浦梅園、西田幾多郎、太宰治を語る。その人物の思想史の中での位置とは何か。そして西欧思想との葛藤のなかで、いかに超克しようとしたのか。何より現代を生きるわれわれにとって、その思想はいかなる意味を持つのかを探る。未来を担う高校生に届ける教養講座。
子どもの目に映る現実から社会をどう教えるか。戦争の時代から戦後の急速な都市化へ、20世紀日本の近代化の中で大きく変貌する郷土の現実から、単なる資本ー労働の二項対立ではない、社会の生きたメカニズムを伝えようとした一教師の実践。現代の教育は彼から何を学べるか。
小学校一年生で学ぶ漢字80文字。新学習指導要領対応。
資本主義の駆動力は何なのか。ゆたかさの果て、新たなフロンティアはどこに求められるのか。差異・距離が生み出す人間の「欲望」の観点から、エンドレスな拡張運動の文明論的、歴史的な意味を探る。
文明が野蛮に転じ、嘘で動く世界にあって、日本と日本人はどこへ行くのか。本書はグローバリズムを批判し、国民経済を重視する立場から、こうした問いに正面から向き合う。東西さまざまな思想家の考えを紹介しながら、社会と人間の基本的なとらえ方について、わかりやすく、説得的に示していく。いま、日本と世界は危機のなかにある。テロ、経済問題、安全保障問題、そして価値の問題…これらを解読するための、思考のヒントがここにある!
涼風警察署梅津東交番の警察官・穀堂忍は大のアイドルファン。ある日、警察署創立30周年イベントで推しのアイドル「ミルキ→ウェイ☆ホイッパ→ズ」を一日警察署長にするという忍の案が採用される。しかし、イベント中に「木星王国」と名乗る集団による自爆テロが発生。さらにミルキ→ズが事件の捜査に乗り出し…。「この子たちは私をクビにする気だ…」。痛快ノンストップ警察小説!!
私たちが、誤った「思想」を信じ続ける限り、危機からは脱出できない。日本を代表する知性が、経済学の源流、貨幣の誕生まで遡り、危機の本質に迫る知的興奮の書。
モンゴルにつたわる、月や星、人や動物、植物のなぜなぜ話、暮らしや遊び、ことばの成り立ちの6つのお話。
「無添加」「自然派」なら安心・安全か?髪と地肌の仕組みは?成分表示をどう読むか?買う力、買わない力を身につけよう。
世界を席巻するアメリカニズムの解析は、近代主義の変容をどう捉えるかに関わる重要な問いを含んでいる。本書はそれに答えた先覚的な名著である。「グローバリズム」の限界を鋭く見すえ、調和ある社会に向けて思索を深めた本書の価値は、混迷の二十一世紀にあっていよいよ高い。