本書は、まず、植物ホルモンの働きをさぐり、そのうえで植物成長調節剤を上手に使う手引き書として、それぞれの薬剤について、その特性と効果的な処理方法を農家ですぐ利用できるように具体的に記述した。さらに、植物の生物機能を科学する研究者には、農業生産上の適用場面の探索に役立つように心がけた。
本書の目的は、心身症の理論を新たに確立し、それを科学的データで確証し、神経性食思不振症の実際の治療例を提示しながらその理論を明らかにしていくことである。病気の中心は個人にあるのではなく家族にあるのだという新しい診断を、実際の臨床例に基づき著者たちの見解を述べることにより導きだす。今までは治療のうまくいかないとされていたこの種の疾患に対して、家族療法がいかに効果的であるか…が本書において、詳細に論じられている。
本書は、分裂病が軽症化し、境界例が増加している状況の中で、不明確になった神経症にいかに対応すべきかを探ろうと編まれたものであり、そのために、第一線の臨床家がさまざまな立場から、具体的な治療経過を公開したものである。
〈思考〉は〈言葉〉に追いつくか?自然の美しさ、恋の思い。日本古典を彩る「言葉のあや」の秘密。
宰相がそこで日本の進路を決断した邸宅、文豪が選んだ終の栖、名優が自ら設計した部屋、学者が静かな思索にふけった空間、経済人が日々の「私」を託した住まい。人それぞれの温もりを伝える家。
日本語教育の空白を埋める。言語理論、言語教育理論をどのように現場に活かすかという観点から、日本語教育の参考にもなり、また学生の復習や独習用にも使える例文・問題シリーズである。
庭園と建屋との「ありやう」は、所詮そのフィジカルで人工的な「見せかた」と、自然に備ったヒトの目による生理的・心理的な「見えかた」に帰するのである。本書は著者が「日本庭園と建屋の関連に関する一連の研究」として1988年度日本デザイン学会論文賞を受賞した著作を基にまとめられたものである。
国際政治や経済の舞台で強く指摘されはじめた新しい社会システムの構築ー持続可能な環境での経済成長ー。しかし、これを一気に実現することは至難だ。まず、足元の環境問題をもう一度振り返り、過去から現在そして明日へのレールを敷くことが大切ではないか。行政マンとして頂点をきわめた筆者が環境と経済の激しいあつれきを飄飄とこなし切ったその素顔とは!?
本書は、はじめて統計を学ぶ経済・経営系の学生を対象に、経営における意算決定の道具としての統計学の基本を体得できるように意図するものである。統計学の一般的な説明を身近な例や企業に関する数値例を数多く取り入れて行い、経済・経営で頻繁に用いられる内容として、回帰分析と時系列分析を詳しく述べる。特に時系列の一般的な考え方と、種々の経済指数の作り方、会計情報の利用、株式市場の情報についても言及する。
近年多くの論議をよんだ国際経済の主要問題を理論・実証の両面から考察する。内外価格差・経常収支インバランス・為替レート変動・国際通貨・政策協調など、国際取引・市場・通貨にかかわるさまざまな国際経済問題を明快簡潔に論じており、学生・社会人が国際経済の実像を把握し、その理論的な考え方を修得するのに最適のテキスト。
本書はイオンに焦点をしぼり、米山先生お得意の対話形式で読物風に仕上げられています。
小児麻痺、極貧という悲運を克服。命いっぱいに生きようとする若き事業家の経営語録。