文化祭も近づき慌ただしい恵殿学園。しかしどこか様子のおかしいマキナは、ところかまわず睦月へキスを迫るようになってしまう。突然の二人の関係の変化に焦りを感じるルシア、恋、そしてエンジュ。さらに、その裏で睦月の“蛇眼”を狙う魔少女リゼルと炎呪の動きも表層化し始め…。さかき傘の描く学園バトルコメディ人気作、いよいよ新刊登場!
行きたくない場所は、学校。「自分にはまったく価値がないのではないか、生きていてもしかたがないのではないか、という不安」をかかえて暗い気持ちで日々を送る、中学1年生になったばかりの12歳の「わたし」。不安、後悔、劣等感、秘密、孤独、嫉妬、自己嫌悪、それでも毎日は続くー。
20〜30年以上の経験を持つベテラン養護教諭たちの感動的な活動記録と、その活動をあたたかく見守る精神科医のコメントが、現代の青少年がどんな悩みを持ち、どんな働きかけが彼らを力づけたかをいきいきと描き出す。すべての生徒と、家族や教師など彼らとかかわる人々への、保健室からの愛のメッセージ。
お互いの強みも苦手も了解しあい、“自分”を見出す。その自信を支えに、自分の課題に向き合っていく子どもたち。同じワケありの仲間たちとともに本物の文化にふれる活動をとおしてー
本書には、養護教諭たちが今日の子どもたちとどう向き合って、彼らの「逸脱」としてしか表現できない内面の苦悩に共感し、共に生きることをどう切り開こうとしているかを示す中学・高校の実践が収められている。その実践の中には、現代の中学・高校生が思春期の出口を探しながら直面する困難や逸脱がリアルに語られている。子どもたちのいじめ・いじめられ関係、思春期の揺らぎと援助交際、荒れる子ども・キレやすい子、不登校・保健室登校の子どもたち、部活のストレスに悩む子ども、摂食障害と闘う少女、輪切り選抜の犠牲になっている子どもたち、などいずれの子どもたちも傷口は痛々しい。その子どもたちをとらえる養護の教師たちの目は、試行錯誤を繰り返しながらも、子どもへの「共感的しなやかさ」は一貫している。
「会話が少なくなった」「何かと反抗的」「何を考えているのかわからない」etc.ほんの少し接し方を変えるだけで、子どもは必ず変わるんですー。思春期専門カウンセラーならではの“すぐに役立つ知恵・ヒント”が満載。