・ヒトのような多細胞生物はさまざまな細胞から構成されている。リンパ球や線維芽細胞のように、同じように見える細胞でも、がん細胞の隣にいる場合と、毛細血管の隣にいる場合とで、遺伝子発現は異なるはずである。
・具体的にどう異なるのか? オミクス解析の技術レベルがついに、この問いに答えることのできるレベルまで向上してきたのである。
・本特集では、技術編で、この技術開発の最先端の状況を紹介させていただく。応用編では、日本で得られた1細胞解析での成果を紹介させていただく。
■ 1細胞解析 -技術と応用 3月第1土曜特集
・はじめに
●技術
・1細胞エピゲノム解析技術開発の最前線
〔key word〕エピゲノミクス、クロマチン、ディープシークエンス
・1細胞プロテオーム解析はどこまできたか
〔key word〕質量分析、プロテオーム、プロテオミクス、1細胞
・1細胞メタボローム解析の現状
〔key word〕1細胞メタボローム解析、メタボロミクス、ナノ液体クロマトグラフィ質量分析(nano-LC/MS)
・ライブイメージングによる1細胞動態解析
〔key word〕ライブセルイメージング、共焦点顕微鏡、2光子励起顕微鏡、ライトシート顕微鏡、オルガノイド
・組織切片の空間トランスクリプトーム解析
〔key word〕空間トランスクリプトーム(ST)、がん不均一性、がん微小環境、乳がん
・1細胞ゲノム解析で多様な細菌叢を捉える
〔key word〕1細胞ゲノミクス、マイクロバイオーム、メタゲノム
・電気化学的なケミカルイメージングによる実時間1細胞解析
〔key word〕微小電極(マイクロ電極)、電気化学イメージング、走査型電気化学顕微鏡(SECM)、走査型イオンコンダクタンス顕微鏡(SICM)
・1細胞トランスクリプトームデータの解析技術
〔key word〕1細胞トランスクリプトーム、1細胞RNAシークエンス(scRNA-seq)、バイオインフォマティクス
・国際動向ーーHuman Cell Atlasプロジェクト
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、HCAバイオロジカルネットワーク、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●応用
・感染症の1細胞解析
〔key word〕1細胞RNAシークエンス(scRNA-seq)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)/新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ヒト免疫不全ウイルス/後天性免疫不全症候群(HIV/AIDS)
・新型コロナウイルス感染症の1細胞解析
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ACE2、BCR
・免疫系の1細胞解析による転写制御機構の予測
〔key word〕1細胞RNAシーケンス(scRNA-seq)解析、1細胞ATAC-seqシーケンス(scATAC-seq)解析、免疫応答
・1細胞解析でがん免疫療法に迫る
〔key word〕腫瘍微小環境(TME)、腫瘍浸潤免疫細胞、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)
・百寿者免疫細胞の1細胞トランスクリプトーム解析
〔key word〕スーパーセンチナリアン、百寿者、CD4陽性キラーT細胞、トランスクリプトーム
・発生・再生研究における1細胞遺伝子発現解析の現状
〔key word〕再生医療、多能性幹細胞(PSCs)、ES細胞、iPS細胞
・1細胞解析からわかる循環器病態
〔key word〕心不全、心筋梗塞、分子病態
・精神疾患患者試料を使用した1細胞研究の現在
〔key word〕神疾患患者死後脳解析、1細胞核RNAシーケンス(snRNA-seq)、体細胞変異、LINE-1
・がん治療における薬剤応答性の1細胞解析
〔key word〕不均一性(heterogeneity)、再発、分子標的療法、薬物耐性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・2022年に進化人類学者としてノーベル生理学・医学賞を受賞したスヴァンテ・ペーボ博士が発展させた古代ゲノム学は、人類進化史の研究だけでなく、医学研究にも大きな影響を与え大躍進を遂げている。
・古代ゲノム解析は、過去の感染症の病原体の追跡に有用で、古代ゲノム学は病原体の起源や進化、疾患の発生と進行、伝播経路の理解に重要な示唆を与え、疾患リスクに関連するヒトの遺伝的要因の解明も期待される。
・本特集では、古代ゲノム学と医学研究の第一線で活躍されている専門家の方々に、近年の古代ゲノム研究の動向、古人骨ゲノムの解明、古代ゲノム学と感染症学・医療の最新の成果と現状について解説していただいく。
■古代ゲノム学と医学の交差点
・はじめに
・古代ゲノム学と進化医学
〔key word〕古代ゲノム、進化医学、疾患リスク変異、病原体ゲノム
・感染症学と古代ゲノム学の接点ーー古人骨研究の視点
〔key word〕古病理学、古人骨、感染症、古代ゲノム
・古代から現代へと受け継がれてきた生活習慣病遺伝子
〔key word〕生活習慣病、環境適応、ゲノム多型
・古代人ゲノムと皮膚色関連多型
〔key word〕皮膚色、一塩基多型(SNP)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、縄文人
・アルコール代謝関連遺伝子の多様性を現代人および古代人ゲノムから探る
〔key word〕1B型アルコール代謝遺伝子(ADH1B)、2型アルデヒド代謝遺伝子(ALDH2)、東アジア、自然選択
・古代人ゲノムからの表現型復元
〔key word〕古代ゲノム、表現型復元、適応
・狩猟採集から農耕への生業変化ーーそのダークサイドを考える
〔key word〕人口動態、農耕、トウモロコシ、トリプトファン、ビタミンB3(ナイアシン)
●TOPICS 麻酔科学
・手術中の筋弛緩モニターは術後肺炎を減らすための必須アイテム
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・バイオフィルムにおける黄色ブドウ球菌の薬剤耐性獲得
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(14)
・ヘビ咬傷のあれこれ:鑑別編2--ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
〔key word〕ヘビ咬傷、幼蛇、成蛇、ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(6)
・インフォーマルケアと医療・介護の自己負担
〔key word〕インフォーマルケア、認知症介護、社会的コスト、自己負担
●FORUM 病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ーー感染症対策と建築7
●FORUM 後悔しない医学英語論文の投稿に向けてーーEditorの視点から(3)
・自身の論文の投稿先はどこにすればよいのか?
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●リハ治療戦略の組み立てに際して欠くことができないのが機能評価である。ところが摂食嚥下の機能評価には、ひとたび食物が口に入り唇を閉じてしまえば、食物を直接観察することができなくなるという特殊性がある。
●嚥下造影検査(以下VF)は、嚥下の準備期から食道期までを包括的に見える化するもので、最も重要な異常所見である誤嚥や咽頭残留の見落としが少ない優れた検査法である。
●本特集では、VFで発見される異常所見の解釈と治療計画に結びつける思考過程を解説。思考過程の習得は容易ではないが、読者の臨床過程に少しでもその要素が溶け込み、エキスパートが増えるきっかけとなることを期待する特集。
【目次】
嚥下造影検査でわかる所見
誤嚥・喉頭侵入の解釈と対策
咽頭残留の解釈と対策
嚥下反射遅延と早期咽頭流入の解釈と対策
口腔内の残留やため込みの解釈と対策
■連載
巻頭カラー 症例でつかむ!摂食嚥下リハビリテーション訓練のコツ
11.頭頸部がんに対する咀嚼訓練と綿棒移送訓練のコツ
リハスタッフが知っておくべきプレゼン(学会発表・講演)のコツ
16.オンラインプレゼンテーション:2. ツール別テクニック
ニューカマー リハ科専門医
片平健人
パラアスリートに聞く パラスポーツとの出会い
第3回 鈴木 徹選手(走り高跳び)
新型コロナウイルス感染症とリハビリテーション医療
9.COVID-19患者における嚥下障害とリハビリテーション治療
知っておきたい神経科学のキィワード
7. フィードバック制御とフィードフォワード制御
リハビリテーションと薬剤
15.リハビリテーションでよく処方される薬剤とその副作用:5抗てんかん薬
リハビリテーション医療におけるACP-治らないかもしれない障害をもつ患者に対応するー
4.切断患者に対するACP
回復期・生活期リハビリテーション医療に必要な内科的管理
6.循環器(虚血性心疾患 心不全)
リハビリテーション医学・医療と私
第5回 世界のリハビリテーション科女性医師たちと出会って
学会報告 第59回日本リハビリテーション医学会学術集会
第59回 日本リハビリテーション医学会学術集会
臨床研究
回復期脳卒中リハビリテーション入院患者の運動FIM利得:機械学習モデルを用いた要因分析
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●腸管感染症・食中毒の病原体は多岐にわたるため、検出や同定をするには、病原体についての知識とともに、目的に応じた検査を的確に選択・実施するスキルが求められます。
●本特集では、「腸管感染症と食中毒 Up to date」と題し、腸管感染症・食中毒の定義や種類などの基礎知識から、検体採取・保存の注意点、病原体別の検査のポイント、効率的な日常検査の組み立て方といった実践的な内容まで詳しく解説!
【目次】
1.腸管感染症・食中毒の基本
2.検体採取から検査までの注意点
3.病原体別の検査法
1)腸内細菌目細菌
2)その他のグラム陰性桿菌
3)グラム陽性菌
4)抗菌薬関連下痢症の微生物検査
5)ウイルス
6)腸管寄生性の原虫類
4.効率的な日常検査の組み立て方
■Editorial-今月のことば
視点を変える
■話題ーNEWS&TOPICS
『遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)診療ガイドライン2021年版』が発行に
超音波検査室の精度認定制度に向けた日本超音波検査学会の取り組み
この先どうなる?どう変わる?未来の治療“CAR-T細胞療法”とそのシステム管理
■技術講座
甲状腺エコーにおける腺腫様結節・腺腫様甲状腺腫と濾胞性腫瘍との鑑別
■FOCUS
Clostridioides(Clostridium)difficile感染症(CDI)の検査室マネジメント
血流維持型汎用血管内視鏡により大動脈自然破綻プラークから採取した血液におけるコレステロール結晶の検出・観察法
■呼吸機能検査の苦手意識をなくそう! 2.スムーズな検査の実践へ
5)睡眠時無呼吸検査(PSG と簡易型睡眠時無呼吸検査)のポイント
■歴史に学ぶ 病理技術
5.矢島権八先生と矢島のPAM染色
■解説 診療報酬改定
令和4年度診療報酬改定の要点ー検体検査にかかわる改定を中心に
■臨床検査Q&A
尿沈渣検査における、異型細胞とウイルス感染細胞の区別のポイントを教えて下さい
■学会レビュー
第47回日本超音波検査学会学術集会
■編集部レポート
一般社団法人 日本臨床検査学教育協議会 第17回定時総会(令和4年度)
■LABO LIFE-私の仕事・私の明日
食品衛生監視員として働く
■L・Lの日常
L・Lの日常
・従来、学童近視は眼鏡矯正のみで様子をみられることが多かったが、低濃度アトロピン点眼薬をはじめ、さまざまな進行抑制治療の有効性が明らかとなり、今日では、小児期に進行を積極的に抑制すべきと考えられてきている。
・病的近視の眼合併症に対する治療も顕著に進歩してきた。さらには、合併症が生じる前に、根本原因である眼球の変形(後部ぶどう腫)を抑制しようとする研究も進行中であり、成果が期待されている。
・近視研究は新たなるチャプターに入った。小児期の学童近視から病的近視に至るまで近視研究のさまざまな局面を、それぞれのエキスパートから最新の知見を解説いただく。
■ 近視研究の最前線
・はじめに
総論
・近視の疫学
〔key word〕近視、強度近視、疫学、公衆衛生、学校健康診断
・近視の遺伝子
〔key word〕近視、強度近視、病的近視、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、感受性遺伝子
学童近視
・学童近視の環境要因
〔key word〕学童近視、環境要因、教育、屋外活動、近業、スクリーンタイム
・学童近視の治療ーー低濃度アトロピン
〔key word〕学童、近視、点眼、ムスカリン受容体拮抗薬、アトロピン
・学童近視の治療ーーオルソケラトロジー
〔key word〕オルソケラトロジー(OK)、近視進行抑制、眼軸長、軸外収差理論、アトロピン点眼の併用
病的近視
・病的近視の合併症ーー網膜分離・剥離
〔key word〕近視性牽引黄斑症、後部ぶどう腫、黄斑円孔網膜【剥】離(MHRD)
・病的近視の合併症ーー視神経障害(緑内障性? 近視性?)
〔key word〕緑内障性視神経症、近視性視神経症、強膜変形、篩状板
・病的近視の後部ぶどう腫の診断と治療
〔key word〕後部ぶどう腫、病的近視、超広角光干渉断層計(OCT)、強膜クロスリンキング
●TOPICS
細菌学・ウイルス学
・SARS-CoV-2はニューロピリン1を使って感染を促進するーー第2の受容体として暗躍
社会医学
・Disease mongering(疾患喧伝)--啓発との境目は?
癌・腫瘍学
・HIF2阻害薬によるフォン・ヒッペル・リンドウ病の治療
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・20.有鉤嚢虫(皮下のしこりが増えて, 便に虫がでてきました)
〔key word〕有鉤条虫、有鉤嚢虫、Neurocysticercosis(NCC)
オンラインによる医療者教育
・6.オンラインでの総括試験
〔key word〕オンライン試験、総括試験、オンライン試験監督システム、Proctorio
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・4.ウサギ:ヒトの動脈硬化をウサギで再現
〔key word〕アテローム血栓、ウサギ、動脈硬化、モデル動物
●フォーラム
子育て中の学会参加
・12.海外での経験
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・ブレイン・マシン・インターフェース(brain-machine interface: BMI)とは“脳と機械の間で直接信号をやりとりしてヒトの神経機能を代行、補完する技術"である。
・体内埋込を必要とする侵襲型のBMIはようやく治験が行われつつあるところで、臨床応用には時間がかかっている。企業の参入により、今後の加速が期待されるところである。
・非侵襲型のBMIは体内埋込が不要な分、一足先にリハビリテーション分野での治験が完了し、臨床応用にも目途が立った。
■ ブレイン・マシン・インターフェース(BMI) -臨床応用の展望
・はじめに
・ブレイン・マシン・インターフェースとニューロリハビリテーション
〔key word〕ニューロリハビリテーション、可塑性、運動学習、運動皮質、頭皮脳波
・非侵襲型BMIによるコミュニケーションと運動の補助
〔key word〕ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)、非侵襲、脳波、環境制御、運動補助
・Decoded Neurofeedbackによる疼痛緩和
〔key word〕neural decoding(脳情報解読)、ニューロフィードバック、幻肢痛
・視覚脳情報解読の今とこれから
〔key word〕エンコーディング、デコーディング、深層学習、機械学習
・侵襲型BMI
〔key word〕ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)、完全植込み、刺入型電極、皮質脳波電極
・網膜電気刺激による視覚再建
〔key word〕網膜電気刺激、人工網膜、phosphene
・人工神経接続の臨床応用
〔key word〕ブレイン・マシン・インターフェース、機能再建、歩行、脊髄損傷、脳卒中、人工神経接続
・ALS患者に対する体内埋込型BMIによる機能再建
〔key word〕機能再建、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)、体内埋込、筋萎縮性側索硬化症(ALS)
●TOPICS
輸血学
・大量出血を止める! --クリオプレシピテートの臨床的意義
薬剤学
・自然界の毒を医療に応用する
脳神経外科学
・髄膜腫における遺伝子異常
●連載
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・15.サイトカインと抗サイトカイン療法
〔key word〕サイトカイン、抗体製剤、関節リウマチ、気管支喘息
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
・11.金ナノ粒子自己組織化カプセルを用いたドラッグデリバリーシステムの開発
〔key word〕ドラッグデリバリーシステム(DDS)、ナノテクノロジー、金ナノ粒子、自己組織化、カプセル
●速報
・ウィズコロナ時代でも消化器がん検診は必要である
●フォーラム
病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ー感染症対策と建築3
天才の精神分析ーー病跡学(パトグラフィ)への誘い
・9.病跡学は実践に使えないのかーー?病跡学を“精神科医の趣味"とお考えの先生方に
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・形成外科分野では自家組織移植、自家細胞を用いた組織再生が実臨床として長年行われてきている。わが国ではじめて承認された細胞使用製品である自家培養表皮は600例以上の患者の皮膚再生に用いられている。
・また、脂肪細胞を併用した乳房再生、軟骨細胞を用いた耳介形成手術と、細胞を自家組織と組み合わせた組織再生も行われてきている。最近では、付属器まで含めた皮膚・皮下組織全体の再生も提唱されている。
・微小循環評価、ロボット手術など組織生着に必要な検査、手技も実臨床に基づいた評価が行われている。また、瘢痕・ケロイド治療、レーザー治療など、“きれいになおす”ためにはこれらすべての理解が必要である。
■ 形成外科の最前線
・はじめに
・細胞リプログラミングによる潰瘍面からの新規上皮化ーー高齢化社会における皮膚潰瘍治療のブレークスルーをめざして
〔key word〕リプログラミング、難治性潰瘍、上皮化、誘導重層【扁】平上皮前駆細胞(iSEPs)
・同種細胞を用いた皮膚再生
〔key word〕同種培養表皮、創傷治癒、熱傷、皮膚潰瘍
・自家培養軟骨による小耳症手術とその長期経過
〔key word〕培養軟骨、小耳症、長期経過
・脂肪注入による乳房再建と最近の進歩ーー皮弁再建との併用、鏡視下乳房切除後の再建、培養脂肪幹細胞の付加まで
〔key word〕乳房再建、脂肪注入、鏡視下乳房切除、培養脂肪幹細胞、遊離穿通枝皮弁
・Robot-assisted microsurgeryの最前線
〔key word〕マイクロサージャリー、ロボット支援手術(RAS)、ロボット支援マイクロサージャリー(RAM)
・光音響イメージングを用いた術前血管マッピング
〔key word〕光音響イメージング、皮弁、穿通枝、マッピング
・ケロイド・肥厚性瘢痕治療の最前線
〔key word〕ケロイド、肥厚性瘢痕、ステロイドテープ、レーザー治療、放射線治療
・レーザー治療の最前線
〔key word〕パルス色素レーザー(PDL)、Qスイッチレーザー(QSL)、脱毛レーザー、フラクショナルレーザー、ピコ秒レーザー
●TOPICS
臨床栄養学
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を防ぐ栄養学
消化器内科学
・肝疾患の病態形成・制御に寄与する細胞外小胞(extracellular vesicles)の役割
社会医学
・第15回タバコ病予防国際学会・学術総会Global Tobacco Free Summit:タバコゼロ社会の実現〜生命の源から見える現実と未来〜を主催して
●連載
再生医療はどこまで進んだか
・12.内耳性難聴に対するiPS細胞創薬
〔key word〕内耳性難聴、iPS細胞創薬、推定最小有効濃度
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・5.制御性T細胞
〔key word〕制御性T細胞、エピゲノム、自己免疫疾患
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
・はじめにーーバイオミメティクス総論
生物模倣
・1.新たな観察法としてのNanoSuit®法ーーウジ虫から学ぶ
〔key word〕NanoSuit【○R】、走査型電子顕微鏡(SEM)、Drosophila、導電性、ナノ薄膜
●フォーラム
医療社会学の冒険
・26.(最終回)医療問題における社会と個人
パリから見えるこの世界
・95.汎心論、それは物理主義を乗り越えることができるのか
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・COVID-19の世界的な感染拡大により、新興感染症の脅威と対峙するなかで遺伝子治療技術を用いたワクチンが迅速に開発されたことは、これからこの分野の研究をさらに加速させる大きな転機となると予感させる。
・本特集では、遺伝子治療の新技術、実用化に向けた挑戦、疾患治療の観点から、それぞれの分野のわが国の最先端の先生に執筆をお願いする。
・遺伝子治療製品開発の規制、企業の視点での課題、アメリカでの現状との比較に関しても取り上げることで、研究で育まれた技術をいかして、どのように社会実装へと発展させるのか、そのためのヒントになればと思う。
■第5土曜特集 mRNAワクチンやゲノム編集で注目が集まる遺伝子治療
・はじめに
・遺伝子治療の歴史
〔key word〕遺伝子導入ベクター、補充療法、遺伝子治療製品、ゲノム編集
●遺伝子導入技術
・新規アデノウイルス製剤ーー非増殖型ベクターと腫瘍溶解性ウイルス
〔key word〕アデノウイルスベクター、ワクチン、新興・再興感染症、腫瘍溶解性アデノウイルス、ウイルス療法、癌
・遺伝子治療用製品としてのAAVベクター製造
〔key word〕アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター、超遠心、アフィニティクロマトグラフィ、カプシド改変・修飾、大規模製造
・レトロウイルス、レンチウイルスベクターーー特徴から臨床応用まで
〔key word〕レトロウイル(RV)スベクター、レンチウイルス(LV)ベクター、造血幹細胞遺伝子治療、挿入変異
・ゲノム編集技術の応用
〔key word〕CRISPR(clustered regularly interspaced short palindromic repeat)、CRISPR診断(CRISPR-dx)、ex vivoゲノム編集、in vivoゲノム編集
・ハイブリッド型ベクターシステム(HVJ-E)の開発
〔key word〕非ウイルスベクター、遺伝子医薬、核酸医薬、癌免疫療法、感染症免疫療法
・mRNA医薬とmRNAワクチン
〔key word〕メッセンジャーRNA(mRNA)、mRNA医薬、mRNAワクチン、翻訳
・RNA創薬を実現する脂質ナノ粒子のデザインーー細胞内動態制御から体内動態制御まで
〔key word〕DDS(drug delivery system)、ワクチン、RNA創薬、脂質ナノ粒子(LNP)、メッセージRNA(mRNA)
●実用化に向けた遺伝子治療技術
・遺伝子細胞治療ーー造血幹細胞を標的とする治療を中心に
〔key word〕造血幹細胞、体外(ex vivo)遺伝子治療、遺伝子付加、ゲノム編集、単一遺伝子病
・がんに対するCAR-T細胞療法
〔key word〕遺伝子改変キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞、細胞免疫、ゲノム編集
・腫瘍溶解性ウイルス
〔key word〕がん、ウイルス、遺伝子組換え、腫瘍溶解、抗腫瘍免疫
・RNAウイルスベクターの開発
〔key word〕RNAウイルス、ウイルスベクター、ワクチン
・mRNAワクチンで注目される遺伝子治療、RNA医薬の現在と今後
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン、mRNA医薬、遺伝子治療
・遺伝子治療用ウイルスベクターの製造
〔key word〕ex vivo遺伝子治療、in vivo遺伝子治療、レンチウイルスベクター、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター
●遺伝子治療技術を用いた疾患治療
・先天代謝異常症ーーライソゾーム病
〔key word〕ライソゾーム病、アデノ随伴ウイルス(AAV)、遺伝子治療
・血友病に対する遺伝子治療の現状
〔key word〕血友病、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター、ゲノム編集技術
・血液がんに対するCAR-T細胞療法
〔key word〕キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫(MM)
・眼科疾患に対する遺伝子治療
〔key word〕レーバー先天盲(LCA)、網膜色素変性(RP)、加齢黄斑変性(AMD)、薬事承認
・パーキンソン病
〔key word〕アデノ随伴ウイルス(AAV)、ドパミン、芳香族アミノ酸脱炭酸酵素(AADC)、ウェアリングオフ
・末梢閉塞性動脈疾患に対する遺伝子治療の最前線
〔key word〕血管新生、肝細胞増殖因子(HGF)、遺伝子治療
・表皮水疱症に対する遺伝子治療の歴史と最近の動向
〔key word〕表皮水疱症(EB)、表皮幹細胞、ウイルスベクター、ゲノム編集
・神経変性疾患に対する遺伝子治療の現況
〔key word〕遺伝子治療、脊髄性筋萎縮症(SMA)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ハンチントン病、トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチー(TTR-FAP)
・肺癌に対する免疫細胞治療
〔key word〕肺癌、免疫細胞療法、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)、CAR-NK細胞
・消化器がんに対する腫瘍融解ウイルス療法
〔key word〕アデノウイルス、テロメラーゼ、消化器がん、食道がん、膵がん
・泌尿器がんの遺伝子治療、ウイルス療法ーー基礎研究と臨床試験の現状
〔key word〕泌尿器がん、ウイルスベクター、がん治療用ウイルス
・アデノウイルスベクターを用いた遺伝子治療の最前線
〔key word〕REIC/Dkk-3遺伝子治療、アデノウイルス
・グリオーマに対する遺伝子細胞療法・ウイルス療法
〔key word〕悪性神経膠腫、グリオーマ、遺伝子治療、幹細胞、ウイルス、ゲノム編集
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)--COVID-19に対する核酸ワクチン開発
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、次世代プラットフォーム、核酸ワクチン、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン、DNAワクチン
・遺伝子導入技術が切り拓いた感染症ワクチンの新時代
〔key word〕弱毒生ワクチン、不活化ワクチン、mRNAワクチン、アデノウイルスベクターワクチン
●遺伝子治療製品開発
・遺伝子治療の臨床開発にかかる規制
〔key word〕臨床研究法、再生医療法、カルタヘナ法、指針、医薬品規制調和国際会議(ICH)ガイドライン
・遺伝子治療製品開発ーーアカデミアからみた現状の課題
〔key word〕遺伝子治療製品、アカデミア、魔の川、死の谷、エコシステム
・わが国における遺伝子治療製品開発ーー企業からみた現状の課題
〔key word〕ゲノム編集、薬事規制、医療経済、知財、製造販売後調査(PMS)
・米国における遺伝子治療製品開発の現状
〔key word〕遺伝子治療薬、FDA承認システム、IND申請、臨床試験
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●わが国の慢性腎臓病(CKD)患者は1,330万人と推計され、国民の8人に1人が罹患する国民病である。
●これまでは安静が基本とされていたが、最近の研究の知見により、腎臓リハビリテーション・運動療法が生命予後改善のみならず新たな治療としての可能性をもつことも指摘され、「運動制限から運動療法へ」のコペルニクス的転換を果たした。
●本特集は、腎臓リハビリテーションの現状と課題や、ガイドラインの解説、保存期の患者や透析患者に対するリハビリテーションの実際まで、各分野の第一人者が最新の知見に基づき解説。
【目次】
オーバービュー:腎臓リハビリテーションの現状と課題
腎臓リハビリテーションガイドライン
コラム:運動の腎臓保護効果
保存期CKD患者に対する腎臓リハビリテーション
コラム:透析患者に対する電気刺激による筋力増強訓練
CKD透析患者の腎臓リハビリテーション
コラム:腎臓リハビリテーションに関する診療報酬
■新連載
新型コロナウイルス感染症とリハビリテーション医療
1.COVID-19患者へのリハビリテーション医療と感染対策のアップデート
リハビリテーションと薬剤
1.リハビリテーションと薬剤管理のキホン
■連載
巻頭カラー 見て学ぶ 脳卒中診察手技
6.失調症状
ニューカマー リハ科専門医
村田和樹
リハスタッフが知っておくべきプレゼン(学会発表・講演)のコツ
2.プレゼンテーションを成功に導くために
ヘルステックとリハビリテーション医療
2.VR技術のリハビリテーション医療への応用
リハビリテーション職種が知っておくべき臨床統計:基礎から最新の話題まで
10.回帰モデルでできることと多変量解析の変数選択
重度障害、重複障害に対する私のリハビリテーション治療経験
12.極度低栄養状態の重症嚥下障害に対して集約的リハビリテーションで改善が得られた一例
リハビリテーションスタッフがかかわるチーム医療最前線
5.奈良県立医科大学附属病院における周術期管理・プレリハビリテーションのチーム医療
心に残ったできごとーリハビリテーション科の現場から
リハビリテーション医療を受ける目線から
臨床研究
脳卒中患者の回復期リハビリテーション病棟退院時における歩行自立をロジスティック回帰分析を用いて予測した報告のレビュー
≪特集テーマの紹介≫
●本特集は「学び直そう!グラム染色」です。感染症診断のうえで重要な役割を担うグラム染色ですが、編集部には読者の方から「どのようにすればきれいな標本を作れるのでしょうか」「おっかなびっくりやっているので、どうにかしてレベルアップしたいです」といった声も寄せられており、不安をおもちの方も少なくないようです。
●そこで本特集では、1 章で意義や運用、精度管理、技能評価などについておまとめいただき、2、3章で「Clinical Microbiology Procedures Handbook」の最新版(4th Edition)をもとに、検体採取と標本作成、鏡検の手技やコツについて解説いただきます。4章では臨床検査技師以外の職種も含め、現場での活用を紹介いただきます。確かな知識と技術に裏打ちされた自信は、日々の感染症診療に大きく貢献します。その一助として、本特集をお役立ていただけますと幸いです。
【目次】
1.総論ーグラム染色を理解する
2.検体採取・標本作製のポイント
3.鏡検のポイント
4.現場での活用
1)臨床検査技師の立場から
2)医師の立場から
3)薬剤師の立場から
■Editorial-今月のことば
私はガラパゴス化した検査室で育ててもらったという事実
■話題ーNEWS&TOPICS
臨地実習指導者講習会ー日本臨床衛生検査技師会の対応についてー
ブラッドローテーションとはー献血血液の有効利用を図る取り組み
■技術講座
遺伝子検査を血液型検査に活用する
■基礎講座
嫌気性菌検査の基本をおさえる
■MT Seminar
DOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)とは?-胎児期の環境が成人期以降の疾患リスクに影響する
AIHAの病態と輸血検査の注意点
■知っておきたい この検査
前庭誘発筋電位
■臨床検査Q&A
乳び血清ではTGは高値になりますか?
■L・Lの日常
L・Lの日常
■学会レビュー
第15回日本臨床検査学教育学会学術大会
■LABO LIFE-私の仕事・私の明日
細胞検査士として働く
●新型コロナウイルス感染症が世界的に猛威を振るう中、本特集では「糖尿病と感染症ー新型コロナウイルスの時代を生き抜くー」と題して、糖尿病と感染症との関わりについて、基礎的な概念や知識から、予防や治療の具体策に至るまで、第一線の執筆陣が解説!
●糖尿病患者における感染症の現況、糖尿病とウイルス感染症の総論にはじまり、各論としては、新型コロナウイルス感染症、高齢者糖尿病における市中肺炎・誤嚥性肺炎、尿路・性器感染症、軟部組織・骨感染症、HIV感染症との関わりや予防・治療について詳しく説明している。
MAIN THEME 特集 糖尿病と感染症ー新型コロナウイルスの時代を生き抜くー
糖尿病と感染症ー新型コロナウイルスとともに生きる時代に
1.糖尿病患者における感染症の現況ーオーバービュー
2.糖尿病とウイルス感染症
2-1.糖尿病とウイルス感染症ー総論
2-2.糖尿病と新型コロナウイルス感染症ー糖尿病医の視点から
2-3.糖尿病と新型コロナウイルス感染症ー感染症医の視点から
3.高齢者糖尿病における感染症対策ー市中肺炎,誤嚥性肺炎を中心に
4.糖尿病と尿路・性器感染症ーSGLT2阻害薬使用時の注意点を含めて
5.糖尿病と軟部組織・骨感染症
6.糖尿病とHIV感染症
医師・医療スタッフが行く 全国病院・クリニック訪問 公立学校共済組合 関東中央病院 糖尿病・内分泌内科
盤石のチーム医療による診療と伝統ある患者会との団結力
特別寄稿
2020年版「日本人の食事摂取基準」の改定点のポイントー糖尿病を中心に
FORUM
病因と診断
第1回 ウイルス感染と1型糖尿病
合併症I-ED-
第1回 糖尿病性EDの総論
合併症II-肥満症ー
第1回 糖尿病において肥満のコントロールはなぜ必要か
薬剤
第1回 これからの2型糖尿病治療薬: imeglimin
食事
第1回 糖尿病の食事療法はどのように変わっていくのか
運動
第1回 サルコペニア(1)病態
検査
第1回 「しめじ」「えのき」だけじゃない! 合併症と検査(1)歯周病と臨床検査
OVERSEAS
抗うつ薬使用と2型糖尿病リスクの関連:日本人での大規模コホート研究
SERIES 糖尿病と保険診療
第52回 糖尿病の治療薬 2020(前編)内服薬について
SPOT 歯科と歯周と糖尿病と
第1回 歯科の健康と全身の健康
糖尿病の療養指導Q&A
SAP療法による1型糖尿病患者への栄養指導
糖代謝異常者における循環器病の診断・予防・治療に関するコンセンサスステートメント
STUDY 続々・そこが知りたかった 糖尿病の大規模臨床試験
第1回 ADVANCE
ESSAY 鉄・輪だよりー鉄人糖尿病ドクターによる銀輪の旅ー
第16回 目黒川,古川,渋谷川
REPORT 子どもたち/AYA世代の糖尿病ー活動・実践ダイアリーー
[和歌山つぼみの会の活動]サマーキャンプと1型糖尿病の集いーいままで,そしてこれからー
CIRCLE リス☆カン フライデー レポート
#54 リス☆カン in 川越 Part 2
CONGRESS
(社)東京臨床糖尿病医会 第168回特別例会
WHITE BOARD
(社)東京臨床糖尿病医会 第169回例会
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●リハビリテーション診療において、運動機能面の評価や介入と同時に、適切な栄養管理を含むトータルマネジメントが必須である。
●本特集では、2020年にアップデートされた「リハビリテーション栄養診療ガイドライン」について、総括委員会メンバーである若林秀隆先生がその概要を説明。そして各病期別に、第一線で活躍する著者陣がその豊富な経験をもとに解説。
●リハビリテーション診療にかかわるすべての職種が、リハビリテーション栄養に関する知識を深める一助となる一冊。
【目次】
リハビリテーション栄養診療ガイドライン2020 updateについて
急性期リハビリテーションと栄養管理
回復期リハビリテーションと栄養管理
生活期リハビリテーションと栄養管理の考え方─摂食嚥下障害の視点も含めて─
脳卒中リハビリテーションと栄養管理
■連載
巻頭カラー 症例でつかむ!摂食嚥下リハビリテーション訓練のコツ
4.脳血管障害に対する息こらえ嚥下法のコツ
ニューカマー リハ科専門医
中嶋宰大
リハスタッフが知っておくべきプレゼン(学会発表・講演)のコツ
8.学会発表・講演:2. Visual Aidの作り方
新型コロナウイルス感染症とリハビリテーション医療
7. COVID-19対応と医療スタッフのメンタルヘルス
リハビリテーションスタッフがかかわるチーム医療最前線
11. チーム医療による臨床,教育,研究─東海大学医学部付属病院
リハビリテーション職種が知っておくべき臨床統計:基礎から最新の話題まで
16. システマティックレビューとメタ解析
リハビリテーションと薬剤
7.リハビリテーションでよく遭遇する症状・症候と薬剤:4食欲低下
心に残ったできごとーリハビリテーション科の現場から
3名の恩師との出会い─神経小児科からリハビリテーション科への道
学会報告
日本転倒予防学会 第8回学術集会
臨床研究
外傷性脳損傷回復期の精神症状に対する薬物療法
CLOSE UP!!
パラリンピックの熱気をつなげて より身近に
・心筋炎は、心臓の筋肉の炎症性疾患と広く定義される。一般にウイルス感染をきっかけとした自己免疫が本態であり、重症心不全をきたし、しばしば致命的であるが、発症頻度は低く、少し特殊な心疾患と認識されてきた。
・昨今、COVID-19急性心筋炎、それに関連した小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)、さらにCOVID-19 mRNAワクチン関連心筋炎といった新たな疾患カテゴリーが次々と提唱され、心筋炎に対する関心は急速に高まった。
・本特集では、現在日本で行われている心筋炎の診断、治療に加え、病態メカニズム、特に病原体感染と免疫の関与に関する最新の知見を紹介し、今後の課題を明らかにする。
■ 心筋炎 ─医療と医学の最前線
・はじめに
・心筋炎・心膜炎の診断と病理
〔key word〕心筋炎、病理診断、リンパ球性心筋炎、好酸球性心筋炎、巨細胞性心筋炎、心膜炎
・ウイルス性心筋炎の病原ウイルス検索手法とその意義
〔key word〕心筋炎、ウイルス、polymerase chain reaction(PCR)、免疫組織化学、in situ hybridization
・心筋炎の薬物治療・非薬物治療
〔key word〕心筋炎、薬物治療、補助循環、免疫抑制療法、免疫調節療法
・慢性心筋炎と拡張型心筋症
〔key word〕慢性心筋炎、拡張型心筋症(DCM)、炎症性心筋症、CD3陽性Tリンパ球、リスク層別化
・心筋炎と免疫応答
〔key word〕心筋炎、免疫応答、T細胞、樹状細胞、ウイルス
・Onco-Cardiologyにおける心筋炎
〔key word〕腫瘍循環器、自己免疫、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、免疫関連有害事象(irAE)
・小児心筋炎とCOVID-19--MIS-C/PIMS
〔key word〕小児心筋炎、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)、ワクチン後心筋炎
・COVID-19ワクチン関連心筋炎
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ワクチン、副反応、心筋炎、臨床像、病理組織
●TOPICS
消化器内科学
・潰瘍性大腸炎の診断に有用な新たな自己抗体マーカー
腎臓内科学
・宇宙旅行時の腎臓の役割ーー“うちゅうじん”の正体
●連載
バイオインフォマティクスの世界
・18.プレシジョン・メディシンII--がんゲノミクスの応用
〔key word〕精密医療、がん変異、プロテオゲノム、腫瘍マイクロバイオーム、人工知能(AI)
人工臓器の最前線
・6.呼吸不全に対する膜型人工肺(VV-ECMO)--withコロナの時代に向けて
〔key word〕ARDS、重症呼吸不全、ECMO、体外式模型人工肺
医療AI技術の現在と未来ーーできること・できそうなこと・できないこと
・はじめに
・1.医療へのレディオミクスAIの貢献
〔key word〕レディオミクス、治療法選択、悪性度予測、予後予測、医療AI
●フォーラム
グローバルヘルスの現場力
・3.グローバルヘルスにおけるジェンダー平等と女性のエンパワーメント
●書評
・書評『免疫学者のパリ心景 新しい「知のエティック」を求めて』
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・NAFLD/NASHの診療ガイドラインは、2014年に日本消化器病学会の編集で協力学会として日本肝臓学会の協力を得て作成された。
・しかしその後、疾患概念、病態、画像診断法、治療方法に関してさまざまな新たな知見が報告されており、このたび改定の運びとなった。
・生命予後に関わる肝線維化、肝硬変の効率的な拾い上げ方法、非ウイルス性肝疾患を基盤とする肝細胞癌が近年増加しており、そのスクリーニングの必要性も唱えられている。
■ NAFLD/NASHの診断と治療 -ガイドラインの改訂点と問題点
・はじめに
・NAFLD/NASHの疫学と今後の予想
〔key word〕非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、有病率、肥満、非肥満、疫学、小児
・NAFLD/NASHとメタボリックシンドローム、心血管イベント
〔key word〕メタボリックシンドローム、心血管イベント、動脈硬化
・NAFLDの非侵襲的肝線維化診断と消化器内科専門医への紹介方法
〔key word〕肝線維化、Fib-4 index、NFS、VCTE、MRE
・NAFLD/NASHの現状の治療方針
〔key word〕非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、減量、運動療法、GLP-1アゴニスト、SGLT2阻害薬
・NAFLD/NASHの新規治療薬とその展望
〔key word〕非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、創薬、臨床試験
・NAFLD/NASHの予後と発癌、そのスクリーニング体制の問題点
〔key word〕肝癌、スクリーニング、予後
●TOPICS
神経精神医学
・COVID-19感染拡大下の自殺予防
内分泌・代謝学
・ACE2機能の新知見ーーACE2発見から20年経って
輸血学
・洗浄血小板「日赤」に続くものーー副作用のない輸血を求めて(第2弾)
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・7.救急医療現場における胃アニサキス症(食歴を尋ねよう)
〔key word〕胃アニサキス症、急性腹症、上部消化管内視鏡検査
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・6.カルニチンの作用および欠乏症ーーカルニチン2分画検査の解釈
〔key word〕カルニチン、脂肪酸代謝、カルニチン2分画検査
●フォーラム
子育て中の学会参加
・3.病理医の視点からーー日本病理学会の取り組みとともに
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・外国人診療を行ううえで最初の障壁になるのは外国語である。医療の専門教育について、どの程度英語を用いるべきかということは、一般教養としての英語教育とはまた異なった課題である。
・JCIのような国際的な病院機能評価システムや、JMIP、JIHのような外国人患者受け入れ体制に対する評価や推奨制度が広がりつつある。これは外国人患者が、より一層安心して医療を受けられるための仕組み作りである。
・本特集では現在、外国人患者受け入れのための体制づくりがどこまで進んでいるかと、医療スタッフの教育を含めた人的リソースの供給体制とを主眼におき、さらにスポーツ医学の観点からも執筆いただく。
■ 外国人診療
・はじめに
・外国人患者の受け入れとインバウンドの現状と体制
〔key word〕インバウンド、外国人患者、認証制度
・国際認証Joint Commission Internationalへの取り組みの価値
〔key word〕エビデンスに基づく病院管理、病院管理ツール、質改善のサイクル
・国際化に求められる体制整備ーー外国人診療における安全性と効率性の両立をめざして
〔key word〕外国人診療における安全性と効率性の両立、多様化する通訳方法とその選択、外国人診療サポート部署
・日本への渡航受診者の受け入れと日本の医療の国際展開
〔key word〕インバウンド、アウトバウンド、Medical Excellence JAPAN(MEJ)
・臨床現場で役立つ医学英語教育
〔key word〕医学英語、医学英語教育、医療面接、医療通訳
・スポーツと医療の国際化
〔key word〕海外渡航、国際競技大会、マスギャザリング、感染症、準備
●TOPICS
遺伝・ゲノム学
・C型肝炎治療後の肝発癌とTLL1遺伝子多型
循環器内科学
・安定冠動脈疾患に対する新たな治療概念: AFIRE研究
麻酔科学
・慢性術後痛を予防するために
●連載
老化研究の進歩
・17.サルコペニアの診断とメカニズム
〔key word〕サルコペニア診断、筋線維タイプ、筋サテライト細胞
再生医療はどこまで進んだか
・9.疾患特異的iPS細胞を用いた骨格系統疾患の病態解明から創薬
〔key word〕骨格系統疾患、分化誘導、病態再現、創薬
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・2.自然免疫が関与する炎症ーー自然炎症と自己炎症性疾患
●フォーラム
病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ー感染症対策と建築1
・今、歯科診療所からーーCOVID-19の発生を受けて
・新型コロナウイルスの抗体検査を用いた松本歯科大学学生・教職員の疫学調査
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
本特集は『部分床義歯の力学を再考するー天然歯を守るインプラント支持の活かし方ー』です.インプラント支持を利用した部分床義歯のニーズは,これからさらに高まると考えられています.そこで,こうした活用法は,現在どのような意義があると考えられており,これからどのように役立てていくのかなど,研究・臨床をもとにしたさまざまな観点から,提案をいただいています.明日からの臨床にお役立てください.
【目次】
特集 部分床義歯の力学を再考するー天然歯を守るインプラント支持の活かし方ー
特別寄稿 歯科施設における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策〜アメリカからの情報と当院の取り組み〜
巻頭TOPIC 「食べる」が繋がる! Connect“Eat”!
TOPIC 中山間地域から始まる歯科医師過剰問題のパラダイムシフト 〈前編〉
天然歯を守る 90
歯内療法を微生物学から再考する 3
明日からできるコンポジットレジン修復 2
IOS時代の歯冠補綴ー最新メタルフリー歯冠補綴の潮流 3
Endodontic Microsurgeryの実際 6
開業医のための顎関節症治療アップデート講座 6・完
矯正を臨床で生かす 3
コーヌスクローネ再考 18
コンポジットレジン修復ー器材・材料の選択基準と有効活用法ー 3
原著論文抄読のススメ〜Dr.HiroのSTUDY HISTORY〜 6
全部床義歯臨床のビブリオグラフィーII 15
【新連載】歯科におけるSpeechを再認識する:「発声・発語・構音」から「Speech」への転換 1
非歯原性歯痛の理解 3
歯科医療における研究・開発・実用化への道筋を探る 2
静かな顔 3
文学を咀嚼する 3
脳科学から不可解な痛みを考える 3
ヨーロッパの生物学的エンドを学ぶ 6・完
経済学的視点から歯科業界を読み解く 27
【Conference & Seminar】
・損傷を受けたDNAは損傷の種類に応じた多様な仕組みにより適切に修復されなければならない。これらの仕組みに異常が生じると、がんや発生異常などのさまざまな疾患の原因となる。
・DNA損傷応答機構の研究の歴史は非常に古く、1960年代の後半には大腸菌においてDNAの組換えに必要な遺伝子が同定されている。その後もさまざまな種類のDNA損傷に対応する修復機構が同定されている。
・今後、DNA損傷応答機構への理解がさらに深まることで、がんや老化をはじめとするDNA不安定症に対する新たな予防・治療薬の開発につながるものと期待できる。
■ 多様な疾患の原因となるDNA損傷応答不全
・はじめに
・がん治療に伴うDNA損傷修復とシグナル伝達ーーDNA二本鎖切断の修復機構から免疫応答まで
〔key word〕DNA二本鎖切断(DSB)、DSBの修復経路選択、非相同末端連結(NHEJ)、相同組換え(HR)、がん免疫チェックポイント
・DNA二重鎖切断修復とゲノム安定性
〔key word〕DNA二重鎖切断(DSB)、非相同末端結合(NHEJ)、相同組換え(HR)
・眠りから覚めたSchlafen 11(SLFN11)--DNA障害型抗がん剤の真の効果予測バイオマーカーとなるか?
〔key word〕SLFN11、Precision medicine、効果予測バイオマーカー、DNA障害型抗がん剤
・ヌクレオチド除去修復の進行に必要とされるヒストン翻訳後修飾酵素の役割
〔key word〕ヌクレオチド除去修復(NER)、ヒストン翻訳後修飾、メチル化、アセチル化
・ファンコニ貧血の原因遺伝子群とクロスリンク修復経路ーー最近の研究展開
〔key word〕ファンコニ貧血(FA)、DNA損傷応答、DNA鎖間架橋(ICL)修復、複製ストレス
・マイクロRNA生合成因子DGCR8は転写と共役したヌクレオチド除去修復を制御するーーDGCR8-mediated UV response pathway
〔key word〕DNA修復、紫外線、マイクロRNA(miRNA)、ヌクレオチド除去修復(NER)
・BRCA遺伝子変異による臓器特異的な発がん
〔key word〕BRCA1/2、相同組換え修復(HRR)、乳がん、卵巣がん、臓器特異性
・DNA損傷応答による細胞老化と加齢性疾患
〔key word〕DNA損傷応答、senescence-associated secretary phenotype(SASP)、細胞老化、加齢性疾患
●TOPICS
社会医学
・生活道路の速度制限で交通弱者が守られる
臨床検査医学
・多発性骨髄腫治療薬「ダラツムマブ」使用時の効果判定検査の注意点
神経内科学
・アルツハイマー病の発症機序におけるTREM2の関与
●連載
再生医療はどこまで進んだか
・13.iPS細胞を用いた角膜疾患に対する再生医療
〔key word〕iPS細胞、角膜上皮幹細胞疲弊症、再生医療
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・6.PathogenicヘルパーT細胞と組織炎症
〔key word〕ヘルパーT(Th)細胞、サイトカイン、組織炎症
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
・生物に学ぶ防汚材料1:ナメクジの粘液分泌に学んだ撥液・難付着材料ーーSelf-Lubricating Gels(SLUG)
〔key word〕ナメクジ、粘液分泌、撥液、難付着性、防汚、自己修復
●フォーラム
天才の精神分析ーー病跡学(パトグラフィ)への誘い
・1.はじめに
・特別寄稿:新型コロナウイルス感染症におけるIgGFc-binding proteinの役割(仮説)
世界で最も豊かな国の最貧困エリアとCOVID-19
・世界で最も豊かな国の最貧困エリアとCOVID-19--米国ニューメキシコ大学病院からの報告
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・日本における死因究明制度の不備が指摘されるようになり、政府として死因究明制度について議論されるようになった。
・千葉大学は法医学教育研究センターを設置するに至り、法病理学、法中毒学、法医画像診断学、臨床法医学、法歯科学、法遺伝学などのさまざまな分野を担う若手研究者が多く所属するようになっている。
・本特集は、主にそうした千葉大学に所属する30〜40代の比較的若手といえる研究者を中心に、日本の法医学の現状や課題を執筆してもらい、次世代における議論を喚起できればと考え編纂したものである。
■ 法医学の新たな展開
・はじめに
・死因究明における法医学の新たな展開ーー諸外国の制度と比較して
〔key word〕死因究明関連2法、調査法解剖、死因究明等推進基本法
・生きた人を診る法医学ーー臨床法医学
〔key word〕臨床法医学、診断書、児童虐待、臨床法医外来、記録
・子どもの死をいかに防ぐかーーチャイルドデスレビュー(CDR)における法医学の役割
〔key word〕チャイルドデスレビュー(CDR)、死亡診断書、死因、法医解剖、法医学
・死後画像も生体の画像もーー法医画像診断学の役割
〔key word〕死後画像診断、臨床法医画像診断、死後CT、死後MRI、児童虐待
・大地震・津波の教訓を生かすーー災害法医学の課題
〔key word〕災害、検視・検案、個人識別、DVI(disaster victim identification)、多数遺体取扱訓練
・法医学における薬物検査のあり方ーー裁判化学講座の復興をめざして
〔key word〕法中毒学、裁判化学、薬物検査、質量分析
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は何を問うたかーー感染症と法医学
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、死因究明制度、感染症疫学、剖検事例レジストリー、公衆衛生学
・死者の情報をいかに社会に還元するかーー異状死体データベース
〔key word〕データベース、異状死、検案、法医解剖、チャイルドデスレビュー(CDR)
●TOPICS
神経精神医学
・ヒューマノイドロボットを用いた自閉スペクトラム症治療の可能性
腎臓内科学
・便秘薬による腎臓病の進行抑制と心血管疾患予防の可能性
細菌学・ウイルス学
・気道上皮組織でインフルエンザ感染を感知する病原体センサーMxAの発見
●連載
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・17.自己免疫疾患発症機構に迫るMHCクラスII分子の新たな機能ーー自己抗体の標的分子としてのミスフォールドタンパク質/HLAクラスII複合体
〔key word〕MHC、HLA、疾患感受性アレル、ミスフォールドタンパク質、Invariant chain分子
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
・13.微視的ヘテロ力学場を用いた治療効果増強幹細胞の培養技術
〔key word〕間葉系幹細胞(MSC)、非一様力学場、非定住培養、細胞内部応力
●フォーラム
天才の精神分析ーー病跡学(パトグラフィ)への誘い
・11.夏目漱石IV--過去への囚われ
●書評
・書評『遺伝/ゲノム看護』(有森直子・溝口満子 編著/井ノ上逸朗 医学監修)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・全身性強皮症(systemic sclerosis:SSc)は、皮膚のみならず内臓諸臓器の線維性変化が特徴の慢性疾患であり、膠原病の中で最も予後不良かつ病因不明の希少難病で、厚労省の指定難病である。
・SScの主な合併症は、間質性肺疾患や肺高血圧症であり、重症度や進行度は患者ごとに大きく異なる。近年、SScの病態理解が進み新規治療法開発が盛んに行われ、症状・合併症に応じた治療薬が多彩となった。
・SScの診療においては、できるだけ早期に診断を行い、合併症の有無やその程度を評価したうえで、症状に応じた治療法を取捨選択し、患者に応じた治療法のカスタマイズが大切となる。本特集では、多彩な診療科領域の執筆陣に、各分野の最新の知見を解説いただいく。
■ 全身性強皮症 ─病態解明と診断・治療UPDATE
・はじめに
・全身性強皮症における自己抗体とその意義
〔key word〕全身性強皮症(SSc)、抗核抗体、蛍光抗体間接法(IIF)、臨床的特徴
・エピジェネティクスから紐解く全身性強皮症の病態
〔key word〕線維芽細胞、SScモデルマウス、ATAC(assay for transposase-accessible chromatin)-seq、樹状細胞
・全身性強皮症の間質性肺疾患ーー病態と治療の最新知見
〔key word〕全身性強皮症(SSc)、間質性肺疾患(ILD)、進行性線維化、分子標的薬
・全身性強皮症に伴う肺高血圧症ーー病態・診断・治療
〔key word〕全身性強皮症に伴う肺動脈性肺高血圧症(SSc-PAH)、潜在的左心疾患に伴う肺高血圧症(occult PVH)、間質性肺炎に伴う肺高血圧症(ILD-PH)、肺静脈閉塞症(PVOD)
・強皮症腎クリーゼーー病態と治療の進歩
〔key word〕強皮症腎クリーゼ(SRC)、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、抗RNAポリメラーゼIII抗体、MPO-ANCA
・全身性強皮症の消化管病変ーー病態と治療戦略
〔key word〕全身性強皮症(SSc)、逆流性食道炎、胃前庭部毛細血管拡張症(GAVE)、下部消化管病変、腸内細菌叢
・皮膚硬化と末梢循環障害に対する新規治療戦略
〔key word〕皮膚硬化、末梢循環障害、新規治療、リツキシマブ、ボツリヌス毒素局所注入療法
●TOPICS
神経内科学
・神経核内封入体病の新規封入体構成タンパク質、ホルネリンの同定
循環器内科学
・心房細動アブレーション:ビッグデータの解析からみる日本の最新状況
●連載
医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識
・16.救急医療の情報分断を解決する医療DX
〔key word〕医療DX、救急医療、医療情報、個人情報保護法
救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ
・6.動物に咬まれた! 犬、猫、ヒト、ハムスターーーよくある咬傷からまれな合併症まで
〔key word〕動物咬傷、アナフィラキシー、アレルギー、人獣共通感染症
●フォーラム
日本型セルフケアへのあゆみ
・20.よくわかるがんゲノム医療3:進行がんのセルフケア
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
■【特集】脱炭素って安易に語るな
地球温暖化に異常気象……。気候変動対策が必要なことは論を俟たない。だが、「脱炭素」という誰からも異論の出にくい美しい理念に振り回され、実現に向けた課題やリスクから目を背けてはいないか。世界が急速に「脱炭素」に舵を切る今、資源小国・日本が持つべき視点ととるべき道を提言する。
文・間瀬貴之、永井雄宇、山本隆三、平野秀樹、大場紀章、フィリス・ヨシダ、編集部
Part 1:政治主導で進む脱炭素 日本に必要な“バランス感覚”
編集部
Part 2:おぼろげな46%減を徹底検証“野心的”計画は実現なるか
間瀬貴之(電力中央研究所社会経済研究所主任研究員)
永井雄宇(電力中央研究所社会経済研究所主任研究員)
Part 3:高まる国家のリスク それでも再エネ“大幅増”を選ぶのか
山本隆三(常葉大学名誉教授)
Part 4:その事業者は一体誰?“ソーラーバブル”に沸く日本
平野秀樹(姫路大学特任教授)
Part 5:「バスに乗り遅れるな」は禁物 再び石油危機が起こる日
大場紀章(ポスト石油戦略研究所代表)
Part 6:再エネ増でも原発は必要 米国から日本へ4つの提言
フィリス・ヨシダ(大西洋協議会国際エネルギーセンター上席特別研究員)
Part 7:進まぬ原発再稼働 このままでは原子力の“火”が消える
編集部
■WEDGE_SPECIAL_OPINION
・台湾有事は日本有事
もはや他人事ではいられない
Part 1:いつか必ず訪れる台湾海峡危機 日本は覚悟と備えを持て
武居智久(日本戦略研究フォーラム顧問)
Part 2:高まる軍事的脅威「政治の不作為」断つ処方箋とは
勝股秀通(日本大学危機管理学部教授)
Part 3:法の限界は明らか 「国民保護」に本気で取り組め
中林啓修(国士舘大学防災・救急救助総合研究所准教授)
■WEDGE_OPINION 1
・人権と経済で揺れ動く独 メルケル後の対中政策の行方は
板橋拓己(成蹊大学法学部政治学科教授)
■WEDGE_OPINION 2
・【対談】ウィズコロナへの転換期 今こそ検証すべき「法」と「体制」
堀 成美(感染症対策コンサルタント)
吉峯耕平(弁護士)
■WEDGE_REPORT 1
・強権中国の抱える脆弱性 地方で露呈する統治の「壁」
磯部 靖(慶應義塾大学法学部教授)
■WEDGE_REPORT 2
・「察する」から「伝える」へ 言語技術で日本人の存在感を高めよ
編集部
■POINT_OF_VIEW
・手腕問われる岸田新政権 内外に抱える「分配」の課題
滝田洋一(日本経済新聞社編集委員・テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』解説キャスター)
■連載
・ONCE UPON A TIME:拝(生津勝隆)
・インテリジェンス・マインド:イラン核開発にあらがうイスラエルの深き執念(小谷 賢)
・社会の「困った」に寄り添う行動経済学: 若者の投票率向上で困った(佐々木周作)
・知られざる高専の世界:高専ホワイトハッカー チームを育んだ“遊び場”(木更津工業高等専門学校)(堀川晃菜)
・時代をひらく新刊ガイド:『海獣学者、クジラを解剖する。』 田島木綿子(稲泉 連)
・新しい原点回帰:「地域で頼りにされる存在」へ 逗子の老舗タクシー会社(磯山友幸)
・MANGAの道は世界に通ず: やり抜く力を育む『かくかくしかじか』(保手濱彰人)
・CHANGE CHINA 〜中国を変える“中国人”〜:「北京対香港」を乗り越え連帯を訴える不屈の左派論客 區 龍宇(梶谷 懐)
・1918-20XX 歴史は繰り返す:単なる「失敗」ではない 理想を示し規範を作った国際連盟(篠原初枝)
・イノベーションを阻む“法律たち”:キャッシュレス化を加速させる給与のデジタル支払い(宗像 雄)
・さらばリーマン:奥多摩でのカヌー教室 24年続けるシンプルライフ 後藤めぐみさん(カヌースクールグラビティ代表)(溝口 敦)
・近現代史ブックレビュー:『橋川文三 野戦攻城の思想』 宮嶋繁明(筒井清忠)
●各駅短歌 (穂村 弘)
●一冊一会
●世界の記述
●拝啓オヤジ (相米周二)
●読者から/ウェッジから