一週間で一番たいせつな日、それは日曜日。だのに、仕事の疲れを持ち越してしまったり、掃除や洗濯に追われたりで、せっかくの休日を無駄にしていませんか。そんなあなたに、日曜日をゆったりと、とびきり贅沢にすごす方法をお教えします!室内履きやドールハウスの作り方、お茶の楽しみなど、日曜日にしたいことを集めた表題作と、日曜日の心の旅ガイド『ロンドンのしあわせ』に、文庫版のみのおまけ付き。
スケボーが夜中にひとりでにうごいている…。生きているのか?それとも、何かののろいか?名探偵モンスターパパ、ふたたびとうじょう。小学校低学年から。
モンスタームスコたちがかっていたカブト虫とクワガタがしんでいる。いったいどうして?「これは殺人事件だ。カブト虫もクワガタもころされたんだ」さあ、名探偵モンスターパパの出番だ!めい推理が冴え渡る。
ゴルフ、マージャン、酒。会社に於ける人脈づくりと情報集めの手段を全部捨てたら何が起こる!?。一流企業中枢にあって、広報マンとキリスト教伝道の二足のわらじを履き続けた男。その25年にわたる諧謔と感動の人生記録。人の目は上へ上へと向かうが、神の視線は下へ下へと下りてくる。人は何とかして上にのしあがろうとするが、神は一番低いところに潜り込もうとするーシニカルでしかも、温かい愛に満ちた新企業論でもある。
若い男女のちゃらちゃらした表札に鼻白み、流行のヘアスタイルに戸惑い、母に似てきた自分を顧みる。『もう29歳、まだ29歳』で圧倒的な人気を博した著者のその後の日常は-。小さなメリハリに富んだ、ひとり暮らしの気ままとゆれる想いをおとぼけ混じりに描いて、思わずほくそ笑む好エッセイ。
真田哲彦はK化成工業の総務部長。若いころ熱中していた競馬熱がまた再燃した。というのも、同じ社のOL沢野好子と車中であったのがきっかけで、日曜ごとの競馬場でのデートがはじまったからだ。競馬の帰りには、好子にねだられるままブランド品を買い与え、ホテルへ直行。セックスは奔放きわまりない。これが、楽しくないはずはない。でも、競馬は常勝というわけにはいかず…。
主人公は17歳のアレックス。ボローニャに住み、同世代の友人たちとロックにのめり込み、初めて真剣な恋をする。彼女の名はアイーディ。あと半年足らずでアメリカに留学してしまう。深まってゆくふたりの関係は、同時に別れの時を目前にして足踏みする-大人たちの欺瞞への反発、社会規範への抵抗。イタリアで旋風を巻き起こした若手作家のデヴュー作。
大江健三郎から吉本ばななまで、名著・話題作に迫った“文学を気軽に聴く”エッセー。10作品の一番面白い部分をディスクジョッキー風に紹介。
ブーヘンヴァルト収容所の日曜日ーそれは恩寵ともいうべき、特別な日だった。日曜日だけは、午後の点呼が終わったあと仲間たちと文学や哲学を語り、詩を朗誦することができ、ブーヘンヴァルトの雪も美しく見えた。著者のセンプルンは、スペインの元文化大臣。パリに亡命していた十七歳のとき、ナチスドイツへのレジスタンスに参加。十九歳だった一九四三年にゲシュタポに捕えられ、ワイマール近郊のブーヘンヴァルト収容所に二年間拘禁された。同収容所には、ロシア兵はじめ外国人や政治犯が多く収容されていた。そこでの「死の記憶との闘い」から生まれたのが、本書である。フェミナ・ヴァカレスコ賞受賞。
愛としあわせのひとつぶをどうぞ、バレンタイン・チョコレートブック。
住宅を手がけて30年の建築家だから言える、間取りから家相まで、自分らしく心地よい住まいにするためのノウハウあれこれ。生き方が住まいを決める。