75年に発表された、NSPの5thアルバム。当時の流行語で言えば“等身大”の世界を叙情たっぷりに歌っている。飾り気のなさが彼らの魅力であり、同時に物足りなさでもある。とはいえ雰囲気を変えることもなく、自分たちのサウンドを守り続けたグループだった。
1993年に「このまま君だけを奪い去りたい」でデビューしたDEENの、12周年記念特別ベスト。ファン投票で選ばれた楽曲をすべて新録音した豪華盤で、「素顔で笑っていたい」以来10年ぶりとなる織田哲郎書き下ろし曲やカヴァー曲なども収録。
日本アニメーション社制作のTVアニメ関連楽曲を完全収録するシリーズ。第4集となる今作には、『若葉のシャルロット』などのファミリー・アニメとギャグ・アニメの新鮮な音源が満載だ。
最高の音で楽しむために!
2003年にメジャー・デビューしたレミオロメンのサード・シングル。タイトル曲は結婚した友人へプレゼントした書き下ろしでもある。未来に向かう力強いメッセージを、シンプルなサウンド・アレンジの中で響かせる。その友人、幸せ者だな。
(8)でバリトン・ギターを用いるなど、サウンドの幅が広がった3作目。旋律がフォーキーな(1)はストリート感覚が魅力。透明感のある音色が美しい(2)や一音一音を慈しむように弾く(7)は極めて映像的な仕上がり。(4)では原曲の各パートを尊重しながら多彩なテクニックを繰り出す。
寒くなってくると聴きたくなるのがシャンソン。本盤にも「暗い日曜日」や「かもめ」で有名なシャンソン歌手の名唱が集まっている。聴きたくなってきちゃったなぁ〜アダモの「雪が降る」。
ジャズの枠を超えたレパートリーがヴァイオリンの音色に溶け合う。親しみやすいメロディにどこかノスタルジックな響きが重なる。寺井はこの作品によって、これまで以上に自分のスタイルと方向性を磐石なものにした。多くのひとにアピールできる快作。