最高の音で楽しむために!
まずは音楽性の幅広さに驚いた。フォークから始まってスカにゴスペル、果てはフレンチ・ポップス(!?)までを果敢に披露。セカンド・アルバムにしてこの冒険心、かつ気負いのなさは圧巻だ。個人的には(6)(7)の流れが、ちょっと悲しげだがとてもよかった。
ヴィジュアル・イメージからはまるでフリッパーズの再来かと思いきや、サウンドはクリアな60'sビートが展開。上品かつアヴァンギャルドなバンド・カラーは稀有。繊細なヴォーカルと歌詞が印象的だが、さらにその強さを感じさせるようになったら満点だろう。